SHOP

内祝い

  1. トップ
  2. 赤ちゃん・育児
  3. 赤ちゃんのお世話
  4. 授乳
  5. フリーアナ・吉田明世が鬼嫁に?! 夫婦の危機を語る

フリーアナ・吉田明世が鬼嫁に?! 夫婦の危機を語る

更新

産後、夫婦関係が変化したと感じるママ・パパも少なくないのでは? フリーアナウンサー吉田明世さんも、産後夫婦関係がギクシャクしてしまったんだそう。TBSのアナウンサーとして活躍していた吉田明世さん。2018年5月に第1子を出産し、産休・育休期間中に保育士資格を取得。19年にフリーになり現在はさまざまなテレビ番組や雑誌に出演中の働くママです。そんな吉田明世さんに育児や仕事に、時につまずきながらも奮闘する様子を自らの言葉でエッセイとして語ってもらいます。子育てエッセイ3回目は「産後、鬼嫁に?! 夫婦の危機を語る」です。

関連:フリーアナウンサー吉田明世  新生児のお世話がうまくいかず、実母に逆ギレ!?

変わった自覚はなかったのに…。母になって、いつも夫にプンプン(怒)

子どもが生まれて変わったことの一つに、夫婦関係があげられます。女性は「母になると変わる」なんて言われていますが、まさに私もその一人といえるでしょう。
洗濯も洗い物もトイレ掃除もおふろ掃除も、「いいよいいよ!私がやるからゆっくりしてなよ〜!(にっこり)」なんて言っていたのは、遠い昔。子どもが生まれてからはというと、「ちょっとくらい家のこと手伝ってよ!」「なんで私ばかりやらなきゃならないの!」と、なんだかいつもプンプンしています。そりゃあ夫としても「えっえっ?前はそんな感じの人じゃなかったのに!これまでの君はどこにいったの?一体何があったの??」と驚くのは無理もありません。
もちろん、自分では変わっている自覚はないのだから、罪深い。ある日夫が、「明世は、娘の首がすわったころから僕に冷たくなったよね」とぼそっとつぶやいているのを聞いて、ようやく自覚症状が出てきたのです。

20時就寝の生活を強制。なかなかの鬼嫁っぷり?!

なるほど確かに振り返ってみれば、なかなかの鬼嫁っぷりでした。
たとえば…出産後、娘がベッドから落ちたら大変!という理由で、リビングに布団を引き、ほぼそこで生活をする毎日を送っていました。20時には消灯・就寝するため、仕事柄、不規則な時間で生活をしている夫が、20時以降に家に帰ると、当然家の中は真っ暗。夫は、少しでも物音を立てると、夜行性動物のように暗闇の中キランと光る私の鋭い視線におびえながら、ひっそりと電子レンジでごはんを温めて、ベッドルームで食事をするという生活を余儀なくされていました。
また、2018年6~7月のサッカーW杯のとき娘は1~2カ月だったのですが、どんなに日本中が盛り上がろうとも、どんなにいい試合が繰り広げられようとも、20時の就寝は絶対。サッカーをどうしても見たい夫は(これが通常ですよね)暗闇の中、娘と私が熟睡する横で、ミュートモードで観戦することを余儀なくされていました。翌朝聞いたら、わが家だけ異常な静けさを保っており、日本代表がゴールを決めた時は、マンション全体から歓声が上がり、部屋が少し揺れたのを感じるほどだったそうです。笑

夫婦関係がギクシャク…。 でも小さなスキンシップで改善のきざしが

今となってはなんであんなに神経質になってしまっていたのだろうと、反省することばかり。「産後のホルモンがそうさせたんだ!」と言ってしまえばそれまでですが、自分でもどうしようもないくらい、夫に優しくできず、夫もそんな私にげんなりしている様子で、娘とは笑顔で話すものの、夫婦で大笑いする機会がぐんと減ってしまい、なんだかギクシャクとした毎日を送ってしまっていました。
しかし、このままではいけない、自分が変わらなければ!と、自覚し、夫婦関係を改善すべく一念発起。そこで実践したのは、"積極的にスキンシップを取ろう!作戦"です。
たとえば、けんかしていてもしていなくても、出かける前は必ずお見送りし、3秒間ビッグハグする!とか、お出かけする時は腕を組んでみる!とか、同じタイミングで眠れる時は手をつないで寝てみる!とか。なんてことないけれども、小さなスキンシップを積み重ねてみたのです。もはや恥ずかしい気持ちすら生まれるのですが、これが意外とよかったのです。やはり、人間は人肌を感じると安心するものなのでしょうか。自分でも変化に気づくほど、私も夫も心が穏やかになり、笑顔で一緒にいる時間が増えただけではなく、もともと優しい夫ではありますが、なんだかさらに優しくしてくれるようになったなと感じました。私自身も、気持ちにも変化があらわれ、心にゆとりと余裕を持って過ごせるようになりました。

夫婦円満には努力が必須。 年老いても仲のいい夫婦を夢見て…

(写真は「4回目の結婚記念日に夫からお手紙をもらった時のもの」とのこ)

おじいちゃんおばあちゃんになっても、ずっと手をつないでいられるような夫婦でいたい。という未来をずっと夢見ていましたが、それは簡単なことではないのかもしれません。二人ともが何にも我慢せず、一緒にいて毎日楽しくて、イライラすることなんて何ひとつない、というのがいちばんですし、もしそんな方々がいたらそれこそ運命の相手だと思いますが、これまで生まれも育ちも全然違う二人の人間が一つ屋根の下で暮らすわけですから、衝突することもあるはずです。夫婦円満は、勝手になるのではなく、お互いの努力によってかなうものであると。そして、相手を思いやって行動すれば、また相手も思いやって行動してくれる…優しさというのは、連鎖するものであると。
夫婦円満は努力で築き上げるものだと、結婚して4年、まだまだ未熟ではありますが、そんなことを思いながら夫に感謝する毎日を過ごしております。
とは言っても、最近も突然鬼嫁に豹変しちゃうこともある私。反省することばかりです。もし、同じように産後の夫婦関係に悩んでいる方がいたら、まずはビッグハグ!してみてくださいね。

関連:1児の母・吉田明世さん なかなか授からなかった妊活中は夫の言葉が心の救いに

産後はパパにイライラしてしまうママは多いもの。吉田明世さんの鬼嫁っぷりに「わかる!」とうなずけるママも少なくないのでは? 産後パパとギクシャクしてしまったら、「小さなスキンシップ」の積み重ねや、お互いを思 いやる「やさしさの連鎖」で、円満は夫婦関係を築けるといいですね。(構成/ひよこクラブ編集部)

Profile
吉田明世(よしだあきよ)
1988年生まれ。2018年5月に女の子を出産。TBSのアナウンサーを経て、19年にフリーとなり、現在はTOKYO FM『THE TRAD』、Amazonプライムビデオ『プロ野球そこそこ昔ばなし』にレギュラー出演中。

赤ちゃん・育児の人気記事ランキング
関連記事
赤ちゃん・育児の人気テーマ
新着記事
ABJマーク 11091000

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第11091000号)です。 ABJマークの詳細、ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら→ https://aebs.or.jp/

本サイトに掲載されている記事・写真・イラスト等のコンテンツの無断転載を禁じます。