【板野友美】「夫はおなかの赤ちゃんに話しかけるのは恥ずかしかったみたい…」
たまひよ新創刊アンバサダー・板野友美さんのスペシャル連載「ともちんの妊娠・出産・育児NOTE」。ここでしか読めない、妊娠・出産・育児のエピソードや、ママとしての本音もたっぷり♡ 第2回は、妊娠中期のことを振り返ってもらいました。妊娠初期に大変だったつわりのその後は…!?
妊娠中期になってもつわりで気持ち悪さが! 夫のために、鼻をつまんで料理を
―――妊娠初期はとにかくつわりが大変だったということでしたが、妊娠中期に入ってからはどうでしたか? どのように過ごしましたか?
板野さん(以下敬称略) 妊娠中期になったらつわりが治まるものだと思っていたんですが、まだ気持ち悪さが続いていました。妊娠初期のピークのときよりは落ち着いてきて、食事も少しずつ食べられるようにはなったんですが…。調子がよくて「治まったかも!」と思っても、急に気持ち悪さがやってくるから、「また気持ち悪くなったらどうしよう」と不安でした。
料理をするのもすごく大変でした。つわりのピークのときは無理だったけれど、夫にもそろそろ食事をつくらないと…とキッチンに立ち始めたんですが、野菜や調味料のにおいがダメで。生野菜を切っているときがいちばんしんどくて、ねぎを刻むときなんかは鼻をつまみながら耐えていました(笑)。
ちょうど新型コロナウイルス感染症の流行が少し落ち着いていたタイミングで、体調もよくなってきたので、たまに外に出て友人とカフェに行くのが気分転換に。家でじっとしているより、仕事をしたり、人と会っていたりするほうが、気持ち悪くなることが少ないように感じました。少し気が張ったり、気がまぎれたりするのがよかったのかも。
妊娠後期に入るまで、おなかは小さく、ぺたんこでした
―――つわりが治まってきたら、今度は食欲が出たりしませんでしたか? 反動で体重管理が大変…という声をよく聞きますが、どうでしたか?
板野 それが、全然大丈夫でした。悲しいことに、気持ち悪さが完全になくなることはなかったので、食べすぎてしまうことはありませんでした。体重が急に増えることもなく、体重管理の面では順調でした。
つわりが落ち着いたら好きなものを食べたいと思っていたけれど、妊娠中は生のお肉や、生ハムなどの加工品も食べないほうがいいと聞いて…。どちらも好きなので、我慢するのはちょっとつらかったかな。でも、「出産したら生肉食べよう!」と思いながら、赤ちゃんのために我慢しました。
妊娠中期になるとおなかが目立ってくるのかな…と思いましたが、私はおなかが全然大きくならなかったんです。妊娠後期に入るまでは、ほぼぺたんこでした。
締めつけるのはよくないと思って、安定期に入ったころからマタニティ用インナーに切り替えましたが、サイズ的には妊娠前のものでも大丈夫でした。
先輩ママたちから「おなかが大きくなる前から妊娠線予防にクリームを塗り始めたほうがいい」と聞いていたので、マタニティ用のボディクリームは塗り始めました。「ママ&キッズ」のものを使っていたのですが、のびがよくて、肌がしっとりするからお気に入りに。これは妊娠中じゃなくても、ボディケアとしておすすめのアイテムです。
夫は赤ちゃんに話しかけるのが恥ずかしかったみたい! 生まれるまではパパになる実感は少なかったかも…
―――性別がわかったときや、胎動を感じたときのエピソードは? パパは赤ちゃんに話しかけたりしていましたか?
板野 性別はなかなかわからなくて。健診では、「見えないから、ほぼ女の子でしょう」と言われ続けていましたが、生まれてみるまでは確定ではなかったんです。
実は私、本当は男の子のママになりたかったんですよ。私のまわりには男の子を育てているママが多かったので、「男の子ってなんてかわいいの~!」という気持ちがあって。でも、生まれたら、女の子もすごくかわいくて、「女の子も男の子もどっちもかわいい!そして、わが子は最高にかわいい♡」と実感中です(笑)。
胎動は、つわりでしょっちゅう胃腸が気持ち悪くなっていたこともあって、最初、腸がグルグルと動いているのかと思っていたんです。健診で、先生に「最近よく腸がグルグル動いている感じがする」と言ったら、「それ胎動ですよ」と教えてもらいました。
夫には、「おなかの赤ちゃんにも“おはよう”とか話しかけてよ」と言っていたのですが、話しかけるのはちょっと恥ずかしかったみたい。夫のまわりにはまだパパになっている友人が少なかったこともあって、生まれるまでは「パパになる」ということを実感しにくかったかもしれません。私の体はすごく心配して気づかってくれましたが、赤ちゃんに話しかけるのはハードルが高かったようです。生まれてからは、娘にもたくさん話しかけているから、2人目のときは妊娠中から話しかけてくれそうな気がします。ただ、長くて大変だったつわりがあると思うと、私がまだすぐには2人目は考えられないかも(笑)。
お気に入りのママ&キッズのマタニティスキンケア
ボディ用の「ナチュラルマーククリーム」とバスト・デコルテ用の「ビーアップホワイト」を愛用。
つわりが落ち着いて、久々におしゃれして外出!
つわりが落ち着いてきて、久々におしゃれをして外出したときの写真。ファッションはワンピースが多めでした。
花を飾ってモチベーションアップ♡
久々に外出したときに買ったお花。部屋で過ごすことが多いから、お花を飾って、モチベーションをアップ!
生肉の写真だけを見て、頑張りました(笑)
出産したら「これを食べる!!」と生肉の写真を見て、いろいろ頑張れました(笑)。
気持ち悪いときに飲んでいた胃腸薬
気持ち悪くてつらいときは、妊娠中でも飲める胃腸薬を教えてもらって飲んでいました。
※妊娠中の薬・補助薬は、医師に相談のうえ飲みましょう。
撮影/アベユキへ、スタイリング/高野夏季 ヘアメイク/平野琴恵 取材・文/渡辺有紀子、ひよこクラブ編集部
※衣装は左手のリングは板野さん私物、そのほかはすべてスタイリスト私物
安定期に入っても、気持ち悪さが続いたという板野さん。「つわりが大変すぎて、2人目は考えられない」という話、共感できる人も多いのではないでしょうか?
次回は「妊娠後期編」を予定しています。お楽しみに!
☆板野さんへの質問大募集中!
板野さんに聞きたいことを大募集中です! 妊娠・出産・育児のことや、美容・ファッションのことなど、どんなことでもOK。「どんな質問が来るのか楽しみ!たくさん答えます!」と板野さん。ぜひ気軽に応募してみてくださいね。
※掲載している情報は2022年6月現在のものです。
板野友美さん(いたのともみ)
PROFILE
1991年7月3日生まれ。2013年にAKB48を卒業後、歌手・女優として幅広く活躍。2021年1月にプロ野球・東京ヤクルトスワローズ投手の高橋奎二(たかはしけいじ)さんと結婚、2021年10月に第1子女児を出産したことを発表。