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【妊婦とがん】知っておいてほしいこと②乳がん編

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妊娠中は、ママ自身の健康を見つめ直すチャンスの時期。
女性が発症するがんで、いちばん多いのが「乳がん」。日本人女性の12人に1人が乳がんになるといわれています。
今回は、妊娠中に進行しやすい「乳がん」について、武蔵野赤十字病院 産婦人科部長・梅澤聡先生にお伺いしました。

妊娠中はホルモンの影響で乳がんが進行しやすくなります

「妊娠中は、エストロゲンと呼ばれる女性ホルモンの分泌が増えます。このエストロゲンは乳がんの発症にも関係するので、妊娠中は乳がんが進行しやすいといわれています。
また、妊娠中や授乳期は乳腺が発達し、乳汁が詰まって“しこり”になることも珍しくありません。そのため、乳がんの早期発見が遅れることも…。
妊娠初期にはちいさかったがんが、妊娠後期には骨に転移するほど進行するケースもあるので、細心の注意が必要です」

妊娠中はおっぱいが変化しやすいので、乳がん発見が難しい時期

「おっぱいの変化にいちばん気づきやすいのは、自分自身。
日ごろからおっぱいを観察して、いち早く変化に気づけるようにしましょう。

乳がんは、痛みなどの自覚症状はありませんが
・左右の乳房の大きさが違う
・えくぼのようなくぼみがある
・皮膚が引きつれる
・乳頭から出血する
・しこりがある
などの症状があります。
おふろに入るついでにチェックするのを習慣にしましょう」

気になる症状があったら、専門医のいる病院で徹底的に検査!

「妊娠中や授乳期は、おっぱいにしこりがあっても『乳腺が発達したから…』『母乳がたまっているのかも』と見過ごしてしまいがち。
でも、少しでも気になる症状があったら、乳腺・がん専門医のいる病院できちんと調べることが必要です。

乳がんの検査には、
・X線検査のマンモグラフィー
・超音波検査
・注射器で細胞を吸引して調べる細胞診
などがありますが、どれも妊娠経過に悪影響を与えることはありません。出産を待たずに検査を受けましょう」

日ごろから「見る」「触る」を習慣に

「乳がん罹患(りかん)率は、40代後半からピークを迎えます。だから産後も気を抜かずに、警戒することが必要なんです。
日ごろから見て触って、早期発見に努めましょう。授乳のあとや、1人でおふろに入るときなど、やりやすいタイミングでおっぱいのセルフチェックをしましょう。日ごろから触っていると変化に気づきやすくなるので、毎日の習慣にするのがベストです。

また、定期的に乳がん検診を受けることも大切です。
産後は育児に追われて、ママ自身のことは後回しになりがちですが、ママの健康管理は家族みんなのためでもあります。たとえば、『がん検診は誕生月に』など、年間の予定に入れておくのがおすすめです」

医師でも、触診だけでがんを見つけることはできないといわれています。とくに妊娠&授乳期はがんの進行が速いので、十分に警戒してセルフチェックを習慣に。疑わしいときは、徹底的に調べにいきましょう!(文・たまごクラブ編集部)

監修/武蔵野赤十字病院 産婦人科部長 梅澤 聡先生

※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。

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