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冬の大掃除から春&初夏の「スプリング・クリーニング」へ!花粉対策も【時短スッキリ術】

Rawf8/gettyimages

時短スッキリ術の連載1回目「年末大掃除はもう古い?年末は“大片付け”をするべし!」の記事のなかで、“冬は大掃除には向いていない”と教えてくれた生活コラムニストのももせいづみさん。だんだんと気温が上がってくる今の時期こそ、大掃除がしやすい季節なのだそう。そこで今回は、春の大掃除はどこを・どのように手をつければスムーズに掃除が進むのか、くわしく教えてもらいました!

教えてくれたのは……
生活コラムニスト/ももせ いづみさん
暮らし、ライフスタイルを主なテーマとするコラムニスト。子育てをしながらフルタイムやフリーランスで働いてきた経験をもとに、忙しくてもすっきりと豊かに暮らすアイデアを発信し続けている。

古い風習&PR戦略が冬の大掃除を定着させた?

冬は気温が低くあらゆる汚れが落ちにくい……。ではなぜ年末に大掃除が定着したのでしょうか? その秘密はこれまでの日本の歴史に隠されているようです。

ももせさん「恒例行事となっている年末の“大掃除”は、江戸時代、仕事納めの日にお城や商家の人たちが職場を掃除して、終わったらねぎらいの宴を開くという行事に由来していると言われています。(※諸説あります)これがちょっとしたブームになり、一般家庭にも普及しました。年末は家族が実家に集まる時期でもあり、力仕事を任せるにもちょうどよい時期だったのでしょう。

昭和の高度成長期に入ると、洗剤のPRに大掃除が好機として使われるようになり、いつの間にか主婦がキッチンや風呂場の汚れ落としを任されるように。でも、冬は油汚れが固まって落ちにくく、窓を閉め切ることも多いので強い洗剤を使うのにも向いていません。

なので“汚れ落とし”の観点からは、気温が上がり、窓を開け放してじゅうぶんな換気ができる季節が一番向いています。このため欧米では、雪解け後に気温が上がり、締め切った窓が開放できる春に、冬の間に溜まった汚れを一層する「スプリング・クリーニング」が主流。

年末は家族そろって、家に感謝をする気持ちで簡単な片付けや掃除をすませ、終わったらおいしいごはんを食べる機会と割り切り、汚れ落としとしての大掃除は春に行うのが、一番理にかなっているのです」


なるほど、年末を気持ちよくすごすための昔からの風習が冬に大掃除するひとつの理由だったのですね。それでも年末に少しは家の中をスッキリさせないと、次の年を気持ちよく迎えられないという人も多いので、縁起担ぎの意味で年末は「大掃除」ではなく「大片付け」が賢い選択なのかもしれません。

また欧米では春に大掃除を行う「スプリング・クリーニング」が主流で、冬に使った暖房器具を掃除するついでに、部屋の中もまとめて掃除するようになったんだとか。気温も上がり汚れも落ちやすく、換気がじゅうぶんにできるという点でも、春こそ大掃除に最適な季節なのですね!

いざ、スプリング・クリーニング!

それでは実際にももせさん流のスプリング・クリーニングを開始!
冷えていると固まって落としづらいキッチンの油汚れから落としていきましょう。

ももせさん
「<キッチン掃除>
冬の間に溜まったキッチンの汚れは、強い洗剤を使わなくても落とせる場合も。
用意するのは……浴用の固形石鹸(または液体石鹸)・ボロ布・水で薄めたお酢
1.まず、ボロ布を湿らせて固形石鹸をこすりつけます。これで油汚れを落としましょう。(コンロ周辺の頑固な汚れは、あらかじめお湯でふやかしておいたり、重曹をふりかけるとクレンザー代わりになり、汚れが落ちやすくなります)
2.油汚れが拭き取れたら、お酢を薄めた水(1:1)を含ませた新しいボロ布で石鹸を拭き取ります。すし酢などの糖分などが調合されたものではなく、シンプルなお酢を使います。(臭いが気になる人は水200mlに小さじ1の薬局や100円ショップなどで手に入るクエン酸を溶かして使いましょう )
油汚れは酸性なので、アルカリ性の石けんが油を中和することで汚れが落ちるのです。このように最後に酸性のお酢で拭き上げることで、石けんのべたつきもさっぱりきれいに落ちます。
この方法だと、炊飯器やタイルの壁など、水洗いできない場所の油汚れも簡単に落とせますよ。
※中性洗剤では最後拭きあげるときに、お酢と中和ができないので、アルカリ性の石鹸を使ってください。
※お酢は鉄や大理石などへの使用、塩素系漂白剤との併用はできません。


<お風呂掃除>
残り湯が温かいうちに重曹をカップ1杯ほど入れてひと晩放置しておきましょう。このとき、洗面器や風呂のイス、石けん受けなども一緒に浸しておくと、翌日ブラシでこするだけで簡単に水垢が落ちます。子どもと一緒に楽しみながらやってみましょう

