【保健師監修】里帰りしない妊婦さん必見! 知って得する産後サービ[行政編]

産後すぐは、慣れない赤ちゃんとの生活が待っています。とくに里帰りしない人は、お世話に加えて家事もひとりでしなければならないことも。
そんな忙しいママのために、今回は行政が行っている産後サービスをご紹介します! ぜひ妊娠中にチェックしておきましょう。
無料の新生児訪問は必ず受けましょう!
自治体から派遣された保健師さんや助産師さんが、ママや赤ちゃんの様子を見に、家まで来てくれる無料のサービスです。産後28日以内に受けることが望ましいとされ、産後の不安や悩みなど、なんでも相談できます。
出産したらすぐに申請を
新生児訪問は、産後ママの全員が対象です。原則として産後28日以内に受けることが望ましいとされているので、赤ちゃんが生まれたらすぐに、母子健康手帳と一緒にもらう「新生児訪問等相談申請票」(はがき)に必要事項を記入し、ポストへ投函(とうかん)しましょう。
母子健康手帳を受け取ったあとに引っ越しをした場合や、自宅ではなく里帰り先(自宅とは別の自治体)で訪問を受けたい場合は、それぞれ現在地(今住んでいる地域や里帰り先)の自治体に連絡を。
保健師(助産師)さんと日程を決める
はがきを出すと、後日保健師(助産師)さんから連絡が来るので、そこで訪問日を決めます。訪問当日は、赤ちゃんの体重を測定して成長具合をチェックしたり、ママの健康状態や家事・育児の環境を把握して、必要なサービスや相談先を案内してくれます。
「不安や悩みというというほどでも…」ということでも、とにかく何でも話してみましょう。たわいもないことを話すだけでも、すっきりして気分転換になりますよ。
家事や育児のプロによる有料サービスもあり!
各自治体では、家事や育児のプロを派遣したり、育児に関する電話相談を行っています。それぞれ有料ですが、民間サービスよりはリーズナブルなものもあるので、妊娠中にホームページなどで確認を。必要なときにすぐに連絡できるように登録まで済ませておくとGOOD!
電話相談
各自治体の「子育て支援センター」や「保健福祉センター」などが実施する、助産師や保健師による相談窓口。産後、育児の不安や赤ちゃんの体調についてなど、困ったらいつでも電話できるサービスです。窓口や受付時間などは自治体により異なるのでホームページで確認するか、問い合わせをしてみましょう。
ファミリーサポート
ファミリーサポート(自治体によって名前が異なります)は、行政が「援助を受けたい家庭」と「援助をしたい家庭」の橋渡しを行う、地域の会員制家事・育児援助制度。
たとえば、買い物など外出時の子どもを預かってもらえたり、ママの病気・休養時の援助などを行ってくれます。サービス内容は各自治体によって異なりますが、例えば都内では1時間につき800~1000円くらい。事前に登録が必要なので、妊娠中にサービス内容の確認&登録をしておきましょう。
産じょくシッター(ヘルパー)
産じょくシッター(産じょくヘルパーと呼ばれることも)とは、自治体が派遣・仲介した業者が、家事などを引き受けてくれるサービス。主に食事のしたくや洗濯、掃除、買い物、健診等の付き添いなどをしてくれます。ただし、自治体によってサービスの内容や料金は異なるので、ホームページなどで確認を。
妊娠中にいろいろ準備していても、思い通りにいかないもの。そんなときは無理をせず、産後サービスを利用しましょう。いざというときのために、妊娠中に調べておくのがおすすめです。
(文/たまごクラブ編集部)
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。
初回公開日 2017/5/23
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