園児がひらがなに興味を持ったらどう伸ばす?親の関わり方
年少さんをはじめこの頃の年代は好奇心旺盛で、学んだことをどんどん吸収していく時期です。ひらがなにも興味を持ち始めるので、ひらがなに触れるきっかけを作ってあげてはいかがでしょうか。ひらがなに興味を持たない子も、1文字読めると、2文字、3文字と読めるひらがながどんどん増えていきます。
“年少さんになってもひらがなを覚えない!”そんなときは!?
年少さんになると、ひらがなの読み書きに個人差が出始めます。なかには「うちの子、まだひらがなが読めなくて…」と悩んでいるママたちも。そんなママたちの声を紹介します。
●うちの娘は、数字は60まで読めますが、ひらがなは自分の下の名前だけ読める程度。幼稚園は教えない方針らしいので、家で教えないといけないので困っています。(3歳6カ月の子のママ)
●うちの子は、短い文章の中から、自分の名前の文字を見つけることはできます。しかし音で覚えていないのか!? はみがきの「は」と、はなこの「は」は同じ読み方ということがわからないようです。また「“は”から始まる言葉って何があるかな?」と聞いても、質問の意味がピンと来ないようです。字と音が一致すれば、お友だちの名前なども読めるようになると思うのですが…。どのように教えればいいのかわからなくて。(3歳9カ月の子のママ)
●うちの子が通う、幼稚園では年少クラスでも、毎朝、机に向かってお勉強するのですが、先生に「数字やひらがななどについていけない。興味も持たないし、理解ができていない」と指摘されました。どうしたらいいのか悩んでいます。(4歳の子のママ)
こうした悩みに共感するママやパパは、意外と多いのではないでしょうか。しかし過度な心配はしないで大丈夫です。年少さんは“きっかけ”さえあれば、どんどんひらがなを覚えます。
とくに年少さんの場合は、楽しい遊びがひらがなを覚えるきっかけになるので、家庭では楽しくひらがなに触れる機会を作ってみてください。
ひらがなは教え込むはNG! 楽しく覚えるのがカギ
ひらがなを教えるとき大切なのは、ママやパパが先生役になって教え込まないこと。また“あいうえお”から50音順に教えないことです。年少さんが、楽しくひらがなを覚えるには、たとえば、ひらがなのおもちゃなどを使うのもおすすめです。お子さまが楽しく遊びながらひらがなにふれられるひらがなパソコンもいいでしょう。ひらがなパソコンの工夫を2つ紹介します。
Point1 ひらがなが読めなくても、楽しめるしかけがある
「ありのあは、どこかな?」などひらがなクイズができたり、カードを見ながら同じひらがなを探してボタンを押すなど、ひらがながまだ読めない子でも、興味を示す工夫がされています。
Point2 親がつきっきりで教えなくても、楽しく遊べる
ママやパパがつきっきりで見てあげなくても、音声でナビゲートしてくれるなど、子どもだけでも簡単に使えるタイプを選びましょう。自分で使いこなせると、ママやパパが家事をしている間などにパソコンで遊ぶ習慣が付き、ひらがなに触れる時間がどんどん増えますよ。
ひらがなをはじめとした学びには継続が必要。子どもが“もっと覚えたい!”と思うには、楽しく学べる工夫が必要です。年少さんのとき、楽しくひらがなを学んだ経験は、きっとその後の学習意欲にもつながります。(文・麻生珠恵)
取材協力/こどもちゃれんじ
*文中のコメントは口コミサイト「ウイメンズパーク」の投稿からの抜粋です。