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うちの子マイペース過ぎ? 小学校入学までに「時間」を意識させるコツとは?

更新

キンダーガーデンで目覚まし時計を使用して美しい教師と幼児
AaronAmat/gettyimages

年長さんになったら、就学を見すえてママやパパが「早くしなさい!」「まだやらないの?」などと声をかける前に、自分から時間を認識してやるべきこと、やったほうがいいことに気づいて行動するようになってほしいですよね。しかし時間を意識して動けるようになるには、どうしたらいいのでしょう。教え方のコツを考えてみませんか。

“こんなにマイペースで、1年生になれるの?”ママたちの不安とは…

年長さんになると「就学後の生活を考えて、時間を意識して行動してほしい!」と考えるママやパパたちが増えてきます。しかし実際はなかなかうまくいないことが多く、ママたちからは次のような声も。

●来年、小学1年生なので、そろそろ登園準備を自分でしてほしいのですが、なかなかできなくて…。本当は登園前に、幼稚園の制服を着て、カバンとサブバッグを持って自分から玄関に行ってほしいのに、声をかけないと動きません。マイペースな性格で、急(せ)かすと嫌がるのでどうしたらいいのかわからなくて。

●年長クラスですが、うちの子はマイペース。毎日のように「もう保育園行く時間だから、ごはん食べて! 歯磨いて! 着替えて!」と言うことにも疲れてきました。時計の読み方を教えたり、出発の時間を紙に書いて貼ったりしているのですが効果がなくて困っています。

みなさん悩んでいるようですね。ママたちのなかには「こんなにマイペースだと、小学校の生活についていけないのでは!?」と心配している人もいました。

時間を意識して行動できるようになる4つのステップ

小学校は、登校時間が決まっていて、1年生でも休み時間の間にトイレに行ったり、次の授業の準備を自分でしたりするなど、時間を見ながら行動することが求められます。そのため年長さんのうちから、時間を意識して行動する習慣を身につけていきたいですね。
しかしマイペースな子に時間を意識させるのはなかなか難しいもの。そんなときは、次のステップを参考に教えていきましょう。

<時間を意識して行動できるようになる4つのステップ>

STEP1 「〇時ちょうど」「〇時半」を覚える
まずは時計の「〇時ちょうど」「〇時半」の読みを教えます。30分ごとの時間がわかればOKです。長い針と短い針の色が違うと覚えやすいでしょう。

STEP2 時間の長さを意識する
「5分で着替える」など目標を持って行動すると、しだいに時間の長さが意識できるようになります。ペースがゆっくりの場合は「あと2分だよ!」など声をかけてあげましょう。

STEP3 「ちょっと前」「ちょっと過ぎ」がわかる
年長さんは「56分」など1分単位で時計を正確に読むのはまだ難しいのですが、「〇時ちょっと前」「〇時ちょっと過ぎ」は教えるとわかります。「ちょっと前」「ちょっと過ぎ」がわかると「もうすぐ8時だから、歯を磨こう」など、自分から動けるようになります。

STEP4 時計を見て行動する
時計を見て行動する習慣をつけていきましょう。「ペースが遅いかな?」と思うときは、「何時まで着替えればいいの?」と声をかけて、自分で時計を確認するように促してみましょう。

時計の読みや時間の感覚を覚えるのは意外と難しいので、家庭の時計は文字盤が大きくて見やすい、長針と短針の色が違うなど、子どもが見やすい時計を使うようにしてみましょう。自分用の時計があると、やる気がアップする子もいます。選んであげてもいいですね。
また一般的には小学校では、デジタル時計は使わないので、家庭でもアナログ時計で慣らしていきましょう。デジタルよりもアナログ時計のほうが針の動きで時間を意識できるので、時間の感覚が身につきやすいです。

取材・文/麻生珠恵


取材協力/こどもちゃれんじ

*文中のコメントは口コミサイト「ウイメンズパーク」の投稿からの抜粋です。

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