働くママでも大丈夫!“ひらがな”は日々の練習よりも、やる気になったらぐんぐん覚える!
共働き家庭の増加により「子どもとじっくり向き合う時間が、なかなか取れない」と悩んでいるママやパパが増えているようです。年中さんになると、ひらがななど教えなくてはいけない、とあせっているような声も聞こえてきます。仕事、家事などで忙しいママやパパは、子どもにひらがななどをどのように教えたらいいのでしょうか。無理なく教えていくコツを考えてみましょう。
“ひらがなを教える時間がない”ママたちはたくさん!
年中さんになると、ひらがなの読み書きができる子が増えてきて、自分の子どもと比べてあせる家庭も出てくるよう。しかし働いていたり、下の子がいたりすると、ゆっくり教えてあげるのはなかなか難しいことも。年中さんの子をもつママたちからは、次のような声も聞かれます。
●娘が、ひらがなになかなか興味をもってくれないのが悩みです。通っている保育園はお勉強系ではないし、うちには下の子もいるので、ゆっくり教えてあげる時間がなくて…。どうしたらいいのか悩んでいます。
●年少さんの終わりのころ、保育園でひらがなかるたをしたのですが、うちの子はまったく取れませんでした。担任の先生に「年中さんになるので、家でしっかり教えてください!」と連絡帳に書かれたのですが、どのように教えたらいいのかわからなくて…。うちは子どもが3人いて本当に忙しいし、できたら自然に覚えてほしいというのが本音です。
つきっきりで教えなくても読み書きができる! 4つのポイント
“ひらがなを教える!”というと、子どものそばでワークなどをしっかり見てあげなくてはいけないと思うママやパパもいるかもしれません。
しかし年中さんは、興味があることには集中して取り組み、「わかった!」「自分でできた!」がとてもうれしい時期です。一方で興味がないことをやるのはなかなか難しいもの。大切なの興味をもつきっかけで、つきっきりで教えなくても大丈夫です。
4つのポイントを参考に、ひらがなに触れる環境作りを心がけてみましょう。
point1 子ども1人で遊びながら学べる環境を整える
年中さんは、机に向かってワークなどをやらせるのはまだ早い時期なので、遊びの要素を取り入れながらひらがなにふれさせましょう。知育玩具などを使う場合は、子どもが1人で楽しめるものを選ぶのがベストです。
point2 できたら、大いにほめてあげる
子どもにつきっきりで教える必要はありませんが、「ママ(パパ)見て! できた!」と言うときは、家事などで忙しくても少し手を止めて見てあげましょう。「すごいね! 上手に書けているね」とほめてあげることが、次のやる気につながります。
point3 やる気の芽を摘まない
年中さんはスイッチが入ると、ひらがなをどんどん覚えていきます。そのためワークや知育玩具などは、気が向いたら子どもがすぐに手に取れる場所に置いておきましょう。子どもが取れない場所にしまってしまうと「ちょっと待ってね!」と待たせることが多くなり、せっかくのやる気がなくなってしまうこともあります。
point4 教材は、レベルに合ったものを選ぶ
ワークなどの教材を使うときは、子どものレベルに合ったものを選び、少しずつステップアップしていきましょう。いくつか種類を用意して、子ども自身で選ぶようにすると飽きずに取り組めます。
年中さんになると、ひらがなの読み書きに個人差が出始めます。なかには子ども自身がお友だちと比べて、自信を失ってしまう子も。そのためママやパパが忙しくても、つきっきりにならなくていいので、ひらがなに触れる環境は作ってあげて。自分でチャレンジして「できた!」という経験が、次の学ぶ意欲につながっていきますよ。(取材・文/麻生珠恵)
取材協力/こどもちゃれんじ
*文中のコメントは口コミサイト「ウイメンズパーク」の投稿からの抜粋です。