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【専門家がアドバイス】働くママがイライラしない「キレイなお部屋」の作り方

更新

机の上に木製の椅子と壁にグレーの絵画で広々としたダイニングルームのインテリア
画像はイメージです。
KatarzynaBialasiewicz/gettyimages

働くママは日々育児や家事に追われて、なかなかお部屋が片づかない…なんてことがあり、イライラしたりしていませんか?
そんな忙しいママでもきれいなお部屋をキープする方法はあるのでしょうか。
今回は、3人の男の子を育てるワーキングマザーで、ダウンサイズした暮らしを綴った主婦に人気のブログ「cozy-nest 小さく整う暮らし」を主宰する尾崎友吏子さんに、話を聞きました。

きれいなお部屋は1日1回のリセットでキープする!

――尾崎さんは3人のお子さんが小さいころ、どのようにしてきれいなお部屋をキープしていましたか?

尾崎さん まず、小さい子どもがいる場合“いつもお部屋をきれいにしておかないといけない”という考えはいったん忘れてもらいたいです(笑)。

そのうえで、“散らかってもいい場所”を決めておき、それ以外の場所は“出したらしまう”を守っていれば、どこもかしこも散らかっているという印象にはならないと思います。

――どのような場所を“散らかってもいい場所”にすればいいのでしょうか?

尾崎さん  子どもがいるいないにかかわらず、頻繁に使うものは出しっぱなしになりがちなので、よく使うものがある場所を“散らかってもいい場所”と考えましょう。
たとえば、子どもが遊ぶおもちゃスペースの一角だったり、自分が普段作業をするスペースなどですね。

――お部屋の片づけをするときも、そこを重点的に片づければいいので短時間で済みそうですね。

尾崎さん そうですね。基本的に散らかりすぎを放置しておくと、元に戻すのに労力がかかるので、こまめにリセットすることが大事なんです。

これは片づけだけじゃなく掃除についても言えることで、1日の汚れを落とすのはさっと終わらせることができますが、汚れが1カ月、1年と蓄積していくと、その分掃除に時間がかかりますよね。
とくに子育て中はまとまった時間を取るのが大変だと思うので、すき間時間にこまめに片づけや掃除をするようにするといいでしょう。

●リセットされたダイニングテーブルとキッチン

――手間を惜しんで気づいたら部屋が散らかり放題、ってことがよくありますものね…!?

尾崎さん お部屋のリセットは1日1回、短時間でいいんですよ。
たとえば、寝る前に子どもと一緒にリビングやダイニングに自分の物が出しっぱなしになっていないかをチェックするのもいいですね。
子どもにも“ここはきれいにしておく場所”というご家庭ごとのルールを覚えてもらいましょう。

小さいころから習慣として身につけておけば、大人になったときに片づけ方がわからなかったり、際限なく物を買ったりすることもなくなると思います。

おもちゃの量はコントロールできる!

――子どもがいるとどんどん増えるおもちゃの片づけに苦戦することが多いのですが、どんな収納がおすすめですか?

尾崎さん まず、子どもの物に関しては、片づけるのが難しすぎる収納の形は避けたいですね。
こまかく分類していたり、ふたを開けないとしまえないような構造の収納ケースだったり、というのは大人でも面倒に思うのに、子どもにさせるのは難しいです。
子どもでもできるくらい分類を簡単にしておきましょう。分類が面倒くさくなって片づけをしたがらなくなったら本末転倒ですよね。

――最初は張りきってきれいに分類していても、いつの間にかぐちゃぐちゃになってることもよくあります…。

尾崎さん 片づけも勉強と一緒で、親が言いすぎると嫌いになっちゃうということもあるのでね。
極端な話、大きな箱を用意してそこにボンボン入れていくっていうスタイルでもいいんですよ。それでもお部屋はきれいになりますから。

――確かに、目的はおもちゃを分類することじゃなくて片づけることですもんね。
おもちゃの量はどのようにコントロールすればいいのでしょうか?

尾崎さん 子どもってたくさんのおもちゃを管理しきれないですよね。
そもそも、日中保育園に通ってる子は家で過ごす時間も少ないのでそれほどおもちゃも必要ないですし。
だから、そんなに大きくなくていいので“おもちゃはここに入るだけ”っていうある程度の収納の枠を決めたらいいと思います。

その中におもちゃが入りきらなくなったら、古いおもちゃを手放すようにしましょう。どれを手放すのか、手放すおもちゃがないなら、今は新しいおもちゃを買うのを我慢するか、など子ども自身に判断させるようにしましょう。
中にはおばあちゃんやおじいちゃんからのプレゼントでおもちゃがどんどん増えるっていうこともあると思いますが、「ここに入るだけにしてる」ってはっきり伝えて一緒に選んだりしてもいいと思いますよ。

――子どももいつも家にあるおもちゃだと飽きちゃうのか、だんだん興味を持たなくなるので新しいおもちゃを買ってしまいますが、枠を決めることで量はコントロールできそうですね。

尾崎さん 一日家にいるとずっと同じおもちゃは飽きてしまいますよね。これは子どもが小さいうちしか使えないワザですが、赤ちゃんのときってどんなおもちゃが家にあるか覚えてないんですよね。
だから、家のおもちゃの半分を隠して午前と午後で入れ替えると、「目新しいおもちゃがきた!」という感じで結構飽きずに遊んでくれたりします。

あとは、雨の日にしか出さないおもちゃを用意しておくのもおすすめです。
雨で公園にも行けないと子どもは退屈してしまいますが、雨の日限定のおもちゃがあると逆に「やったー!」という感じで室内でも楽しく過ごすことができますよ。
(取材・文/大月真衣子、ひよこクラブ編集部)

子どもがいると「散らかりやすいわりに片づける時間がない!」となりがちですが、お部屋の片づけに悩んでいるママやパパは、散らかってもOKの場所を作る、1日1回お部屋をリセットする、などを実践してみてはいかがでしょうか。


■お話/尾崎友吏子さん
3人の男児を育てながら、建設コンサルタントで働くワーキングマザー。ブログ「cozy-nest 小さく整う暮らし」を主宰。二級建築士、インテリアコーディネーター、整理収納アドバイザー1級など多くの資格を持ち、著書に『3人子持ち働く母の 「追われない家事」』(KADOKAWA)などがある。

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