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赤ちゃんをぜんそくやアトピー性皮膚炎などのアレルギーから守る!ダニ対策

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iStock.com/OlegMalyshev

ぜんそくやアトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎など、さまざまなアレルギーにかかわるアレルゲンと言えば、ダニ。今回はダニのすみかや性質、赤ちゃんが生まれる前から取り組みたい掃除方法の具体策を、環境アレルゲンの専門家、白井秀治さんに伺いました。

今や日本の人口の約半分がアレルギーに悩む時代!

「これから赤ちゃんを迎える妊婦さんや小さな赤ちゃんを育てるママの中には、赤ちゃんのアレルギーが気がかりな人もいるのではないでしょうか? 実は「厚生労働省 健康局 がん・疾病対策課『アレルギー疾患の現状等』(平成28年)」によると、ぜんそくやアトピー性皮膚炎、花粉症を含むアレルギー性鼻炎など、なんらかのアレルギーを持つ患者は、急速に増加している傾向にあり、現代ではなんと日本の人口の約2分の1にアレルギーがあると報告されています。しかも、小児ぜんそくは、幼稚園児で19.9%、アトピー性皮膚炎は生後4ヶ月から6歳で12%前後が認められるなど、小さいうちにアレルギーを発症しているケースも多いのです」

赤ちゃんのために環境を整えておこう!

「あらためて説明すると、アレルギーとは、普通であれば、なんでもないものに対し、過剰に反応を起こす状態。原因となるものをアレルゲンと言いますが、中でも身近でポピュラーなアレルゲンが「チリダニ」と呼ばれるダニです。ちなみにチリダニは寒い冬が大の苦手。今の時期から定期的に掃除で対策すると、増えるより減るスピードが上回るので、絶好のチャンスです」

アレルギーの原因となるのはチリダニ!

「家の中からは20種類前後のダニが見つかることがありますが、ダニアレルギーの原因となるのは、『チリダニ』。
チリダニは、家の中で見つかるダニの7〜9割程度を占めています。大きさは成虫で0.3〜0.4mmくらいで、乳白色。ほとんど目に見えません。ちなみに人を刺すダニは別のダニで、刺されると、かゆくなりますが、これは虫刺されの症状の一種で、ダニアレルギーの原因にはなりません」

高温多湿が大好き♡大好物は人間の垢(あか)やフケ

「チリダニは温度20〜30度、湿度60〜80%の環境が大好きです。梅雨の時期に一気に増え、秋まで元気で、冬に数は減りますが、最近は気密性が高い住宅が多く、加湿もされていることから、一年中元気なことも。
また、大好物は人間の落とす垢やフケで、中に潜り込める暗い場所に生息しています。繁殖は早く、条件がいいと半年で数万匹にもなります!」

死骸やフンがぜんそくの発作を起こす

「生きているチリダニは大きくて、空気中に舞い上がりにくいため、人が吸い込むことはほぼありません。
しかし、チリダニの死骸やフンは軽く、ほこりとして空気中に舞い上がりやすいので、人が吸い込み、気管支の奥に入ります。それがぜんそくの発作を引き起こす原因に。ダニ対策は生きているチリダニの除去だけではなく、フンや死骸の除去も大切です」

布団にはたくさんのチリダニが生息している!

「ママやパパが使っている布団、毛布、マットレスは、チリダニのいちばんのすみかです。人が寝返りを打つだけで、空気中に浮遊するチリダニの量は8〜10倍に。布団の上げ下ろしをすると、1000倍にも増加するので、赤ちゃんが大人の布団の上に寝ている場合はもちろん、寝ていなくても注意が必要です。
また、季節の変わり目に不要な掛け布団や毛布を押し入れなどにそのまま収納すると、その間、チリダニはクロゼットや押し入れの中で爆発的に増え続けます。布団を片づけるとき・出すときには対策をしましょう」

1平方メートルにつき20秒掃除機をかける

「洗えないベッドのマットレスや洗いにくい掛け布団・敷布団・毛布などは、1週間に一度、定期的に掃除機をかけ、チリダニの数を減らしましょう。
ノズルを布団用に変えると、布を吸い込まないので、掃除機をかけるのが楽チン。ノズルは押し付けず、ゆっくり移動させましょう。
目安は1平方メートルあたり20秒。布団の表面で活動するチリダニを取り除くためには20秒必要ですが、逆にそれ以上の時間をかけても効果は同じ。寝具のカバーリング類ははずしたほうが、より効果的です。掃除機をかけると、フンや死骸が部屋中に舞い上がるので、掃除機をかけるときは、部屋の窓を二カ所以上開けるか、空気清浄機の機能を強モードにしましょう」

妊娠中は身重だし、小さな赤ちゃんがいると、掃除している時間もなかなかないし、正直、面倒…というのが、本音だと思います。ただ、赤ちゃんは、育つ環境を選べませんし、自分で部屋の管理もできません。赤ちゃんの健康を守るのはママとパパ。できる範囲でいいので、掃除に挑戦してみてくださいね。(文/江原めぐみ、たまごクラブ編集部)

■監修/環境アレルゲンinfo and care株式会社 代表取締役
東京アレルギー・呼吸器疾患研究所 環境アレルゲン班班長
白井秀治さん

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