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「家庭での予防策の見直しを」2児のママ医師に聞く、新型コロナウイルス対策

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Kristen Prahl

新型コロナウイルスについて日々さまざまな情報が飛び交っていて、不安な人も多いと思います。今回のテーマは各家庭での感染症予防です。ママたちの工夫とともに、総合診療医である菅長麗依先生に家族で実践したい感染症予防対策についてお聞きしました。

我が家の予防策、大公開!

ママたちはどんなことに気をつけているのでしょうか?

口コミサイト「ウィメンズパーク」に集まったママたちの声によると、「朝食を栄養のあるものにする」「ヨーグルトを食べる」「鼻かぜひかないよう、鼻を大事にしている」「アロマオイルでリラックスしてよく眠る」などの声があがりました。みなさん、効果はないかもと思いながらも何もしないよりは……という感じのようです。

朝食に気をつけています

「朝は1日の始まりなので、野菜やたんぱく質もとってほしくて、卵やウィンナー、野菜などを使ったおかずやスープを心がけています。また、抹茶ラテやココアなどの温かい飲みものを積極的に飲んでいます!」

鼻がポイントだと思います!

「口呼吸の人は風邪をひきやすいというので、鼻がポイントだと思います。鼻をよく触る人も風邪をひきやすいですし。気休めかもしれませんが、予防はヨーグルトとりんごをとにかく食べています」

トイレの蓋は閉めて流す

「トイレは閉めて流し、ちょっと開けて流れているかをすきまから確認して蓋を閉めて出るまでがルーティンです。トイレの蓋を閉めてから流すのは、感染症予防のために推奨されているやり方だとか?!」

アロマオイルで癒されながら予防

「風邪予防やインフルエンザ予防に効くというアロマオイルを使っています。ティーツリー・ベルガモット・ユーカリ・ラベンダーなどがブレンドされています。香りが良くて、気持ち的にも癒されます」

今が家庭での感染症予防を見直すチャンス

ご自身も2児のママである総合診療医・菅長先生からアドバイスをもらいました。

医学的に認められている感染症予防法とは

「世間では新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が話題となっています。日常生活で様々な感染症をどのように予防すればよいのか、小さいお子さんをもつ親御さんは特に心配されているのではないかと思います。今こそが、家庭でできる感染症予防対策を見直す良い機会と考え、医学的裏付けの有無を踏まえて解説します。

医学的にある程度裏付けられた、有効な風邪の予防法は数えるほどしかありません。それは、手指衛生(石鹸手洗い、アルコール消毒)と水うがい(20mlの水で15秒を3回、それを1日3回)です。

マスクについては、咳などの症状がある人が、他の人に広げない目的で着用すること(咳エチケット)には意味がありますが、感染予防には明らかな効果が証明されていません。

目に見えない小さなウイルスは、鼻や頬、顎部分にできたわずかな隙間から容易に入ってきてしまいます。また、他人の飛沫が付いたマスクを触ることで指にウイルスが付着し感染してしまうこともあります。従って、マスクを使う場合には、正しく使うことが大切です。

加湿やサプリメントなどの予防法の効果は証明されていません。医学的根拠がないからといって、意味がまったくないと断言することはできませんが、効果を過信することは避けた方がいいでしょう。

規則正しい食生活や十分な睡眠をとって、自分や家族がストレスをためないで続けられる予防方法を習慣化していくことが理想的だと思います」

「新型コロナかな」と疑いをもったら

「国内でも、子どもが新型コロナウイルスに感染したという報告が出てきていますが、小児が新型コロナウイルスに感染しても、重篤な状態にいたる症例は国内ではまだありませんが、予断を許さない状況です(2020年2月下旬時点)。

一方で、高齢者や持病(心不全、脳梗塞、肺気腫や糖尿病など)のある方は重症化するリスクが高いことが判明しています。子どもに熱や咳症状がある場合には、このようなリスクの高い方との接触の機会をなるべく減らすように工夫をしましょう。

また、風邪症状があるときは、なるべく保育園や学校を休ませて自宅待機する勇気や備えが必要です。現在の流行状況(2020年2月下旬時点)を考えると、発熱、風邪症状が出現したとしても、特別なリスクがある場合を除いて、新型コロナウイルス感染症以外が原因である可能性が圧倒的に高いと考えられます。

特別なリスクとは、生活している地域、環境で多数の患者が見つかっている場合、あるいは確定診断を受けた人と濃厚接触したというような状況を指します。

状況は刻々と変化していくため、正しい情報源から、正しく情報を得る準備をしておきましょう。特に公的ではないサイトやTVのワイドショーも含めた個人の投稿に含まれる不正確な情報に惑わされないようにすることが大切です」

医学的に認められた予防は、ぜひ日常習慣にしたいですね。最後に、菅長先生から、参考にして欲しい情報元についてお聞きしました。ぜひ、参考にしてください。

■おすすめの情報源
「新型コロナウイルス感染症の対応について(内閣官房)」
「新型コロナウイルス感染症について(厚生労働省)」

刻々と変わる国の方針、現在の感染者の状況もきちんとアップデートされています。内容も医学的見地に基づいているので、信頼性は高いです。Q&Aのところにリーフレットがいろいろあるので、それをクリックして感染対策に生かしていただけるとよいと思います。

「新型コロナウイルス感染症市民向け予防ハンドブック(東北大学名誉教授 賀来満夫)」
随時更新されると思うので最新版を確認するようにしてください。
新型コロナウイルス感染症_市民向けハンドブック>

(文・橋本真理子)

菅長麗依先生
総合内科専門医、家庭医療専門医・指導医、国際渡航医学会認定(ISTM)、日本医師会認定産業医。亀田総合病院付属幕張クリニック・亀田ファミリークリニック館山勤務。亀田総合病院総合診療・感染症科(現:総合内科)で後期研修医。神戸大学医学部附属病院感染症内科でのフェロー、亀田ファミリークリニック館山で家庭医療診療科フェロー、医長を経て現職。2013年に結婚し、2016年と2018年に出産。2女のママ。

※編集部注 この情報は2020年2月28日現在のものです。

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