もっと喜んでくれたっていいじゃない!塩対応の夫にモヤモヤした妊娠初期【妊娠なめてました日記#5】
こんにちは!ひよこエッグと申します。2015年3月に娘・ひなを出産しました。
「妊娠なめてました日記」では、わたしが初めて経験した妊娠・出産のことを書いていければと思っています。
もっと喜んでくれたっていいじゃない!塩対応の夫にモヤモヤした妊娠初期[妊娠なめてました日記#5]
妊婦健診には毎回付いてきてくれたし、出産のときも立ち会ってくれた夫。「子煩悩だねぇ」と近所の人にも言われますが、妊娠発覚当初はとんでもなくそっけない態度だったんです。
ことの始まりは陽性の妊娠検査薬を初めて見せたときのこと。
「どんな反応するかな?嬉しすぎて吹っ飛んじゃうかもなぁ」と期待し、ワクワクしながら検査薬を渡すと、
無表情で検査薬を見つめたまま、ずっと無言。
やっと喋り出したかと思えば、「検査薬の見方が分からないので説明書を見せてほしい」とか「ちゃんとお医者さんに行って検査してもらわないと…」とボソボソ言うだけで、あまり嬉しくなさそう。。
「なんか思ってたんと違う!」と思い、
ことあるタイミングで気持ちを盛り上げようとしてみても、いつも塩対応です。
全く関わろうとしない夫を見て、自分一人で盛り上がっているような気がして虚しくなってしまいました。
一緒に妊娠期間を楽しみたいし、赤ちゃんのことをもっと2人で喋りたい。
そんな思いが爆発して度々衝突(攻撃)もしていましたが、結局何も解決しませんでした。
そんな夫ですが、なぜか検診には毎回ついてきてくれていました。
ある日の検診のときのこと、
いつもは寡黙な先生が「赤ちゃんね、今“いくら”位の大きさだよ。このいくらがあっという間にメロン位まで大きくなって、数年後には喋るようになるんだよ。面白いでしょ」
とエコー写真を見ながらお話してくれました。
なぜかその言葉にグッときてしまった私たち。
帰り道はいくらの話題でもちきりでした。
私「いくらが赤ちゃんになるんだね〜」
夫「そしてそのいくらがいつか反抗期になって、『パパうざい』とか言ってくるんですね…」
自分で言って自分のツボに入ったらしく、ずっと「いくらかぁ」と言って笑っていました。
はたから見たら魚卵好きの怪しい男ですが、初めて赤ちゃんのことでこんなに楽しく夫と喋れたのが、嬉しくてたまりませんでした。
夫が乗ってきてるこのチャンスを逃すまい!と思い、
「お腹の赤ちゃん、生まれてくるまでいくらちゃんって呼ぼうか」
と提案してみました。
その頃から夫の関わり方が変わってきました。
まるで今まで人見知りで喋ってくれなかった人が、心を開いてくれたときのよう。
きっと、名前をつけたことで愛着がわいてきたんだと思います。
2人の間にあった溝のようなものがスッと埋まって、ギクシャクせずに赤ちゃんのことを話せるようになりました。
妊娠初期、私の頭の中はお花畑状態でした。寝ても覚めてもお腹の中の子のことで頭がいっぱい。
それは夫も同じだろうと思い、「ねぇ、嬉しいよね!」と自分の価値観を押し付けていました。
でも夫からしてみれば、自分の身体は何も変化しないし、お腹の中に自分の子がいるって言われてもイマイチ実感がわかない。愛想笑いをするのも違うよな…ってことで塩対応せざるを得なかったのかなと思います。
そう考えると、疎外感や寂しさで戸惑っている夫の不安を払拭してあげることも大事だったな…と反省しています。
「お腹の子にニックネームつけよう」「生まれたら一緒に〇〇しようよ」
とか、どんな些細なことでもいいと思います。
楽しくなるような妄想を二人でたくさんして、少しでも多くお腹の中の子に愛着を持ってもらえたら嬉しいですよね。
[ひよこエッグ]
都内在住のワーママ。2015年3月産まれの娘と夫の3人家族。
子育ての記録をブログやインスタグラムで公開中。
ブログ:ひよこエッグつうしん
インスタグラム:@hiyokoegg11