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新型コロナで迷う21年4月の保育園入園、「保活のプロ」のアンサーは?

※写真はイメージです
Aron M/gettyimages

連日報道されている新型コロナウイルス感染症関連のニュース。産休・育休を取得しているママたちは復職したいものの、子どもを保育園に預けることを不安に思う人も少なくありません。見学の受け入れ人数も制限されている中、「コロナ禍での保活はどうしたらいい?」「来春入園させて仕事に戻っていいの?」ウィメンズパークに寄せられたママたちのお悩みについて、保活アドバイザーの山下真実さんに聞きました。

21年4月入園をして復職予定。この状況で0歳児から預けていいの?

山下真実さんのもとにも多く寄せられているという、コロナ禍で保育園に入れることの迷い。いつまで続くのかわからない感染リスクに、どう向き合うといいのでしょうか?

【ママの気がかり】4月入園は不安だけど、1年先延ばしにすると保育園に入れないかも

住まいは保活激戦エリア。復職のため、21年4月入園時に生後6カ月が過ぎているように、計画を立てて出産しました。
ところが、出産直後に新型コロナウイルス感染症がまん延。緊急事態宣言や外出自粛要請が出て世の中が変わってしまいました。
現在保活をしていますが、感染が心配で保育園入園をためらってしまいます。でも0歳児クラスでの4月入園を逃したら、保育園に入るのは難しい。コロナもいつ落ち着くかわからない。それならいつ入園しても変わらない。でも心配。でも…。この繰り返しです。

【山下先生からアドバイス】 ゼロリスクは非現実的。そもそもなぜ復職を希望したのか振り返りを

集団感染のニュースを聞いたりすると、どうしても不安になると思います。新型コロナウイルスは人が集まる場所で感染が広がる病気。ゼロリスクを求めると、家族全員が家から一歩も出ない、外部との接触をいっさい絶ちましょう、ということになります。現実的ではありませんよね。

保育園は、コロナ禍以前から厚生労働省が示している「保育所における感染症対策ガイドライン」にのっとって施設を運営しています。子どもが過ごす場所として、特別感染リスクが高いのかといえば、私はそうは思いません。
乳幼児期の子どもはたくさんの人とかかわることで、大きく成長します。集団を避け続けていたら、感染は防げたとしても、育ちのうえではマイナス要素になる。新型コロナの収束が見えない中、どこまで感染リスクと折り合うべきか、個々の事情に合わせて見極める必要があるでしょう。

そもそも、どうしてママは出産時期を考慮してまで復職を希望したのでしょうか? きっと新型コロナとはまったく関係のないところで、何らかの働く理由があったはずです。
ここで「子どもの健康・命を守ること」と「働くこと」をてんびんにかけてしまうと、子どもが勝つに決まっています。親であれば、仕事の有無とは関係なく子どもは絶対的に大切。二者択一ではなく、「子どもが大切・子どもの健康を守りたい自分はどうしたいのか?」という目線で、あらためて復職を考えてはいかがでしょうか。

「子どものため」を大義名分にして自分の思いや意志を押しつぶすと、悔いが残ってしまうかもしれません。何年もたってから、「あなたのために私はキャリアをあきらめたんだ」と子どもを責めてしまうケースもあります。

どういう答えであれば、先にいる自分は納得できるのか、1、2年後でいいので少し先を見すえて決断するといいと思います。自分の中で納得して決めていけば、どの道を選んでも後悔することはないでしょう。

コロナ禍で園見学ができなくても、最低限の情報は収集しよう

緊急事態宣言が解除されてからもしばらくは、保育園の見学が実施されていないこともあり、例年のように保育の様子を見ることは難しくなっています。「ママ友のクチコミや役所窓口、サイトなどでの情報収集はもちろんですが、自分の足で訪れることも必要」と、山下真実さん。自主見学のポイントを教えてくれました。

【ママの気がかり】見学しないまま保育園を申し込んでもいい?

4月から職場復帰するのに伴い、保育園を探しています。気候のいい5~6月くらいに園見学をしたかったのですが、感染予防のため実施されませんでした。
役所で少しお話を聞いてきましたが、このまま見学できずに希望の園を決めることになりそうです。

【山下先生アドバイス】申し込む園の見学は必要。実際の通園手段で行ってみて

保育園は子どもが一日の大半を過ごす場所なので、見学は必要です。公立の認可園は均一性が高いものの、それでもやはり園ごとの特色はあるのでぜひ見にいきましょう。

ただし今年の保育園見学は、人数や期間が限られているところが多いようです。どうしても見学が間に合わない場合は、実際の通園手段で、子どもと保育園に行ってみることをおすすめします。

地図で見た印象よりも遠かったり、途中に開かずの踏切があって思いのほか通園に時間がかかったりと、自分の足を使うことで気づくことはたくさんあります。保育活動の中には近所の公園へのお散歩もあるので、周辺環境も合わせてチェックしておくといいですね。

なお個性が出やすい私立の認可園や認可外園は見学が外せません。コロナの影響があるとはいえ、まったく受け付けない、いっさい見せません、というところはもともと閉鎖的であった可能性も考えられるので注意が必要です。

何も見ないまま申し込むのは、やはり不安が残ります。認可外園に関しては、自治体を越えて申し込みができるので、通える範囲を広げて、再度リサーチしてみましょう。

監修/山下真実先生 取材・文/中澤夕美恵、ひよこクラブ編集部

かつてないコロナ禍の中の保活で「子どもか仕事か」の選択を迫られたように感じた親も少なくありません。どちらかを選ぶのではなく、「大事なものはすべて大事」であることを軸にキャリアを考えることが、真の保活勝利の第一歩。選んだ道はきっと明るいはずです。


山下真実先生(やましたまみ)

Profile
保活アドバイザー。(株)ここるく代表取締役。人気レストランを託児つきで利用できる「ここるく」を起業。子育てと仕事の両立や保活のアドバイスに定評がある。著書に『保育園に入ろう!-保活のすべてがわかる本』(洋泉社)。2児のママ。

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