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妊娠中に猫を飼うとおなかの赤ちゃんに影響する? 【産科医・北島米夫のニンプのお悩み相談室】

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妊娠中に猫を飼っていると、おなかの赤ちゃんに影響する? 飼い続ける場合、気をつけたほうがいいことは?

モヤモヤがスッキリ晴れる助言をくれる、と妊婦雑誌「たまごクラブ」編集部員からも信頼されている北島米夫先生が、ニンプさんのお悩みをスッキリ解決! 悩めるニンプさんの心を軽くするアドバイスをお届けします

猫を飼っているとどんな影響がある?

うちには結婚前から飼っている猫が2匹います。義理の母から「妊娠中に猫を飼っているとおなかの赤ちゃんに影響する」と言われたのですが、本当ですか? また、パパも「赤ちゃんが生まれてからも、猫がいるとアレルギーが心配」と言います。猫を飼うことの影響と対策を教えてください。(妊娠4カ月のニンプより)

トキソプラズマ症やアレルギーが心配

猫を飼っていてまず心配なのは、猫に寄生する寄生虫によって引き起こされるトキソプラズマ症です。健康な成人が感染しても症状が出ないことが多いですが、妊婦さんが初感染すると、胎盤を通しておなかの赤ちゃんに感染し、流産や死産、先天性の疾患が出てしまうことがあります。

また、生まれてからは、猫のダニが赤ちゃんのアレルギーの原因になったり、空中に舞っている毛が気管支に絡まったりすることが心配です。家族の一員としてかわいがっている猫であっても、動物ですから、赤ちゃんを引っかいたりする可能性もゼロではありません。

妊娠してから新たに猫を飼うのは避けましょう。妊娠前から飼っている猫は、それほど心配ありませんが、心配な場合はしばらく実家などで預かってもらうことを検討してみては。

猫を外に出すのは厳禁! 清潔にして生活環境を分けて

妊婦さんや赤ちゃんが猫と一緒に生活するには、いくつか注意点があります。まず、猫を外に出すのはやめましょう。外に出すと、トキソプラズマ症をはじめとする病気をもらってくる可能性があるからです。また、ふんには寄生虫の卵が排泄(はいせつ)されていることがあるので、放置せずにきちんと片づけましょう。できれば妊婦さんではなく、家族にしてもらうのがベスト。その後は、入念に手を洗ってください。

もちろん、ダニや猫の毛を排除するために、小まめに掃除することも欠かせません。とくに産後は、人間と猫の生活環境を分けることが重要です。アレルゲンとなるダニや猫の毛を赤ちゃんから遠ざけ、猫が赤ちゃんを引っかいたり、赤ちゃんがふんを手で触ったり口に入れたりしないよう注意してください。

先生から最後にひと言

トキソプラズマ症やアレルギーから
赤ちゃんを守るためきちんと対策をしましょう

イラスト/花くまゆうさく 文/たまごクラブ編集部 

監修/北島米夫先生

いかがでしたか? 北島先生の相談室は「たまごクラブ」で好評連載中です。

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