脱・老け顔!「口もと美人」になれる毎日の習慣
テレビや雑誌で見るアナウンサーやモデルのきれいな口もと。憧れますよね。でも、それって歯をホワイトニングしたり、フェイシャルエステをしているからじゃない?と思いがちですが、「お金をかけなくても毎日の習慣でも大きく差が出ます」と語るのは、口もと美容スペシャリスト、恵比寿「ホワイトホワイト」院長の石井さとこ先生。女優、モデル、アナウンサーから絶大な信頼を得ている先生から自宅でもできる「美しい口もと」づくりの方法を教えていただきます!
まずは「老け顔」チェック。自撮りで確認してみよう
石井先生によると、顔の若々しさや美しさの要素は「口もとに9割」隠されているそう。ファーストフードが当たり前になり、スマホでのコミュニケーションが普通になり、人間は口を動かしたり会話をする機会がとても減っています。すると顔まわりの筋肉が衰えたり、あごのたるみが進み「老け顔」になりやすいのだとか。
まず、目もとを自分の手で隠して口もとだけで自撮りしてみて。いつも鏡で見ている自分の顔の印象より顔が老けて見えたら危険信号。たるみ・ゆるみはまずは口もとに現れるそうです。
たるみが気になったら 1分以内でできるエクササイズ! 下唇ふーエクササイズ
あごや首まわりのたるみが気になったら、簡単にできるエクササイズから! まずは背筋を伸ばして、胸を張って顔をゆっくりと上に向けます。無理に真上を見なくてもOK。そのあと、深呼吸をして下唇を上に向かって引き上げ5秒ゆっくり数えながら息を吐きます。これを3回繰り返します。首まわりがきゅっと刺激されませんか? これを続けるだけでも二重あごや、下あごのたるみの改善につながるそうです。
1日4回の歯みがきが理想。それぞれ目的を持って磨く
ところで、皆さんは1日何回歯みがきをしていますか? 石井先生によると1日4回の歯みがきがおすすめだそう。ここでちょっと驚く話を……。就寝中は、口のだ液は50%に減り、便10g分の雑菌と同じ菌が口のなかにあるのだとか!この菌をそのまま身体のなかに入れないように起きてすぐ歯みがきをします。朝食のあとと、昼食のあとは普通の歯みがき、そして夜は歯ブラシだけでなくデンタルフロスや歯間ブラシを使ってその日の汚れを時間をかけてすべて落とすのが理想。
肌と同じように口のなかにもゴールデンタイムがあり、寝始めから約3時間位は口の中の再生が行われますが、同時に口中もだ液が減るので、寝る前に口内環境をきれいに整えておくのがよいそうです。こうした歯みがき習慣が口臭予防や歯の美しさにつながります。
リップメイクにひとワザ加えるだけでも小顔&若返り効果が
エイジングのサインは唇にも現れます。唇の色がくすんでくるのがまずはそのサイン。また、上唇の2つの山「キューピットボウ」と呼ばれる輪郭部分があいまいになるのも、顔が間延びした印象に。これもいつものメイクにひと手間足すだけで変わるのです。まずリップクリームで唇を保湿します。次にリップライナーで上唇の山を描きますが、その時に少しだけオーバー気味に描くのがコツ! 下唇も少しオーバーにラインを描き、最後にグロスで仕上げるとキュッと引き締まるはず。この時、「鼻の下から唇までの長さ」と「唇の縦幅」の比率を1:2にするのが美人バランスだそうです。
体操、歯みがき、メイクなどちょっとしたことを習慣づけるだけでも口もとの印象が変わるなら今日からでも取り入れられますね! 現在好評発売中の石井先生の著書「美しい口もと」(ワニブックス刊)には、このほかにも毎日取り入れらそうなトレーニングや食べ方のコツなどが網羅されています。気になったらぜひチェックを!
石井さとこ先生プロフィール
歯科医師/口もと美容スペシャリスト 「ホワイトホワイト」院長
ミス・ユニバース・ジャパン ナショナルディレクターからの要請で、オフィシャルサプライヤーとして歯をプロデュース。モデルや女優から絶大な支持を得ている。アルゴンレーザーによる、歯のホワイトニングを日本で広めた第一人者。
