あえて一人っ子を選択する理由とは?【ママたちの育児体験談】
子どもは何人欲しいですか?
きょうだいが欲しいというひともいますよね。
でも、年齢的なこと、経済的なこと、体力的なことなどで、計画通りにはいかないことも。
口コミサイト『ウィメンズパーク』の会員3752名に「もうひとり以上、子どもがほしいと思う?」というアンケートを実施したところ、
1位 いいえ 47.3%
2位 はい 37.0%
3位 わからない 15.7%
※口コミサイト「ウィメンズパーク」会員3752名回答。2015年11月実施。複数回答。
「いいえ」の中には、「もう2人いるから」「4人目は経済的に無理」と、家族計画終了の人と、あえて1人っ子にした人も。
兄弟がいるといい! 一人っ子もいい!
口コミサイト『ウィメンズパーク』で、あえて1人っ子に選択した理由をリサーチしてみました。
一人でも充分に満たされてます
「息子がかわいすぎてもう2人目なんて考えられず息子一人を育ててきました。きょうだいを作らないことで、自分をひどい親だなんて思ったことはありません。子どもは複数産まなきゃいけないなんて法律もないんだし。身体的にも経済的にも問題はなかったんですけど、何となく子ども一人で満足しちゃったんですよね、私自身が」
「夫も私も2人きょうだい、元々第二子も迎えたいなと話し合っていましたが、娘が2歳になり一人っ子でも良いのでは?と話すようになりました。娘が可愛いあまり、幸せで十分で満たされていて、もうひとりという気持ちになりきれないんです」
大変な乳児期のリピートに自信なし
「自分の体力や精神力のキャパ的にも一人しか無理かなという思いもありました。でも、気持ちに余裕ができ、二人目を考えたことはあるけど、小学生になればお金がかかりそうですし。それに、またあの大変な妊娠期、夜泣き続きの乳児期を過ごすのかと思うと、やっぱりいいやって思ってしまいます」
「一人っ子だと、私の自由もきくし、夫に預けて一人カフェ&ショッピングです。やっぱりマイペースできるんで、私には合ってます。これがなくて精神的にしんどくなると、子どもを叱ってばかりのママになってしまったと思います」
サポートも丁寧にできる
「娘は、風邪もよく引くし、発達面でも悩むところがあってすごく手のかかるタイプでしたが、きょうだいの良さも分かるから悩みました。でも、私の体力気力が限界というのが一番ですね。一人っ子だと経済面や勉強や生活のサポートも丁寧にできるし、たった一人の娘と共有できる時間は、何歳のどの時期でもかけがえのない時間なので、大切にしようと思う日々です」
体力の限界!
「小学生の男の子が一人います。産後鬱に苦しみ、自分は母親に向いていない、二人目なんて考えられない、子どもは一人で充分だと思い二人目に踏み切れませんでした。でも、鬱を繰り返す恐怖がなければもう一人産む選択もあったかな。家族で出掛けると、きょうだいのいる家族をつい見てしまい、羨ましく思います」
「娘を出産したのが39歳でした。娘を生む前は、もう一人って考えていましたが、夫は超多忙、実家も頼れないワンオペ育児。高齢のため体力的にも限界。状況が許しませんでした。でも、親バカ全開ですが、本当に愛しい。一人しかいないけど、三人分くらい楽しませてくれています。もし、もう一人いたら私はこの子と同じくらい愛せただろうか?と、思うほど。たぶん愛せるのでしょうけど、今で満たされています」
「一人っ子の理由は、経済的はもちろん、持病がある、夫が年上、私もいつの間にかアラフォー。30歳で産み、2人目が欲しい時期もありましたが、高齢出産のリスクを考えると諦めました。一人っ子ですが幸せですよ。ペットもいてある意味大家族です(笑)。夫も私も兄弟とは疎遠で、兄弟が仲良く生きてくれる保証はありません。私たち夫婦はそれでより今の子を守って生きていこうと団結力が付きました」
夫の希望で。私はもう一人…
「夫の希望で一人っ子になりました。幼少期、経済的に苦労した夫は、希望をかなえてあげられるような経済力を残したかったからだそうです。もちろん娘一人だけ可愛がる生活も楽しいのですが、娘が可愛すぎて、もし先立たれてしまったらどうしようと不安に思ってしまいます」
子どものためにきょうだいを作るのも…
「私には妹がおり、小さい頃は一緒に遊んでいたりいましたが、次第に不仲になり一人っ子がよかったと思うようになったので、子どもの“ため”にきょうだいを、もなんだか無責任だなと考えたりもします。歳をとったら頼れるのはきょうだいだけ、と親世代に言われたりもしますがパートナーや友人じゃダメなのかな」
「親も不器用なりに一生懸命で、私と弟を平等に育てたと話してましたが、私やきょうだいが感じる平等ってそれぞれに違いがあってトラウマもあったりします。子どものためにきょうだいをつくるというのは、本当に子どものためになるのか? でも、一人っ子なら幸せなのか? それは、どちらも保証できない。どっちみち親の勝手な選択になるんですよね」
一人っ子でもきょうだいがいても、楽しいこと、学ぶことがたくさんあります。
どちらを選択するにせよ、親が愛情を持って接することで、子どもも、親も幸せで満たされるのではないでしょうか。
(文・井上裕紀子)
※文中のコメントは、『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。