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新型コロナ「手洗い・うがいができない乳幼児のコロナ対策」をパパ小児科医に聞く

小さなかわいいアジアの赤ちゃんの肖像画
paulaphoto/gettyimages

新型コロナウイルス(COVID-19)のニュースを聞かないことがない日々。予防のために何をどうしたらいいのか、重症化しやすい年代や基礎疾患についてなど、多くの情報があふれています。『ひよこクラブ』では、乳幼児を育児中のママ・パパたちが心配している、新型コロナウイルスから赤ちゃん・子どもを守るためにできることについて、帝京大学医学部附属溝口病院の小児科医・黒澤照喜先生に3月17日時点でわかっていることを聞きました。

関連:新型コロナウイルス「子どもからうつるかも」という不安・元WHO村中璃子医師特別寄稿

小さい子どもが感染した場合、風邪との区別はつくの?

Q
0~3才ぐらいの赤ちゃん・子どもが「コロナウイルス」に感染した場合、どのような症状が出ますか?ママやパパが見てほかの風邪との区別はつくのでしょうか?

A
新型コロナウイルスは成人でもなかなか症状が出ないことが多く、出たとしても特徴的な症状に乏しいとされています(熱が出ないこともあるようです)。

日本で0~3才のくらいのお子さんの新型コロナウイルスの報告は、私が知る範囲ではありませんが、諸外国の報告などを総合すると、

●新生児を含めてかかることはある

●症状は出ないこともあったり、通常の風邪のように見えることもある

●子どもはそもそもいろいろな風邪をひきやすく、ほかの風邪との区別は非常につきづらいことが特徴です。

「家族などの濃厚接触者が新型コロナウイルスにかかった」「ほかの風邪などで説明がつかないような長い、あるいは重い経過」のどちらかの場合に新型コロナウイルスを疑うことになると思います。ママ・パパが見分けることは難しいでしょう。

0~3才代ではうがいもマスクも無理…、どうしたら?

Q
0才代では、まだうがいや手洗いはなかなかできません。手はふいてあげるだけでもいいでしょうか? そのときはお湯で絞ったタオルでいいのか、何か消毒薬を使ったほうがいいのでしょうか?
また、うがいができずに水分を飲むだけでも効果はありますか?

A
手洗い・うがいについては赤ちゃんや幼児ではできる範囲でいいと思います。手洗いは石けんによる洗浄やアルコール消毒がすすめられていますが、乳幼児の場合は難しいことも多いでしょう。また、アルコール消毒をした手を口にもっていってしまうのが気になることもあるかと思います。そして、アルコール消毒液自体が手に入りにくいかもしれません。

手洗いについてはお湯を絞ったタオルでふいてあげるだけでも一定の効果はあるので、お散歩や1日の中でも定期的に手をふいてあげましょう。

0才~3才ぐらいでは、うがいさせることも難しいでしょう。通常の水分・食事摂取を続けることで口の中は潤っていると思いますし、ウイルスを押し流す効果もあると思います。


Q
0~3才ごろではマスク着用が難しいです。外出時に注意をしたほうがいいことを具体的に教えてください。たとえば、鼻や口をバンダナなどで覆ったほうがいいのでしょうか?

A
マスク着用は推奨されていますが、それだけで感染予防ができるわけではありません。

小さいお子さんはマスクを嫌がることが多く、また鼻と口をしっかり覆うつけ方をしてくれるとも、し続けられるとも限りません。バンダナなどでの工夫も同じ状況だと思います。

小さいお子さんのマスク着用は神経質になりすぎる必要はありません。もちろん、マスク着用ができるお子さんはしてもらったほうがいいでしょう。

毎日のお散歩や外遊び、児童館などへは行ってもいいの?

Q
密閉された空間でなければ感染リスクが少ないようにいわれていますが、毎日のお散歩や外遊びは、今までと同じようにしていいのでしょうか?

A
なるべく今までと同じような毎日の生活(お散歩・外遊び)を継続してあげたほうが、お子さんの心身のためによいと思います。その際に、新型コロナウイルスをもらいやすいような場所(密閉・混雑・接近)での長時間の滞在は避け、手洗い(小さいお子さん場合は手ふき)など可能な限りの予防策をとることが大切です。

Q
自宅内だけの遊びでは飽きてしまうのですが、児童館や子育て支援センターなど「遊び広場」などに連れていくのは、避けたほうがいいのでしょうか?不要不急の外出ということになるのでしょうか?

A
不要不急の外出というのは、新型コロナウイルスをもらいかねない場所にむやみに近寄ることを意味していると思います。

お子さんにとって遊びは不要不急ではなく、日常生活の大切な要素です。文部科学省も「(休校措置は)屋外で適度な運動をしたり散歩をしたりすること等について妨げるものではなく、感染リスクを極力減らしながら適切な行動をとっていただくことが重要」という見解を出しています。

各施設の開館状況に応じながら、お子さんやママの気分転換に出かけるのは大切なことです。

関連:新型コロナウイルス 期待されている薬は妊婦には禁忌、妊婦が感染したらどうなるの?を、医師に聞く

黒澤先生に聞いた内容をまとめました。手洗い・うがいがまだ十分にできない0才~3才ぐらいの乳幼児でも、こまめな手ふきや水分補給が「新型コロナウイルス」の予防対策になるとのこと。お散歩や外遊びなども上手に取り入れて、赤ちゃん・子どもの成長を見守っていきたいものですね。

(取材・文/ひよこクラブ編集部)

■監修/黒澤照喜先生
(帝京大学医学部附属溝口病院・小児科)
東京大学医学部卒業。都立小児総合医療センターなどを経て、現在は帝京大学医学部附属溝口病院小児科に勤務。3人のお子さんのパパです。

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