入学前のモヤモヤ解消!小中高・新一年生ママが準備すべきポイントまとめ
そろそろ新入学の季節ですね。「うれしい半面、心配もあって…」というママも少なくないようです。皆さん、どんなことを不安に思っているのでしょう…? 子育てを支援する「こどもコワーキングbabyCo」主宰の曽山恵理子さんにもアドバイスをもらいましたので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
みんなは我が子の小学校入学、心配じゃない?
口コミサイト「ウィメンズパーク」に寄せられた、ママたちの新入学への不安の声を集めてみました。まずは、小学校編!
あちこちに靴下や服を脱いじゃう息子…大丈夫?
「自由な園で過ごしたせいか、私の育て方のせいか…。靴下や服を脱いで、あちこちに置いてきてしまうのです。そんな息子が小学校生活、大丈夫かしら???」
台風やインフルエンザ流行の際はどうなるの?
「保育園は、台風でもお休みにはなりませんでした。でも小学校は、『やれ台風だ』『インフルエンザで学級閉鎖だ』『行事の振替休日だ』と、想定以上の休みがあるイメージです。小学校からパート勤務になるしかないのか、本当に悩んでいます」
給食始まるまでのお弁当、どうしよう
「私の今の悩みは、小学校の給食が始まるまで、学童にお弁当を持っていかなきゃないことです。外部の仕出し弁当とか頼めるなら頼みたいっ」
不安と心配しかありません!
「小学校入学!心配です。
はじめての学童、はじめての登校班、大丈夫かな?
ひらがなもカタカナも、まだちゃんと読めないけど、授業ついていけるかな?
あと、知らない人について行っちゃダメだよ。
女の子なんだから、スカートで足開かないで~。
もう不安と心配だらけ。あと、仕事と自分の勉強と上の子の塾の送迎、超忙しいーーー!」
中学や高校でも親の悩みはつきない?
続いては、中学や高校への入学組!我が子のこれからに心配を寄せるママの声が寄せられています。
バスでの通学が心配!
「春から中学生です。バスで通学となるので、慣れるまで私が付き添いますが、慣れたら1人で行くので心配です。小学生の時は知っている子ばかりでしたが、中学は1人も知ってる人いないし…。慣れる事が一番だとは思っていますが」
部活が活発すぎる学校で不安
「誰でも部活に入らなければいけない中学ですが、我が子が気に入りそうなものはないし、不安です…」
高校はなぜお弁当なの!
「春から高校生。そして、毎日お弁当持ち。毎日弁当づくりが待ってるんですっ!早起きできるのでしょうか。そして炊飯器も大きなものを買い直さなければ。痛い出費!」
遅刻しないためには何時に家を出れば?
「4月から高校へ電車通学です。でも田舎なので、電車の本数が少ない。しかも、電車に間に合う時間帯にバスが走っていない!朝8時半までに学校に着くには、いったい何時に家を出ればいいのでしょう? 息子の体力は持つのだろうか…不安は尽きません」
学校種別、入学前の準備ポイント
■ 曽山さんアドバイス
小・中・高、それぞれに不安や心配があるようですね。そんな、ママたちの心を少しでも軽くするための心構えを、子育て支援を続ける曽山恵理子さんに伺いました。
「小学生ママと中学生・高校生ママでは心配の内容が変わってきますが、本質は同じ。先が見えないことへの不安です。先輩ママや児童館などで知り合ったママ友に連絡をとってみることもオススメします。また、事前に学校の登校時間や下校時間をもとにして家での生活をシミュレーションしておきましょう。
入学準備のポイントをまとめてみました。
<小学生新入学>
・お仕事ママは学童保育の入会と学級閉鎖時の対応、1日のタイムスケジュールを確認
・入学式後の保護者会(入学式の翌週ということも!)日程を3月中に確認
・年間スケジュール配布(4月中旬もしくは上記保護者会)直後に手帳やカレンダーへ登録
・子どもが自分で自分の身支度が出来るように一緒に練習しておく
・PTAに関する情報収集
・宿題が始まるのでGW中に親子のタイムスケジュールを見直し
<中学生新入学>
・部活動の希望を子どもと話し合っておく(大会遠征の有無、保護者の役割の頻度なども確認)
・スマホやSNSとの付き合い方について話し合っておく(一方的な禁止は子どもの反発につながることも)
・長期休暇中の過ごし方(宿題、塾や自主課題など)
・高校受験を見据えて進学先や将来の夢についても親子で話せる関係づくりを
<高校生新入学>
・学費の準備(授業料無償化の対象になるのかを確認)
・給食や学食の有無(学食が使えないことも…)
・お弁当づくりを、保護者中心→親子一緒→子どもが自分で作れるよう1年間かけてステップアップを
・進路選択のための情報収集をするように声掛け
・恋愛が盛り上がる時期。パートナーシップについても話してみて。
そして子どもは意外とたくましいので新生活にはすぐに馴染めます。「自分で自分のことが出来る」ことが大切です。それさえできれば大抵のことはどうにでもなりますよ」
我が子のたくましさを信じて、少しずつ子どものできることを増やしていけるといいですね。新入学・新入園のみなさん、おめでとうございます!(文・橋本真理子)
曽山恵理子さん
キッズスペース付コワーキングスペース「こどもコワーキングbabyCo」代表。東京都の子育て支援専門員(保育の情報提供)認定。これまでキャリアカウンセラーとして2000件以上のカウンセリング実績を持ち、女性の就業支援講座や就職セミナーの講師としても活動。子育て支援グループ「杉並こどもプロジェクト」の運営による、地域の交流イベント企画、保育園入園相談にも携わる。高校生と小学生の男女を育てるワーキングマザーでもある。
■文中のコメントは『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。