「鮭と野菜のけんちん蒸し」大人ごはん&幼児食 電子レンジで取り分けレシピ
時間のないときでもラクに作れて、幅広くアレンジできる電子レンジレシピ。調理の手間がグンと省けて、献立のバリエも広がります。
電子レンジは少量の水分で短時間で加熱できるので、栄養素をあまり損なわずに調理できます。
そんな電子レンジの特徴を生かして、大人用から途中で取り分けて、簡単に子ども分が作れるレシピ、今回は「鮭と野菜のけんちん蒸し」をご紹介します。
※参考:「最新!幼児食 新百科」 第6章 賢く手間なしフリージング&電子レンジレシピ 電子レンジで取り分けレシピ #8
取り分けレシピ注意点
レシピは、1歳代の離乳食が終わった子どもでも食べられるように工夫したものです。
2歳代以降は切り方や加熱時間、量を子どもの様子を見ながら調整しましょう。
子ども分を取り分けるときは、かみづらい食材は小さく切ったり、やわらかく加熱して。
幼児期は大人と同じ調理法では、咀嚼(そしゃく)や味覚の観点から無理があります。大人用より味つけは薄味で辛みなどは除いて、アレンジを。
鮭と野菜のけんちん蒸し
鮭にポケットのように切れ目を入れて具をギュッと詰めたアイデア料理
●このメニューで取れる栄養素:タンパク質・ビタミン類
●乳製品、卵、小麦粉などが含まれる料理です。つけ合わせのアレルギー表示は除きます。
【材料】(大人2人+子ども1人分)
生鮭(切り身)・・・3切れ
絹ごし豆腐・・・1/2丁(150g)
しめじ・・・1/3パック(30g)
にんじん・・・1/5本(30g)
玉ねぎ・・・約1/4個(40g)
溶き卵・・・1個分
昆布(10×10cm)・・・1枚
青ねぎ・・・2本
塩・酒各少々 ポン酢しょうゆ適宜
【大人用メニュー:作り方】
(1)生鮭は厚みに包丁を入れてポケット状にし、塩をふって約5分おく。
(2)絹ごし豆腐はフォークで崩す。しめじは小房に分け、にんじんは細切りにし、玉ねぎは薄切りにする。
(3)ボウルに(2)を入れて、溶き卵を加えて混ぜて合わせて(1)の中に詰める。
(4)昆布を敷いた耐熱容器に(3)をのせて酒をふり、ふんわりとラップをかけて600Wの電子レンジで約6~7分中まで火が通るように加熱する。
(5)器に(4)を盛り、小口切りにした青ねぎをのせ、ポン酢しょうゆをかける。
【子ども用メニュー・アレンジレシピ1】鮭入りけんちんうどん
うどんを加えて、一皿で栄養たっぷり
●このメニューで取れる栄養素:炭水化物・タンパク質・ビタミン類
●乳製品、卵、小麦粉などが含まれる料理です。つけ合わせのアレルギー表示は除きます。
【材料】(子ども1人分)
●取り分けるもの
A[大人用の作り方(4)から、1/10量]
B[大人用の作り方(5)から、青ねぎ(小口切り)・・・少々]
●加えるもの
うどん(ゆでたもの)・・・1/5玉 だし汁1/2カップ
【作り方】
(1)Aは鮭の骨と皮を取り除いて、粗くほぐす。しめじ、にんじん、玉ねぎは細かく切る。うどんは3〜5cm長さに切る。
(2)耐熱容器に(1)とだし汁を入れてふんわりとラップをかけ、600Wの電子レンジで約1分加熱する。器に盛り、Bをのせる。
【子ども用メニュー・アレンジレシピ2】鮭のけんちんあんかけ
あんかけでパサつきがちな鮭も食べやすく
●このメニューで取れる栄養素:タンパク質・ビタミン類
●乳製品、卵、小麦粉などが含まれる料理です。つけ合わせのアレルギー表示は除きます。
【材料】(子ども1人分)
●取り分けるもの
A[大人用の作り方(4)から、1/10量]
B[大人用の作り方(5)から、青ねぎ(小口切り)・・・少々]
●加えるもの
だし汁大さじ1 しょうゆ少々 水
溶き片栗粉小さじ1
【作り方】
(1)Aは鮭の骨と皮を取り除いて、粗くほぐす。しめじ、にんじん、玉ねぎは細かく切る。
(2)耐熱容器にだし汁としょうゆ、水溶き片栗粉を入れてふんわりとラップをかけ、600Wの電子レンジで約1分加熱する。
(3)器に(1)を盛り、(2)をかけて、Bをのせる。
■監修・調理/赤堀博美先生(赤堀料理学園院長・管理栄養士)
■撮影/中川朋和(ミノワスタジオ)
●このレシピは、子ども分を途中で取り分けることを前提に、分量を設定しています。
●電子レンジの加熱時間は、レシピに記載しているワット数での目安です。それ以外のワット数の場合の加熱時間は、メーカーにお問い合わせください。
●電子レンジで液体を加熱するとき、沸点に達していても沸騰しない場合がごくまれにあります。この状態の液体がちょっとした刺激で急激に沸騰を起こし、液体が激しく飛び散ることがあります。(=突沸現象)。やけどの原因になりますので、ご注意ください。
●電子レンジを使う際は、広口の耐熱容器に入れて水分を加え、ふんわりとラップをかけて加熱することを前提としています。
●レシピ内で使用している食材(主に加工食品)によっては、微量にアレルギーを引き起こす原材料が入っている場合があります。十分にご注意ください。
●食べられる食材・量には個人差があります。子どもの発達に合わせて、幼児食を進めましょう。
●初めての食材を与えるときは食物アレルギーに注意をして、ほかの食材とは混ぜずに単品でごく少量ずつ与えるのが基本です。
●本記事で記載している内容は、2019年4月現在の情報です。
▼参照:『最新!幼児食 新百科』