<ガラス拭き・床掃除>
春掃除で一番のおすすめは、ガラス拭きや床掃除。拭き掃除は寒い冬だと水分の乾きが悪く、逆に暑くなるとすぐ乾いてしまうので、気候のよい春に向くそうじです。冬の間にたまった汚れを、窓を開け放してきれいさっぱり落としてあげましょう。
窓ガラスは、キッチン掃除で使ったお酢やクエン酸のスプレーを吹き付けて、スキージー(ヘラのような表面の空気や水分を取り除くのに使う道具。ホームセンターや100円ショップなどでも手に入ります)を使って水分を掻き落としていくだけでもきれいになります。水が落ちる場所に新聞紙を敷いておき、汚れがひどいところは湿った新聞紙を丸めてこすり落とします。最後に乾いた新聞紙で乾拭きをすると、印刷に使われているインクがツヤ出しの効果を発揮してピカピカに。

床掃除は、家具を動かす人、掃除機をかける人、おそうじシートでホコリをチェックしながら、家具を元の位置に戻す人。役割を決めて共同作業すると、短時間で終わります。お休みの日に家族みんなで力を合わせてトライしてくださいね!」


ももせ流のコンロ掃除方法に筆者も早速チャレンジ! 固形石鹸であらかたの汚れは落ち、頑固な汚れを重曹でこすったら汚れ落しは完了。仕上げにお酢で石鹸を拭き取るとき、油が綺麗に浮いてスキッとした仕上がりになり爽快でした。おうちにあるもので、エコにコンロ掃除ができるので、子どもがいる家庭でも安心ですね。
また、石鹸とお酢の中和作用はお風呂掃除にも応用できるので、重曹で落ちなかった汚れはお酢をスプレーしても効果的です。

ももせさん「ただし、換気扇や風呂のカビ取りなどは、自分たちでやろうとあまり無理をしないで。春の時期はおそうじの外注も予約が取りやすく、キャンペーンをしていることも多いので、外注をしてきれいにしてもらうのも選択肢のひとつです。プロに任せることで、素材を痛めることなく、機材が長持ちするというメリットも。夏に向けて、エアコンのおそうじなども一緒に検討してみてくださいね」

確かに換気扇やエアコンなど機械的なものを自分で調べて掃除するのは大変だし、ちょっと手順を間違えただけで機材を傷ませてしまうのは大損害……。あえてプロに頼むのも大事なんですね。予約が取りやすい・キャンペーンなどが多いというのはちょっと耳寄りな情報です!

対角線換気・除湿機・柔軟剤で花粉をブロック!

春といえば悩まされるのが“花粉”。花粉症の人にとってはなんとか部屋への花粉の侵入は防ぎたい! けれど、気温もちょうどいいし家の中の空気の入れ替えはやっぱり必要不可欠。最後に花粉の侵入を防ぎやすい換気方法や洗濯方法をお聞きしました。

ももせさん「花粉が飛んでいても、健康と衛生のために部屋の換気は大切です。花粉の飛散が比較的少ない早朝や夜を選んで、部屋の対角線の2箇所の窓を開ける。もしくは、キッチンなどの換気扇を回しながら1箇所の窓を開けて、5分〜15分ほど放置します。
(このとき、できれば開放する窓の網戸は花粉を通しにくい細かい網目のものに変えておくと、部屋に花粉が侵入するのを防ぐことができます)

洗濯物は部屋干しと割り切って、乾燥機を使うか、洗面所などを乾燥室として使って干してみましょう。活躍するのが“除湿機”。乾燥機を使うよりも衣類が傷まず、しわもつけずによく乾きます。押し入れやクロゼットの湿気取りにも活躍するので、花粉症の方は1台持っておくと、梅雨に向けての季節にもいろいろ使えて便利です。

衣類に花粉を付着しにくくするには、柔軟剤の利用も効果的。ただし、香りのきついものは嫌がる人もいるので、無臭のものを選ぶのが無難かもしれません。水200ミリリットルに柔軟剤を5ミリリットルほど溶かしたものをスプレー容器に入れて床や家具を拭いておくと、静電気を防いで花粉が付着しにくくなる効果もあるので、試してみて」


なるほど、対角線に換気するだけならだれでも簡単にできますね。また、柔軟剤が花粉の付着を防いでくれるとは……。今すぐにできることはしっかりと対策をして、少しでも快適な春をすごしたいですね。

春こそ掃除の季節。春休みやGWに1日でも半日でも時間を決めて、家族みんなでスプリング・クリーニングをしてみませんか? いつ・どこを・どのように掃除すれば良いかを学ぶだけで、忙しい時間を少しでも短縮できます。家族との時間や自分の時間を増やして気持ちよくすごしましょう。
(監修・ももせいづみ 文・清川優美)

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