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自分の心をコントロールできない… 産後うつと双極性障害

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結婚11年目。34歳で2児のママ“88yuuki”です。フリーでインテリアコーディネーターをしながら、最近、在宅でwebライターを始めました。私は22歳で結婚しましたが、なかなか子どもを授からず、待望の第1子を妊娠したのは結婚から6年後。もともと患っていたうつ病の治療をしながらの妊娠生活は、想像以上につらいものでしたが、なんとか無事に出産しました。しかし、産後のストレスでうつ症状が悪化…。通院しながら家事と育児に追われる日々が始まりました。

うつ病治療中に妊娠発覚! つらさは想像以上

私は25歳の時に、うつ病と過食症の診断を受けました。当時、気分が落ち込んだりイライラしたりと感情をコントロールできない状態です。まずは過食をやめようと努力をしていた矢先に、第1子を妊娠しました。しかし、うつ症状があまり改善していない状態での妊娠だったため、とてもつらい妊娠生活となりました。

うつ病と過食症を患っていると、体重管理もままならず、妊娠からくる体調不良が私にとってとてもストレスに感じました。毎日のようにイライラしたり、何もせず1日が終わってしまったり…。

加えて、夫は帰宅が深夜0時を過ぎることもしばしば。妊娠中、1人で過ごすことが多かった私は寂しくて、とにかく早く赤ちゃんに会いたい気持ちでいっぱいでした。

待ちに待った出産! でも赤ちゃんがかわいくない…

いよいよ出産の時を迎え、私は「これで妊娠のストレスから解放される!」と嬉しくてたまりませんでした。出産は大変だったけれど、初めて見た自分の赤ちゃんはとてもかわいくて、幸せを感じました。

しかし、出産中に出血多量で輸血をしたので、体力回復のために赤ちゃんのお世話はしばらくおあずけに。すると、次第に気持ちに変化が生じ、生まれた時はかわいいと思えた自分の子どもが、かわいいと思えなくなってきたのです…。

退院前に、保健師さんから産後の気持ちについていくつか質問を受けました。その結果が思わしくなかったのでしょう。退院時に心療内科を紹介されました。心療内科でもらった診断は「産後うつ」。薬をもらい、1週間に1回の受診が必要となりました。

実はうつ病じゃなかった!?

退院後は、誰にも頼ることができずに私は家事と育児を一人でこなし、1日のほとんどを赤ちゃんと2人で過ごす日々。ストレスで夫婦喧嘩が絶えませんでした。

そして、1週間に1回、診療内科へ通院していたときのこと。私はそれまで「うつ病」と診断されていましたが、実は「双極性障害」だったことが判明したのです。「うつ病」がなかなか改善しなかった理由がわかると、気持ちがスーッと楽になり、今後の治療に期待を持てるようになりました。

まずは産後うつの治療を終えてから、双極性障害の治療に入りました。治療を重ねていくと徐々に症状が軽くなっていくのがわかり、子育ても楽に思えるようになりました。夫との仲も少しずつ改善して、第1子出産から4年後に、第2子を妊娠することもできました。

私は双極性障害とは今後もうまく付き合いながら、今の自分を受け入れていこうと決めています。治療はまだまだ続きますが、今はつらい気持ちだけではなく、子育ても日々の生活も楽しめるようになり、明るい未来が見えるようなってきました。第2子の出産の時は、以前と全く違い、上の子も下の子もとてもかわいく感じ、産後うつにもなりませんでした。産後うつでも双極性障害でも、あきらめなければ乗り越えられると実感しました。

■その他のママライター体験談はこちら

[88yuuki*プロフィール]
フリーでインテリアコーディネーターをしながら、最近、在宅でwebライターを始めました。もうすぐ小学1年生になるわんぱく娘と、イヤイヤ期真っ最中の2歳の息子と、夫の4人家族。ペットの猫2匹に癒されながら、子育てに奮闘中です。

■関連:不安で大泣き…産後のうつ状態を乗り越えた、私の体験記

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

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