パパが触ると赤ちゃんが沈黙!? 妊娠中期からの胎動、夫婦で感じるコツは?
さっきまで赤ちゃんが元気に動いていたのに、パパがママのおなかに触ると、ぴたっと静かになってしまう…。そんな経験をした人も多いのでは。その理由や、パパと一緒に胎動を楽しむ方法を、丸茂レディースクリニックの丸茂元三先生に教えてもらいました。
パパが胎動を感じにくい理由は?
「妊娠中期ごろ、胎動を感じ始めるママが多いですが、初めは小さな振動なので、パパもわかるようになるまでには、しばらく時間がかかります。また、赤ちゃんがまだパパに慣れていなくて、様子をうかがっていることも。おなかの赤ちゃんは、触られていることや、おなかの外の音がわかっているんです」
まだ胎動がわからなくてもコミュニケーションをとろう
「パパがまだ胎動を感じられなくても、赤ちゃんに話かけたりママのおなかに触ったりしてコミュニケーションをとっておくと、赤ちゃんもパパのことがわかるようになります。そうすると、胎動が大きくなる妊娠後期に、胎動を感じやすくなりますよ」
おすすめのコミュニケーション方法を教えていただきました。
夜、寝る前におなかに話かける
ママがリラックスしている、夜の入浴後や寝る前は、赤ちゃんも元気に動くことが多いよう。そのときに、おなかの赤ちゃんに話しかけると、だんだんパパの声に慣れて、反応してくれるようになるはず。
妊娠線ケアクリームを塗ってもらう
初めのうちは、赤ちゃんに話かけるのが気恥ずかしいかも。そんなときは、パパが妊娠線ケアを兼ねて、ママのおなかにクリームを塗りながら、やさしくおなかを触ってあげるのがおすすめ。その際に、少しずつ声かけをしてみて。
パパも胎動を感じるコツ
「妊娠後期になると、胎動が大きくなり、パパも胎動を感じられるようになるはずです。ぜひ、赤ちゃんと積極的にコミュニケーションをとって、胎動を楽しみましょう。なかなか胎動を感じられないという人向けの、赤ちゃんを感じる方法も紹介します」
あわてず騒がずそっとおなかに手をあてる
つい、胎動があると「動いた!」「今! 今!」とあわててパパに知らせてしまいがちですが、それでは赤ちゃんもびっくりしてしまいます。リラックスしているときに、そっとパパの手をおなかにあてるようにするといいでしょう。
パパの背中にママのおなかをくっつける
ママがリラックスしている就寝前の時間は、胎動を感じやすい時間帯といわれています。そのときに、パパの背中にママのおなかをくっつけてみてください。赤ちゃんがぽこぽこと動く様子を、背中で感じられるでしょう。
おなかが動いている動画を撮って見せる
仕事が忙しくて赤ちゃんと触れ合う機会が少なかったり、おなかを触ると胎動が止まってしまったりする人は、おなかが動いている様子の動画を撮ってもらいましょう。それを見れば、赤ちゃんがいることを実感できます。
なかなかパパが胎動を感じられなくても、あきらめないことが大切。赤ちゃんとたくさんコミュニケーションをとりましょう。胎動を通して、マタニティライフを夫婦で楽しんでくださいね。(文・たまごクラブ編集部)
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