安定期に入れば安心、と思いきや・・・。[妊婦のハッケン #1]
0歳の息子のお母さんをしています、わぐりです。「ハハのつぶやき」という子育てイラストをTwitterとInstagramで描いています。
息子の妊娠中は、辛いこともありましたが、妊婦になってみないと経験できないことも多く、発見にあふれていました。妊娠は十人十色ですが、この連載では、私が妊娠中に発見して面白いなーと思ったことを、色々な切り口で伝えていけたらと思っています。
安定期に入れば安心、と思いきや・・・。[妊婦のハッケン #1]
2年の不妊治療の末、ついに妊娠した私。(モヤサバ妊活連載第10回参照)でも、妊娠検査薬で陽性だったからといって、正常な妊娠かどうかは分かりません。まずは病院で胎嚢確認。さらにもう少し経つと、心拍確認。ピクピクと動く丸いものをエコーで見て、「妊娠したんだ・・・!」とやっと実感しました。
これで、当初の「ちゃんと妊娠できてるのかな、ちゃんと育たないのでは・・・」そんな不安が少しずつ減っていく・・・かと思いきや、実はそんな甘いものではありませんでした。
実際のところ、安定期に入っても、不安はなくなりませんでした。「昨日の夜から胎動がない気がする・・・」と、気になり出したら止まりません。仕事中でしたが病院に電話をかけ、事情を説明すると、「念のため今から来てください」とのこと。会社を抜け出して、涙目で病院へと急ぎました。
診てもらったら問題はなく、「大丈夫そうです、良かったですね。でも、気になったらまたいつでも来てくださいね」とのこと。診察後にまた胎動を感じて、ホッと安心すると共に、なんだか慌ててしまって恥ずかしいような気持ちに。でもでも、自分では判断できないし、何かあってからでは遅いし、しょうがないんです。
そう、自分が妊婦になってびっくりしたのは、妊娠って、ずーっと、子どもがちゃんと生きてるか心配なんだってこと。妊娠の経過が安定していても、いつ何が起こるかわからなくて、出産直前まで不安なのだと、初めて知りました。しかも、異変に気付いて病院に行くかどうか判断するのは、自分・・・。責任が重すぎて、怖い!!
ハッケンその1「妊娠中は、子どもの生死がずーっと不安だった。」
せっかくなので、分かりやすくグラフにしてみました。
妊娠前は、図の上のグラフのように、安定期に入ったら、不安はなくなってハッピーマタニティライフって感じになると思っていました。でも実際には、下のグラフのように、安定期に入っても妊娠後期になっても、ずーっとどこかに不安がある状態でした。
不妊治療をしているときは、妊婦さんってみんな幸せそうに見えました。自分がなってみたら、こんなにも不安が続くとは・・・と、驚いたのでした。
[わぐり]
2018年4月に息子を出産し、育休中の33歳。
「ハハのつぶやき」Twitter(@ninputweet)とInstagram(@ninputweet)で、妊娠中から現在の育児中までのイラストを、ほぼ毎日更新しています。
●記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
※この記事は、過去にたまひよONLINEで公開されたものです。