人には聞きづらい妊娠中のセックス、どうしてる?先輩パパデータも公開【医師監修】
妊娠期の夫婦が互いに不安を感じる「セックス」について、夫はどう対応すべきなのか、産婦人科医、飯野孝太郎先生に聞いてみました。先輩パパデータも必見です。
妊娠中の妻とセックスしても大丈夫?
体調が不安定な妊娠初期や、おなかの張りがあるなど切迫流産(せっぱくりゅうざん)・切迫早産(せっぱくそうざん)傾向、胎盤の位置異常などを診断されている場合は、セックスは控えたほうがいいでしょう。ですが、安定期に入り、妊娠経過が順調であれば “深い挿入をしない” “腹部を圧迫したり痛みを感じたりする体位はしない” などの配慮をした上で、セックスすることは基本的に問題ありません。意外と知られていないのが “コンドームの装着” が感染症の予防となること。膣からの細菌感染は切迫早産などの原因になることがあるので使用しましょう。
妊娠中はホルモンの影響で女性側の性欲が低下することもあります。相手の気持ちをきちんと確認してから行ってくださいね。
【先輩パパデータ】妻の妊娠中、セックスしていた?
上の調査データは先輩パパ59人にアンケートをとった結果です。妊娠中、セックスすることに気乗りしない妻もいますし、夫のほうも赤ちゃんに何かあったら怖いという思いがあり、セックスを控えていた夫婦が多いよう。そんな中で、下記のように日常のスキンシップを意識してとっている夫婦も多くいました。
先輩パパに聞きました「セックスの代わりにしていたスキンシップTOP3」
・1位 行ってきますのハグやチューをした
・2位 一緒におふろに入った
・3位 手をつないで寝た
※掲載している先輩パパデータは、たまひよインターネット調査(2021年11月実施)によるものです。
監修/飯野孝太郎先生 取材・文/たまごクラブ編集部
調査の結果、妻の妊娠中は体調に配慮してセックスを控えている夫が多いことがわかりました。心身が変化する妊娠期こそ、お互いが満足できるスキンシップについて、一度、夫婦で話し合ってみるといいのではないでしょうか。
参考/『初めてのたまごクラブ』2024年夏号「妻の妊娠がわかったら最初に読む本」
●記事の内容は2024年5月の情報で、現在と異なる場合があります。
『初めてのたまごクラブ』2024年夏号には飯野孝太郎先生が監修協力をした「妻の妊娠がわかったら最初に読む本」という夫のための別冊付録があります。