「野菜と豚肉のレンジ蒸し」大人ごはん&幼児食 電子レンジで取り分けレシピ
時間のないときでもラクに作れて、幅広くアレンジできる電子レンジレシピ。調理の手間がグンと省けて、献立のバリエも広がります。
電子レンジは少量の水分で短時間で加熱できるので、栄養素をあまり損なわずに調理できます。
そんな電子レンジの特徴を生かして、大人用から途中で取り分けて、簡単に子ども分が作れるレシピのなかから、今回は「野菜と豚肉のレンジ蒸し」をご紹介します。
※参考:「最新!幼児食 新百科」 第6章 賢く手間なしフリージング&電子レンジレシピ 電子レンジで取り分けレシピ #1
取り分けレシピ注意点
レシピは、1歳代の離乳食が終わった子どもでも食べられるように工夫したものです。
2歳代以降は切り方や加熱時間、量を子どもの様子を見ながら調整しましょう。
子ども分を取り分けるときは、かみづらい食材は小さく切ったり、やわらかく加熱して。
幼児期は大人と同じ調理法では、咀嚼(そしゃく)や味覚の観点から無理があります。大人用より味つけは薄味で辛みなどは除いて、アレンジを。
野菜と豚肉のレンジ蒸し
切って並べてチンするだけ!でメインディッシュが出来上がり。
●大人1人分:174kcal
●このメニューで取れる栄養素:タンパク質・ビタミン類
【材料】(大人2人+子ども1人分)
豚ロース薄切り肉・・・5枚(100g)
キャベツ・・・2枚(100g)
にんじん・・・1/3本(50g)
パプリカ・・・1/2個(100g)
玉ねぎ・・・1/2個(75g)
塩・酒各少々 ポン酢しょうゆ・ごまだれ各適宜
【大人用メニュー:作り方】
(1) キャベツは食べやすい大きさに切り、にんじんは薄切り、玉ねぎと赤パプリカは1cm幅に切る。
(2) 耐熱容器に(1)を並べ、その上に豚ロース薄切り肉をかぶせるように置き、塩、酒をふる。
ふんわりとラップをかけて、600Wの電子レンジで約5分加熱し、器に盛る。
(3) ポン酢しょうゆとごまだれを添える。
【子ども用メニュー・アレンジレシピ1】コロコロ野菜丼
取り分けた具をごはんに混ぜるだけ。
●子ども1人分:127kcal
●このメニューで取れる栄養素:炭水化物・タンパク質・ビタミン類
【材料】(子ども1人分)
●大人用の作り方(2)から取り分けるものA
キャベツ(食べやすい大きさに切ったもの)・・・1/8枚分
にんじん(薄切り)・・・2切れ
玉ねぎ・赤パプリカ(1cm幅に切ったもの)・・・各2個
豚ロース薄切り肉・・・1/3枚分
●加えるもの
ごはん・・・60g
【作り方】
(1) Aのキャベツ、にんじん、玉ねぎ、赤パプリカは1cmサイズに切る。
豚ロース薄切り肉は、粗みじん切りにする。
(2) ごはんと(1)を混ぜる。
【子ども用メニュー・アレンジレシピ2】野菜と豚肉のレンジ蒸し
大人用を小さく切れば完成!
●大人1人分:40kcal
●このメニューで取れる栄養素:タンパク質・ビタミン類
【材料】(子ども1人分)
●大人用の作り方(2)から取り分けるものA
キャベツ(食べやすい大きさに切ったもの)・・・1/6枚分
にんじん(薄切り)・・・2切れ
玉ねぎ・赤パプリカ(1cm幅に切ったもの)・・・各3個
豚ロース薄切り肉・・・1/2枚分
●加えるもの
オレンジのしぼり汁・・・大さじ1
【作り方】
(1) Aのキャベツ、玉ねぎは細切りにする。赤パプリカは細切りにする。にんじんと豚ロース薄切り肉は2cm長さの短冊切りにする。
(2) オレンジのしぼり汁にしょうゆを加え、子ども用ポン酢を作る。
(3) 器に(1)を盛り、子ども用ポン酢を添える。
●このレシピは、子ども分を途中で取り分けることを前提に、分量を設定しています。
●電子レンジの加熱時間は、レシピに記載しているワット数での目安です。それ以外のワット数の場合の加熱時間は、メーカーにお問い合わせください。
●電子レンジで液体を加熱するとき、沸点に達していても沸騰しない場合がごくまれにあります。この状態の液体がちょっとした刺激で急激に沸騰を起こし、液体が激しく飛び散ることがあります。(=突沸現象)。やけどの原因になりますので、ご注意ください。
●電子レンジを使う際は、広口の耐熱容器に入れて水分を加え、ふんわりとラップをかけて加熱することを前提としています。
●レシピ内で使用している食材(主に加工食品)によっては、微量にアレルギーを引き起こす原材料が入っている場合があります。十分にご注意ください。
●食べられる食材・量には個人差があります。子どもの発達に合わせて、幼児食を進めましょう。
●初めての食材を与えるときは食物アレルギーに注意をして、ほかの食材とは混ぜずに単品でごく少量ずつ与えるのが基本です。
●本記事で記載している内容は、2019年4月現在の情報です。
■監修・調理/赤堀博美先生(赤堀料理学園院長・管理栄養士)
■撮影/中川朋和(ミノワスタジオ)
▼参照:『最新!幼児食 新百科』