山田ローラ、寝かしつけでアメリカで人気の「ホワイトノイズ」を活用「まさか、あの音まで」
今回は、アメリカでは多くの育児中ファミリーが愛用している寝かしつけサポートグッズについて。
ラグビー選手の妻でママである山田ローラさんは、男の子と女の子の双子と第3子である女の子、3人の子育てに奮闘中。日本とハワイを行き来する生活を送っています。
雑音をずっと流しているスピーカーが育児の助っ人
わが家の赤ちゃんの寝かしつけに欠かせないアイテムが「ホワイトノイズメーカー」です。いわゆる“雑音をずっと流しているスピーカー”。双子を出産し、なかなか寝てくれなくてつらい思いをしていた時に出会ったこのスピーカー。
スピーカーの存在を最初に知ったのはニューボーンフォトを撮ってくれたカメラマンのスタジオです。寝てる姿を写真に収めるのですが、家では私の力だけで2人同時に寝てくれたことがなかったのでちゃんと撮影できるのか緊張していました。
ドキドキしながらスタジオへ入ってみると…
「ゴォーゴォー…ザァー…ザァー…」
まるで飛行機に乗っているかのような雑音が流れているのです。
母体の中の音を再現することによって、赤ちゃんが安心して眠れることがあるそうです。
私としてはこんなスピーカーだけで寝てくれるなら苦労しないよ!と半信半疑でした…が!まさかの!お目目ぱっちりしていた2人が数分のうちにとろ〜んとしてきて、カメラマンの抱っこでユラユラされること5分…。
2人とも熟睡!!
スピーカーなのか、カメラマンのゴッドハンドなのか、ただ単に空気が読める子どもたちなのか(笑)
睡眠時間を確保するのに必死だった私はグッズならなんでも試したかったので、その場でネット購入しました。私が購入したのは「飛行機の中みたいな音」、「少し低音の音」、「波の音」の3パターン音が選べるようになっているタイプでした。
数日後に届いてソワソワしながら寝かしつけの際に使ってみると…すぐには寝なかったものの、雑音があることによって小さな物音でビクッと起きなくなりました。1番反応がよかったのは「波の音」です。つけると私まで居心地がよくなり危うく子どもより先に寝てしまうことも何度かありました。
ハワイの大みそか「花火の夜」でも大活躍
ホワイトノイズメーカーのスイッチを入れるだけで子どもがすぐ寝る!というほどの魔法のスピーカーではないけど寝かしつけへのメリハリが出たように感じました。
スピーカーをつけると寝る時間だと徐々に認識してきた双子は音が流れ始めると落ち着き、キャッキャッ騒いでいたのもコソコソ話になり、自然とベッドでゆっくりするようになりました。
また、ホワイトノイズのおかげでほかの音も聞こえにくくなるみたいで、「子どもが寝てるから親が静かにしないといけない」ストレスもなくなりました。
ホワイトノイズメーカーが最強なる仕事ぶりを発揮してくれたのはハワイでの大みそかでした。ハワイでは一般家庭で盛大に花火を打ち上げる風習があるのです。やむことなく朝方まで続くとうわさを聞いていたので、近所のママ友に相談してみると、
「この夜はホワイトノイズメーカーをボリューム最大限まで上げて寝かせてるよ!」
とのこと。いやいやいや、いくらなんでも雑音で花火のドカーン!は消せないでしょう…とまたもや半信半疑でしたが、
寝た。(笑)
たしかに普段より寝かしつけには時間がかかりましたが、花火を思う存分見たあとに通常通りスピーカーをオンにしたらそのまま朝までグッスリ。
それに比べたら私は朝4時まで続くドーン!に悩まされ寝不足のまま起床。もはや子ども部屋で一緒に寝たほうが安眠できたのかもしれません。
双子が3歳くらいまで使っていたスピーカーは親友たちにも聞いてみると、アメリカでは一般的に使われているもののようです。
今では寝かしつけの時間には欠かせないアイテムの一つとなってあるホワイトノイズメーカー、第3子の育児でも愛用中です。
文/山田ローラ 構成/ひよこクラブ編集部
山田ローラ
Profile
タレント・コラムニスト。1988年9月23日生まれ。アメリカ・アイオワ州出身の日米ハーフ。アメリカで大学を卒業後、日本でモデルデビュー。2015年3月にラグビー選手の山田章仁さんと結婚、2016年9月に男女の双子を出産。2020年9月に次女をハワイで出産。