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板野友美 コロナ禍の出産を経て「やっと娘に会えた…幸せと奇跡を感じた」

更新

2021年10月に第1子となる女児を出産したことを発表した板野友美さん。コロナ禍の妊娠・出産のことや、夫で東京ヤクルトスワローズ投手の高橋奎二(たかはしけいじ)さんとの育児の様子を、幸せいっぱいに話してくれました。

コロナ禍で外出できなかった妊婦生活。孤独や不安を感じた

――コロナ禍での妊娠・出産にあたり、どんなことが不安でしたか?

板野さん(以下敬称略) 妊娠中は新型コロナウイルスの感染拡大がピークのころ。私ひとりの体ではなかったから、感染対策のために2カ月くらい外出せず、必要があって外出するときもとても気をつけました。夫が遠征から帰ってくるときには、家でPCR検査をしてもらったり、日用品はネットスーパーなどを利用して外出を控えたりしました。

そんな生活自体が初めてだったし、友だちにも会えなくて孤独を感じました。同じくらいの妊娠期のママと会いたくても会えず、初めての妊娠で、体調面の心配をだれかに相談したり、情報共有したりもできないし、コロナ禍の妊婦さんはみんなそういう気持ちなのかな、と思いました。ネットで検索はできるけど、だれかとコミュニケーションが取れないことを不安に感じました。

あとは、妊娠中の安定期に入ったころに母親と2人の旅行や夫婦での旅行を計画していたんですが、緊急事態宣言が出てしまったこともあり、すべてキャンセルしたことは残念でした。夫と2人での外食も行くことができなかったし、出産前に大人だけの時間をもう少し楽しめたらよかったな、という心残りはあります。

やっと娘に会えた…幸せと奇跡を感じた出産

――そんな不安を乗り越え、無事出産したときはどんな気持ちでしたか?また、出産時、立ち会いはありましたか? 

板野 初めての出産は、まさに奇跡的な体験でした。妊娠中には、赤ちゃんに出会う瞬間にどんな声をかけようかな、と考えていましたが、いざそのときになるとあまりに必死で…想像以上に壮絶。でも、無事に生まれてくれて、やっと会えたわが子を胸に抱いたときは本当に幸せな気持ちになりました。

夫は出産には立ち会えましたが、コロナの影響もあって赤ちゃんと一緒に過ごせたのは2時間だけ。その後、入院中は面会禁止で5〜6日会えなかったから病院から連絡をすると「なんか、夢見てるみたいだけど、ちゃんと生まれたよね?」と実感がわかない様子でした。

以前なら、友だちや家族が面会に来てくれて、ママも少し気分転換できる時間があったと思うんですけど、コロナ禍の出産では、産後入院中の5日間にいっさいだれとも面会できない状態。私の場合は、看護師さんが悩みを聞いてくれたり、お世話をいろいろ教えてくれて、すごくケアしてくれたので助かりました。出産後のメンタルが不安定になる時期に、赤ちゃんと2人きりで、ほかのだれとも会えずにコミュニケーションが取れないのは、きっとほかのママたちも不安だったろうと思います。コロナ禍の出産は本当に大変だと実感しました。

家事も育児も得意な夫。夫婦2人3脚で子育てに奮闘中

――出産後、パパは子育てにはどのようにかかわってくれていますか?

板野 夫は、娘をおふろに入れるのが得意です。娘は、どんなに泣いていてもおふろに入るととってもご機嫌になるんです。毎日、私と夫が一緒に娘の体を洗ってあげて、その後、夫が娘と湯船につかって、私が娘を受け取って着替えをさせています。
ほかにも、洗い物が得意で食器や哺乳びんを洗ってくれますし、おふろ洗いや洗濯などもやってくれるので、ありがたいです。オフシーズンで夫の仕事が休みのときは、私が仕事の間は、娘を見ていてくれます。

夫なりに娘のお世話のルーティンを編み出したこともあります。ミルクのあとに抱っこしていても娘のご機嫌が悪いときは、ソファに座ってあやして、次に泣いたら抱っこであやして、また泣いたらベッドに寝かせると寝る、という娘のご機嫌をキープするルーティンがあるらしくて(笑)、帰宅すると今日は3回やったよ、なんて教えてくれます。


撮影/藤原 宏[Pygmy Company]
スタイリング/高野夏季
ヘア&メイク/AYA[LA DONNA]
取材・文/早川奈緒子、ひよこクラブ編集部

[板野さん]ワンピース 4万6200円/ヴェルニカ(ヴェルニカ ルーム TEL 03・6323・9908)、ピアス 1万3200円/アペルディエム(アテンション・ジャパン・プロダクツ TEL 03・5724・3730)

「話には聞いていたけど、実際の子育ては本当に大変!お母さんたちを尊敬します」と板野さん。大変ななかでも自分なりに工夫したり、夫と協力したりしながら、前向きに育児をしているようです。

参考/『ひよこクラブ』2022年3月号「インタビュー」

※掲載している情報は2022年2月現在のものです。



『ひよこクラブ』2022年3月号では表紙に板野友美さんが登場。子育ての様子のスペシャルインタビューも。

板野友美さん(いたのともみ)

PROFILE
1991年7月3日生まれ。2013年にAKB48を卒業後、歌手・女優として幅広く活躍。2021年1月にプロ野球・東京ヤクルトスワローズ投手の高橋奎二(たかはしけいじ)さんと結婚。2021年10月に第1子女児を出産したことを発表。

YouTubeチャンネル:友chube

ひよこクラブ2022年3月号
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