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「妊娠中でも医療保険に入れるの?」妊娠期に知っておきたいお金のこと

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ベクターイラスト素材:妊娠中の妻と夫、お金について考えているカップル
kei_gokei/gettyimages

妊婦健診は病気の治療ではないため、健康保険は適用されません。そのため医療費は3割負担ではなく、産院側が提示した金額を支払いますが、妊婦健診費を各自治体が助成しているので、自己負担額はかなり抑えられています。ただし、切迫流産や切迫早産、妊娠高血圧症候群などが原因で入院する場合は、医療行為に当たるため、健康保険の対象になり、3割などの自己負担額を支払うことを覚えておきましょう(医療費が高額になった場合は、高額療養費が適用されて、負担は軽減されます)。

医療保険は妊娠中に入れても、保障は受けられないのが一般的

妊娠中の入院に備えて、医療保険に加入したい、と考える人もいるでしょう。医療保険に入っているか、生命保険に医療特約がついていれば、入院や手術の保障が受け取れるからです。ただし保険金を受け取れるのは、妊娠前から保険に加入していることが条件。妊娠中に医療保険に入れたとしても、帝王切開手術などの、妊娠にまつわる保障は受けられないのが一般的です。

一部の共済や少額短期保険は 妊娠中に入れて保障OKの商品も

そのような中、妊娠経過が順調であれば、妊娠が原因となる入院をしたり、帝王切開手術で出産した場合でも、共済金や保険金が受け取れる商品があります。たとえばコープ共済の「たすけあい」は、妊娠経過が順調であれば、妊娠週数にかかわらずに加入ができて、妊娠を原因とする入院や帝王切開手術(※)も、保証してくれます。

また、ABC少額短期保険の「新ABCおかあさん保険Ⅱ」は、妊娠19週まで加入でき、帝王切開手術を保証してくれる保険です。妊娠を原因とする入院は保障の対象外ですが、加入時点で予定されていなかった帝王切開手術を受けた場合に保険金が受け取れます。
※健康保険の対象となる妊娠や出産にまつわる手術や妊娠。

監修・文/畠中雅子先生

妊娠前に入った保険なら、妊娠が原因の入院でも保障がOKのことも。妊娠中は保険に入れても、妊娠にまつわる保障はNGなのが一般的です。(文・たまごクラブ編集部)

参考/『たまごクラブ』2020年10月号「たまごお金クラブ」

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