やしろ優 不妊治療の産院選びで良かったことと、夫婦で決めた不妊治療の止め時とは?
2022年1月に第一子を出産したやしろ優さん。不妊治療を経ての妊娠でしたが、その産院選びと、妊活を続けるうえで、夫婦で決めていたことについてお話を聞きました。
妊活から出産まで寄り添ってくれる先生に出会えた
私の妹が出産したころ、私たちは結婚して4年経っていました。そろそろ赤ちゃんがほしいな、でも自然に赤ちゃんができないのはどうしてだろうと思い、一度調べてもらおうと大学病院で検査を受けたのが始まりです。その大学病院を選んだ理由はシンプルで、妹が通っていたからです。私を診てくれたのが、中川一平先生(帝京大学医学部附属病院)。妹の担当医ではなかったのですが、先生との出会いが、私にはとても大きかったんです。
いろいろと検査した結果、私は左右の卵管が詰まっている両側卵管閉塞(りょうそくらんかんへいそく)であることがわかったのですが、中川先生はいつも明るくずっと寄り添ってくれました。手術か体外受精かの選択になり、夫婦で話し合って、手術を受けることに。
2021年3月、卵管を通す手術を受けました。その手術後すぐに妊娠が判明。本当にラッキーでした。一般的には不妊治療専門のクリニックに通い、妊娠がわかると出産を扱っている産院に転院する人が多いと思います。でも私は大学病院でそのまま出産もできるし、何より中川先生が「僕は産科もやっているからそのまま診られるよ」と言ってくださったので、ずっとお世話になることにしました。
私が暗い気持ちになったら 不妊治療は止めようと夫婦で約束
不妊治療(妊活)をする前に、旦那さん(笑撃戦隊の野村辰二さん)と決めていたことがあります。それが、「私が暗い気持ちになるようなら止めよう」ということ。でも、不妊治療をしていると、ネガティブになってしまうこともあると思います。「また生理が来ちゃった」と落ち込んでいる友だちもいたので、治療を続けるならなるべく明るい気持ちでいたい。私がへこんでしまったら治療をストップするという約束で、旦那さんにも不妊治療に協力してもらいました。赤ちゃんができなくても、夫婦二人で仲よく暮らそうねって。「この明るいママとパパのもとに、生まれてきたいな」って赤ちゃんに思ってもらえるように過ごしていました。
幸いにも、卵管を通す手術をした後に妊娠が判明しましたが、もしもここで妊娠していなかったら、不妊治療を続けるつもりでした。旦那さんが私の気持ちを優先してくれたのが嬉しかったです。妊活前から夫婦で話し合っておくことがすごく大切だと思います。
医療協力/帝京大学医学部附属病院 中川一平先生 撮影/成田由香利 ヘア&メイク/杉尾智子 取材・文/樋口由夏・たまごクラブ編集部
妊活中から妊娠判明、出産、産後まで一貫して明るく楽しく過ごすことを意識していたやしろさん。ご主人の頼もしいサポートもあり、無事2022年1月に男の子を出産し、現在は楽しく育児をされています。
『初めてのたまごクラブ』2022夏号では、やしろ優さんの妊娠判明から胎児心拍確認までのインタビューも掲載しています。
参考/『初めてのたまごクラブ』2022年夏号「ママとおなかの赤ちゃんの見通し&やることのすべて 夏編」
やしろ 優
Profile
1987年神奈川県生まれ。倖田來未さん、芦田愛菜さんなどのものまねでおなじみ。2016年、笑撃戦隊の野村辰二さんと結婚。2022年1月、男の子を出産。