離乳食、こんなふうに食べてない?ありがちな食事中のNG姿勢&行動 【専門家】
離乳食を食べているとき、赤ちゃんは正しい姿勢で座れているでしょうか?実は食事中の姿勢が、赤ちゃん・子どもの口の動きや食具の使い方などの食に関する発達に影響を及ぼしているのです。
そこで、長きにわたり乳幼児栄養指導を行っている管理栄養士の太田百合子先生に、食事のときの正しい姿勢と椅子の選び方について、聞きました。
知っていますか?赤ちゃんの体に合った椅子選びが大切な理由
食べるとき、人間はあごの筋力全体を使って口を動かします。これは、正しい姿勢で食べるからこそできることです。椅子が赤ちゃんの体に合っておらず、姿勢が崩れた状態では、うまくあごを使うことができず、食べることに集中もできません。すると、しだいに食の興味が持てなくなってしまう心配も出てきます。
さらに、顔が上向きの姿勢では丸飲み、下向きならかき込むような食べ方になり、誤えんにつながります。
正しい姿勢で食べるために必要なのは体幹の安定です。体幹を安定させるには、赤ちゃんの体に合った椅子選びが大切なのです。
こんなふうに食べてない?ありがちな食事中のNG姿勢&行動
□ほおづえをついている
□背筋が伸びていない
□足が床や踏み台につかず、ブラブラしている
□すぐに立ち上がる
上の項目に1つでも該当するものがあれば、食事どきの姿勢と椅子を確認してみましょう。
【離乳中期・7~8カ月ごろ】足底がしっかり床か踏み台についていることが大事
離乳食の進み具合が気になったら、食事中の姿勢を見直してみましょう。離乳食のとき、椅子に正しい姿勢で座っているでしょうか?離乳中期(7~8カ月ごろ)の赤ちゃんのお食事椅子の選び方は3つチェックポイントがあります。
【チェック1】ベルトやガードはついているか
このころの赤ちゃんはまだ座った姿勢を維持しにくく、赤ちゃんの体をベルトやガードで支えていないと、下へずり落ちてしまいます。
【チェック2】背もたれと背中が離れすぎてないか
背もたれと背中が離れていると、背筋が伸びた姿勢を維持できず、背もたれに寄りかかろうとします。そのため、姿勢が崩れる原因に。
【チェック3】足底が床や踏み台につかず、ブラブラしてないか
食べ物を舌で押しつぶしながら食べる時期。あごや舌に力を入れるには、足底が地につき、しっかり踏みしめられていることが大事です。
【離乳後期以降・9カ月ごろ以降】手づかみ食べする時期。自由に手が動かせるか確認を
離乳後期以降は、大人と同じテーブルについて大人と一緒に食べることも出てきます。その際はテーブルの高さを考える必要があります。離乳後期(9カ月ごろ以降)の赤ちゃんのお食事椅子の選び方は4つチェックポイントがあります。
【チェック1】ひじがテーブルにつく椅子の高さで、自由に手が動かせるか
手づかみ食べする時期は、やや前傾姿勢になります。そのときに自由に手が動かせるよう、テーブルにひじがつくかを確認しましょう。座面の高さを調節できるものがおすすめです。
【チェック2】背もたれと背中が離れすぎてないか
背中に支えがないと、姿勢をキープできず落ち着きません。食事に集中しにくくなります。
【チェック3】ベルトやガードがついているか
赤ちゃんの急な立ち上がりによる、転落事故を防ぐためにベルトやガードがあるものを選び、正しく着用しましょう。
【チェック4】足底が床や踏み台につく姿勢で、ひざがほぼ直角に曲がる
ひざがほぼ直角に曲げられて、足底全面が地についている状態が正しい姿勢。体幹が安定して、しっかりと食べ物をかむことができます。
取材・文/ひよこクラブ編集部
離乳食の進み具合が心配なときは、食事中の姿勢と椅子を見直してみましょう。正しい姿勢は、体にあった椅子選びから。赤ちゃんの体に合った椅子を選びましょう。
参考/『ひよこクラブ』2020年11月号
「赤ちゃんの“食”への意欲が変わる!離乳食チェアの選び方」
『ひよこクラブ』2020年11月号では、より詳しい内容と、食事どきの椅子が体に合っていない場合の調整方法、編集部おすすめの離乳食チェアを掲載しています。