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台湾はアジアで最も女性が暮らしやすい国?育児もしやすい持ちつ持たれつな社会

今回のテーマは台湾のジェンダーギャップについて。夫の転勤に伴い台湾に転居、在住5年目になる日本人ママののんこにしさん。2歳の女の子を育児中、日台の違いに驚いたことをリポートします。「台湾育児日記」第2回

■教えてくれたのは…のんこにしさん
夫の転勤により2016年から台湾在住。初めての妊娠出産を台湾で経験。現在は毎日学校に通い中国語を学ぶかたわら2歳になるわんぱく女児の子育てに奮闘中。

「重男軽女」って何のこと?

「重男軽女」何のことかわかりますか?中国語で、男性を重視して女性を軽視する古い価値観のこと、つまり「男尊女卑」のことです。

現在の台湾は、まず何といっても国のトップが女性です。また働く女性や女性管理職の比率も高く男女間の給与格差もどんどん縮小しているようです。そして、女性だけが家事育児を担うべきという考え方がほとんど無いように思います。例えば妊婦健診の時にはほぼ全ての家庭が夫婦揃って来ていますし、台湾人が産後母体の回復のために一ヶ月ほど入る「月子中心」という施設にも、実は母子だけでなく多くの父親が一緒に泊まり込んでそこから直接会社へ通勤します。子どもの病院や公園遊びに付き添っているのが父親や祖父だけというのもごく当たり前の光景です。逆に私が日中、子どもを連れていると道ゆく人や店員さんなど毎日誰かしらが「ママお疲れ様」と労いの言葉をかけてくれます。これは「母親が育児を一人でこなして当然」なんて思っていたら出ない言葉ではないかなぁと思います。

結婚の伝統的なしきたりの中には、女性だけが火を跨がなければならない(しかも女性の怒りっぽさを無くすためという目的…)等「重男軽女」と受け取れる儀式も残ってはいますが、現代ではやらない人も多いそうで、日常生活の中で男尊女卑と感じた経験は私の中ではあまり無いです。

客観的なデータとして世界のジェンダーギャップ指数ランキング2018年版を見てみると、調査対象となった149カ国、日本は110位。一方で台湾政府がこの2018年のランキングに合わせて独自に算出した結果では(※台湾は国家として認められておらず公式の調査対象から除外されているため)世界で9位、アジアで一番ジェンダーギャップが小さいという結果になったのだそうです。

台湾と言えばいち早く同性婚を認めたことでも有名ですが、この国は女性や同性愛者をはじめ社会的に「弱者」となりやすい人たちにとって比較的暮らしやすい社会なのではないかと感じます。道端で白い杖をついた人がいたら当然のように声をかけ、横断歩道を渡る老人を見てバイクから降りて補助しに行く、そんな光景を見かけたことも一度や二度ではありません。

台湾で気付かされたこと

「人に迷惑をかけない、自己責任」の風潮がどんどん高まっている日本ですが、一生人に迷惑をかけないで生きるなんて無茶な話とあらためて台湾で育児をする中で気づかされました。

いち外国人の私自身も妊婦のときから子連れの今でも非常に助けられて暮らしていますし、逆に知らない人に対しても臆せずどんどんお節介を焼くようになりました。困った人がいたら当たり前に助け、逆に自分が困った時にも遠慮せず当たり前に周囲に助けを求めることができる、台湾のような、持ちつ持たれつ精神の方が皆が生きやすいのではないかと思う今日この頃です。


次回は、生理用品はパパにかってきてもらう?実際に台湾人の友人から聞いた生理にまつわるビックリな話とその背景についてレポートします。

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