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母親になったなーと感じること:涙腺[ハハのさけび #50]

更新

2歳の息子のお母さんをしています、わぐりです。「ハハのつぶやき」という子育てイラストをTwitterInstagramで描いています。
2年の不妊治療を経て子どもを授かり(連載「モヤサバ妊活」)、たくさんの発見があった妊娠期を経て(連載「妊婦のハッケン」)、出産した私(連載「ハハになった日」)。この連載「ハハのさけび」では、育児をする中での気持ちの変化や、母親になって変わった世の中の見方などを書いていきます。親という共通点を持つみなさんに、共感してもらえたら嬉しいです。

母親になったなーと感じること:涙腺[ハハのさけび #50]

ハハのさけび#46-50では、私が「母親になったなー」と感じる瞬間について書いていきたいと思います。

ディズニー映画の「ライオンキング」が好きなのですが、冒頭の誕生シーン、親になってから見たら、たった1分で涙が出てきました。自分でもどんな感情がよくわからないのですが、親が子を思う気持ちとか、生命の誕生の奇跡とか、こんなにも愛されて祝福されているということが子どもに伝わるといいなとか、いのちのつながりを思うと、それだけで・・・(涙)。

友人の結婚式のおいたちムービーは、完全に親目線で見てしまい、号泣してしまいます。生まれた瞬間、親がどんな気持ちだったかとか、すくすく育っている子どもに親がどんな願いをかけて、どんなに愛情を注いできて、どんな試練があって、そして、今日この日、どんな思いでいるのかとか・・・想像しただけで、言葉にならない思いが込み上げてきて、せっかくの美味しいご飯が喉を通らなくなります(笑)。

日々の生活の中のちょっとした瞬間にも、「自分の親も、私にこんな遊びをしてくれていたな・・・」と思い出したりすると、胸がジーンとしてしまいます。親がどんな気持ちで自分に接していたのかという想像と、自分がどんな気持ちで子どもに接しているのかという思いが重なり合うと同時に、命のつながりのようなものを感じて、不思議な気持ちになるのです。

親子の絆に涙もろくなった時、母親になったなあと思います。
どんな感情の涙なのか、とても一言では言い表せないのが面白いなあと思います。「愛」とか「感動」なんていう綺麗な言葉ではない、妊娠から今の子育てまでの、不安や苦労や痛みや挫折、喜びや驚きや楽しさや幸せ、何があっても生きて幸せていてほしいと願い、一緒に親子になってきたという自信・・・いろんな感情が全て合わさって溢れてきて、涙になる感じです。

[わぐり]
2018年4月に息子を出産した35歳。
「ハハのつぶやき」Twitter(@ninputweet)Instagram(@ninputweet)で、妊娠中から現在の育児中までのイラストを、ほぼ毎日更新しています。

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