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「おなかの赤ちゃん、大丈夫?」妊娠中のトラブル おなかの張り・痛み 緊急度の見分け方【産科医】

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妊娠中の女性は、おなかに触れ、自宅でベッドに座って背中の痛みに苦しんでいます。若い魅力的な妊娠中の母親は、そのお母さんが痛みを感じる前よりも大きな痛み、彼女の胎児や赤ちゃ�
Love portrait and love the world/gettyimages

妊娠中にママの体に起こるトラブルは、もしかしたら、おなかの赤ちゃんからのSOSかもしれません。中でも「おなかの張り・痛み」の症状は、多くの妊婦さんが経験しますが、母子共に危険な病気が隠れている場合もあります。
今回は、産科医の中川一平先生に、おなかの張りや痛みを感じたときの対処法を聞きました。正しい知識を持って、おなかの赤ちゃんを守りましょう。

おなかの張り・痛みを感じたときに注意したい4つのポイント

異変を感じたときにチェックしたい4つのポイントを紹介します。産院に連絡した際に聞かれることが多いので、すぐに答えられるようにしておくと対応がスムーズです。

1.いつから張り・痛みを感じている?

心配がない場合は少し休むと治まってくることがほとんど。横になるかラクな姿勢でいすに座って、30分ほど様子を見ましょう。30分ほどたっても治まらなければ産院に連絡を!

2.張り・痛みの間隔は規則的?

「15分おきに痛みを感じる」、「おなかがずっと張っていて、30分くらい続いている」など、間隔を具体的にチェックして。張り・痛みが規則的に続く場合は陣痛の可能性もあります。

3.張り・痛みの強さはどのくらい?

動けなくなるほどの強い張りや痛みなど、明らかにいつもと違う症状の場合は、緊急度が高い可能性が。激しい痛みが休みなく続くなら、即産院に連絡しましょう!

4.出血や破水などの症状はある?

張りや痛み以外の症状も、重要な情報です。「100円玉くらいの赤い出血」など、出血の色や量、破水の出方などを具体的に産院に説明できるようにしておきましょう。

受診の目安を知ろう! 緊急度の見極め方

すぐに受診をした方がいいのか、次の健診まで様子を見てもいいのか、受診の目安を知っておきましょう。

超緊急! 産院に連絡してなるべく早く受診を

・動けないほどの激しい痛みがある
・張りや痛みが休みなく続く
・強い痛みとともに出血がある
・前置胎盤と診断されている

これらに当てはまったら、とても危険な状態です。すぐに産院に連絡しましょう。かかりつけ医の判断によっては、救急車の要請が必要になる場合もあります。

緊急。産院に連絡して指示を仰いで。受診の可能性大。

・30分ほど安静にしても張りや痛みが治まらない
・張りや痛みが規則的にある
・張りや痛みとともに少量の出血がある
・多胎、さかご、合併症妊娠などの診断をされている
・帝王切開での出産を予定している

これらに当てはまったら、危険な張り・痛みの可能性があります。必ず産院に連絡を。合併症妊娠や張りが長時間治まらない場合は、とくに注意が必要です。

緊急度は低め。様子を見て次の健診で相談を。

・30分くらい安静にしていたら張りや痛みが治まった
・10分以上間隔があき、かつ不規則な周期で張りや痛みがある
・出血はしていない
・1日に数回程度

これらに当てはまる場合は、急を要する可能性は低いです。次の妊婦健診で、症状を報告しましょう。気になる症状を繰り返すなど、心配な場合は健診前でも産院に連絡を。

おなかの張りや痛みの主な原因

症状があった場合、原因が何なのか気になりますよね。危険な病気の場合とそうでない場合を知っておきましょう。

緊急度が高い場合

・常位胎盤早期剝離(じょういたいばんそうきはくり)

胎盤の一部、または全部がはがれてしまった状態で、母子ともにとても危険です。多くは、少量の真っ赤な出血とおなかの強い張りや激しい痛みで始まります。すぐに救急車を呼ぶ指示が出るレベルの緊急事態です。


・絨毛膜羊膜(じゅうもうまくようまくえん)

膣炎(ちつえん)や子宮頚管炎を発症し、卵膜(絨毛膜・羊膜)まで細菌が達して炎症が起こった状態です。前兆として、おりものの色やにおいの異常がある場合も。強い子宮収縮や破水を招き、流産、早産につながる恐れがあります。

あまり心配はない場合

・生理現象

子宮が筋肉を収縮させながら大きくなる過程で、張りを感じることが。この張りや痛みの間隔は不規則で、安静にすれば治まります。


・疲労・ストレス

妊婦さん自身に自覚がなくても、身体的な疲労や精神的ストレスで体に負担がかかり、おなかが張ることもあります。


・体の冷え

体の冷えが引き金となり、子宮が収縮することもあります。とくに秋冬は気温が下がるので、体を冷やさないように注意が必要。


・便秘

妊娠中は便秘になりやすく、便秘が原因でおなかの張り・痛みを感じることも。水分や食物繊維の多い食材をとるなど、便秘対策をしましょう。

監修/中川一平先生 取材・文/たまごクラブ編集部

順調に妊娠生活を送っていても、トラブルはいつ起こるかわからないので、油断は禁物。何かあったときに、いつでも入院できるように普段から入院の準備をして、荷物をまとめておきましょう。マスクの用意も忘れずに! 

緊急度が高い場合、受診までの時間が重要になるため、救急車を呼ぶ指示が出る可能性もあります(※)。
また、総合周産期施設への転院の可能性もあるので、家族もすぐ呼べるように準備しておいてもらいましょう。

※注:救急車を呼ぶかどうかの判断は、医師の指示に従ってください。

参考/『たまごクラブ」2021年12月号「赤ちゃんからのSOSに気づこう! 緊急度の見極めガイド」

※掲載している情報は2021年11月現在のものです。

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