「これって、何?」 引っ越しをして衝撃を受けたメニュー!
●3月23日は「天ぷらの日」
夏の暑さにバテないために、天ぷらを食べて元気に過ごそうと、1年で暑さが最も激しくなる「大暑」(7月23日頃)が「天ぷらの日」でしたが、その後、毎月23日が「天ぷらの日」となりました。
夏バテ防止にもなりますが、風邪をひきやすい冬にも食べたいごちそうですよね。
こんなに違う! 関東と関西の食文化
天ぷらは、日本料理のくくりですが、実は、お寿司と蕎麦とともに“江戸の三味”の一つとして江戸庶民に愛され、江戸(東京)の郷土料理でもあることをご存知ですか?
すっかり日本全国の料理にもなっていますが、同じ天ぷらといえども地方によってその土地のアレンジが加わっているようです。
関西では、関東では見かけない紅ショウガの天ぷらも定番ですよね。
関西から関東へ、関東から関西へ引っ越した人は、その違いに衝撃を受けた人が多いようです。
そこで、同じ名前の食べ物なのに、関東と関西で味や形が違うものを、口コミサイト『ウィメンズパーク』からフィューチャーしてみました。
「関東は角餅、関西は丸餅」
「いなり寿司の形。東は長方形、西は三角形」
「蕎麦の出汁。関東は鰹出汁に濃い口醤油。関西は昆布出汁に薄口しょうゆ」
蕎麦つゆ、お餅辺りは、メジャーな違いですよね。でもやや衝撃。
「関西から引き取った姑に『桜餅買ってきて』と頼まれたところ『これが食べたいんじゃない!』と逆ギレ。長命寺が関東風の桜餅。道明寺が関西風の桜餅だなんて知らなかったし」
「関東の甘味処で汁気のないぜんざいが出てきて衝撃を受けました。関東の人が言うおしるこは、関西ではぜんざいなんですよね」
名前が同じでも、こんなに違うのですね。頭はすっかり「これ食べたいモード」になっている時に、違う物が出てくるとショック大!
「ところてん。関東では酢醤油ですが、関西は甘くてビックリ!」
「磯部餅です。私は関東なので焼いた餅に醤油と海苔なのですが、関西で食べたときに甘くてびっくりしました。砂糖醤油に海苔。しょっぱい味だと思って食べたら、その甘さに裏切られました」
塩味と思って一口食べたら甘かった! 甘いと思ったら酸っぱい! 一瞬、脳が舌についていけず衝撃度も高くなります。
「今では関西でもすき焼きのたれが売ってますが、関西は基本お肉を焼いてます。そこに砂糖と醤油で味付けして、そのあとにその他の具材をのせてます。関東にお嫁にきて、たれをどぼどぼかけるのを見て、思わず『それ、牛丼かっ!』ってプチギレしました」
「関西のやきそばは、蒸しとゆでがあります。東はゆでタイプの焼きそばの玉ばかりで、蒸しを探すのに苦労します」
やっぱり慣れ親しんだ味が一番ですよね。
行事に関わる食文化も大きな違いがあり衝撃度高し。
「お月見団子に衝撃でした。関東のお月見は小さいお団子が山の様に積んであるものですが、関西に来てびっくり! ちまきのまわりにあんこが巻いてあるようなものでした」
「関西では、端午の節句にはちまきが定番なのに、関東のスーパーになかったのが衝撃でした。関東では柏餅なんですってね。地方によって習慣とかも全く違う。転勤であちこち行って知りました」
「転勤で初めて関東に住んだ時に、子どもが幼稚園からもらってきたひなあられに『これ、な~に?』でした。関東は軽いポン菓子みたいで、関西はまん丸いおせんべいに近いかな」
東京と大阪はたった400kmしか離れていないのに、こんなにも食文化が違うことに驚きです。
もっと離れた沖縄は? 北海道は?
口コミサイト『ウィメンズパーク』へ全国各地の情報をお待ちしています。
(文・井上裕紀子)
■文中のコメントは口コミサイト『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。