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怪奇現象?3人のパパ【夫婦のじかん大貫さんのママ芸人日記#53】

更新

2018年3月に男の子を出産した、お笑いコンビ「夫婦のじかん」の大貫さん。イラストレーター兼漫画家としても活躍中です。よしもと芸人・イラスト業・ママと毎日大忙しの大貫さんによるコラム連載「ママ芸人日記」第53回です。

夫婦のじかん大貫さんの「ママ芸人日記」 今までのお話はこちら

【第53回】怪奇現象?3人のパパ

わが家では、里帰り出産をせず、最初から夫婦二人の子育てを始めました。
お互い仕事もあり、家事や育児を協力し、臨機応変にこれまでやってきました。
(炊事だけは私の味付けが不味すぎて旦那の完全担当になりましたが…)

2歳になる息子も、私と旦那のどちらにも同じくらい懐いているという感じです。


しかし、同じくらい密に接しているからか、ちょっと不思議な現象が起こっています。

息子は、私のことも旦那のことも、どちらも「パパ」と呼ぶのです。
「ママだよ」と教えても、「パパ!」と譲りません。
何度も「パパじゃなくてママだよ」と言うと、「パパパパパパ!!!」と強気なモードになっていきます。
「マって言ってごらん」と、一文字ずつ言わせる作戦に出てみても、「パ!」と言い、一歩も譲らないのです。

因みに、1歳半くらいのときは、私のことも旦那のことも、どちらも「ママ」と呼んでいました。

とにかく、いつでも私と旦那の呼称は同じなのです。
とは言え、全く同じ人物とはとらえておらず、寝るときは私、うんちのオムツを替えるのは旦那等、それぞれ役割があったりと、息子なりに区別して対応しています。

何故呼称がいつも一緒なのかは謎なのですが、先日、ついにこの現象がもう一段階パワーアップしました。

いつものように、私のことも旦那のことも「パパ」と呼ぶ息子。

旦那を指さし「パパ」。
私を指さし「パパ」。

するとその後、自分のことを指さして「パパ」と呼んだのです。

3人全員「パパ」!

何故!?と、つい笑ってしまいましたが、きっと「同じ家族」という意味で「パパ」や「ママ」を使っているのではないかなという考えになってきました。
子どもの言葉の捉え方は不思議なものですが、温かみを感じるものですね。

夫婦のじかん大貫さん プロフィール



よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属/夫婦お笑いコンビ「夫婦のじかん」の嫁担当。イラストレーターとしても活動中。相方は元・トンファー山西章博。息子(2018.3生)と夫との3人暮らし。2019年3月にコミックエッセイ「母ハハハ!」(PARCO出版)を発売。

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