ブランコで酔う、少年漫画が苦手になった、などなど「歳をとったら想定外でダメになったもの」
歳をとったらダメになると言えば小さな字が読めない、簡単に痩せられないなどが当たり前ですが「予想していたことではなく、想定外でダメになったものはありますか?」という声が、口コミサイト「ウィメンズパーク」に寄せられました。聴覚、視覚、味覚はもちろん、センスも大きく変わったと、たくさんの声が寄せられました。
昔は大好きだったのに。聴覚、視覚、味覚でダメになった編
圧倒的に多かったのは、耳の三半規管が大きく影響する乗り物に関することでした。
「ブランコです。子どもの頃はグワングワン乗ってましたが、最近は酔うようになりました」
「ブランコもですが鉄棒もダメでした。
小学生の子どもと前回りしたら酔って、しばらくベンチで寝てました。
休憩というよりショックで寝込みました」
「でんぐり返しをして、同じ状態になりました。
子どもの体操教室で親も参加する場面があり、一緒にやったら目が回ってフラフラしてまともに歩けない。
ちなみにアラフォーのお母さんはみな、同じ状態でした」
「ジェットッコースターです。絶叫系大好きでした。
久々に乗ったらめちゃくちゃ気持ち悪くなりました」
「わかります。TDLでスペースマウンテンに乗ったら、見事に気持ち悪くなりました。
富士急ハイランドはほぼ全滅です」
ちょっと違うヴァージョンの乗り物が苦手になった声です。
「長距離の乗り物、例えば飛行機とかが無理になりました。
お腹が弱くなって、突然の腹痛でトイレに駆け込むことがたびたびあり。
旅行大好きでしたが、どこにも行けなくなりました」
「車の運転かな。安全ながらも攻めた運転してました。
高速道路大好きだったし、カーブはエンブレ駆使しながら滑るように走ってたし、雪道なんてワクワクしてた。
今は隣に教官が座っているかのような、臆病な運転になりました。守るもの(子ども)ができたからだと思います」
次に多かったのが食べ物です。味覚はもとより、胃もたれなんて知らなかった時代が懐かしい、という声が続出しました。
「お菓子ですが、断然たけのこの里派でした。が、今はきのこの山派です。
たけのこの山のクッキー生地が口の中でモソモソして、咀嚼が難しい……。
きのこの山のほうがパリパリして美味しくいただけます」
「ケーキやチョコがダメになりました。
嫌いではないのですが、煎餅とかしょっぱい味のほうが好みになり。
若い頃はダイエットを意識して食べたいケーキを我慢したけど、こんな日が来るなら、あの時たらふく食べておけば良かった」
「バイキングです。元が取れません。ご馳走を目の前にして本当に悔しい」
「カップ麺です。特に焼きそば系は大好きでした。
ときどき無性に食べたくなって食べると、胃もたれがひどくて半日ぐったり。
非常用に備蓄していますが、私が非常時に食べたら大変なことになりそう」
「外食が続くとしんどいです。
美味しいお店でも2日続くと体が辛くて3日目はぐったり。味の濃さがダメなのかな」
「お酒が飲めなくなりました。大大大好きだったのに。
最初は赤ワインでした。頭痛がするようになり、白ワインに変えたら酸味が胃にくる。焼酎やウイスキーは味が苦手になり、ビールもとうとう頭痛がするようになって。
あの楽しい時間がなくなってショックです。体重が減ったことだけが救いです」
昔は楽しめたのに、今は疲れる、めんどくさい、ときめかない編
「カラオケです。音程外れるし、声量ないし、喉がガサガサしてくるし、咳き込む通り越してえずくし。
昔はストレス発散でよく歌ってたけど、今は逆にストレス溜まります」
「ショッピングを楽しめなくなりました。
以前ならアウトレットやデパート、ショッピングモールなど、何時間歩いても飽きなかったのに。
今はつまらないし、ときめかない。日々の買い物さえめんどくさくなり、生協の宅配を始めました」
「わかります。私も欲しいものはもっぱらネットです。
昔は何を買うでもなく、ぶらぶらするだけで楽しかったのに。今は疲れるし、めんどくさいと思ってしまいます」
「少年漫画が無理になりました。
週刊ジャンプは毎週愛読してたし『ドラゴンボール』『SLAM DUNK』とか大好きで、トランクスと本気で結婚したいと思ってました。
久しぶりに読んだら、少年漫画特有のごちゃごちゃした感じや戦闘シーンが無理で挫折。
『進撃の巨人』とか『鬼滅の刃』とか、読みたかったな。
ちなみに少女漫画は普通に読めます」
「私は逆です。少女漫画が無理になりました。子育てがひと段落したので、久しぶりに買ったのですが。
キラキラなお目目、見にくいコマ割り、意味不明な女の子の言動、寒気がする男子のキザな言動。
すべてが受け付けません。大好きだったのになぁ」
「キーの高い声が無理になりました。
子ども大好きだったのに、椎名林檎大好きだったのに、今はただただうるさいと感じてしまう。
と、いうか静かな環境が好きです」
「タートルネックです。暖かいから冬は必需品でした。
いつの頃からか息苦しくなり、一切着られなくなりました」
「洋服で伸縮性のない生地がダメになりました。
ブラもしんどいです」
「パーカーです。後ろに引っ張られているような感じになり、肩こりと頭痛がしてきます」
「重たいアウターがダメになりました。
昔はダッフルコートとかカチッとしたコートを着ていましたが、今は軽いダウンです。
肩凝るし、暑くて脱いだら荷物としても重たいし。はぁ、加齢を感じます」
「わかります。重たい牛革バッグとか無理です。
肩にかけて出かけるなんて、拷問に近い。一目惚れで買った牛革バッグも、数回使ってお蔵入りになりました」
「重たいは重たいでも、重たい小説や映画がしんどくなりました。
泣くために観るなんて、ありえない」
「人付き合いがしんどくなりました。
昔は男女大勢で集まってワイワイするのが大好きだったけど、今はひたすら気疲れでしんどい。
同窓会すらめんどくさくて、会いたい友達とだけ会ってます」
「……夫かな。
あんなに好きだった(はずな)のに、ねぇ」
名言が出ましたが、また数年たったら変わるのかも……しれません。
文/和兎 尊美
■文中のコメントは口コミサイト「ウィメンズパーク」の投稿を抜粋したものです。