歯みがき・食事・お風呂…プレイヤイヤ期・本格的イヤイヤ期の生活習慣づけは、せかさず・怒らずがうまくいく!
イヤイヤ期はだれもが通る道で、子どもの心が健やかに成長している証しでもあります。しかし生活習慣を身につけさせたい場面で、イヤイヤされてしまうと、とても困ってしまいますし、ママやパパがイライラすることも。そんなときはママやパパのかかわり方を変えてみませんか。
“イヤイヤされると怒ってしまう”ママやパパは意外とたくさん!
本格的なイヤイヤ期は2歳代ですが、早い子ではその前の1歳前半ごろからプレイヤイヤ期が始まります。
イヤイヤが始まると困ってしまうのが、「歯磨き」「おむつはずれ」「食事」「着替え」「おふろ」などの生活習慣をつけることがスムーズにいかなくなること。1歳代の子をもつママたちからは、次のような声も聞かれます。
●イヤイヤ期に突入したのか!? 「着替えもイヤ!」「おむつ替えもイヤ!」「歯磨きもイヤ!」「ごはんもイヤ!」で、疲れ果てています。先日は寝かしつけもうまくいかず、思わず「いい加減に寝なさい!」と怒ってしまい、娘は大泣き。悪循環ですよね。
●歯磨きのたびにイヤイヤで悩んでいます。歯ブラシを持たせてもすぐに投げてしまうし、仕上げ磨きをしようとしても絶対、口を開けてくれません。「怒ってはダメ!」とわかっているのですが、結局怒ってしまい、そんな自分がイヤで、子どもの前で泣いてしまったことも。何かいい対策はないでしょうか。
●1カ月ほど前から食事中、イヤイヤがひどくなり、1人でベビーチェアに座りません。お食事エプロンも嫌がってつけてくれません。困っていたら先日、パパが「エプロンつけないと食べさせない!」と怒り出してしまいました。私は、パパの目を盗んでチーズとかを口に入れてあげたのですが…。どうしたらいいのか悩んでしまいます。
イヤイヤの悪循環を打破するのは、プラスの育児サイクルがカギ!
イヤイヤされると、イライラしてつい怒ってしまうママやパパは多いもの。しかし怒ってしまうのは悪循環をもたらすマイナスの育児サイクルです。そのサイクルに陥るのは避けて!
マイナスの育児サイクルとは
1 せかす・怒る
2 余計にイヤイヤして、かんしゃくを起こす
3 ママやパパがイライラして、余計にせかす・怒る
といったサイクルです。マイナスの育児サイクルに陥ってもいい結果は得られません。
そのため次のようなプラスの「ニコニコ育児」サイクルに導くかかわり方を意識してみましょう。
【ニコニコ育児サイクルとは!?】
1 せかさず・怒らない
2 生活習慣も遊び感覚で身につけていく
3 イヤイヤしないから、ママやパパも余裕をもってかかわれる
1歳、2歳は、好奇心旺盛で「楽しい!」と思うと「自分で!」が増えてくる時期なので、歯磨きやおむつはずれなど、難航しがちな生活習慣も「ニコニコ育児」サイクルで進めていくことが成功の秘訣です。
「ニコニコ育児」がうまくいかないときは、ママやパパの時間に余裕がないことが多いもの。そんなときは1日のスケジュールを見直してみましょう。たとえば、毎日のようにおふろに入るときイヤイヤする場合は、おふろの時間を早めたりすると、余裕をもって子どもにかかわることができますよ。(取材・文/麻生珠恵)
取材協力/こどもちゃれんじ
*文中のコメントは口コミサイト「ウイメンズパーク」の投稿からの抜粋です。