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首都圏で風疹患者が急増!妊婦さんとその家族・周囲の人に知っておいてほしいこと

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Antonio_Diaz/gettyimages

風疹の感染が急増しています。国立感染症研究所の発表によると、2018年8月頃から急増し、直近1週間(8月20〜26日)では、前週の2倍となる86人の感染が報告されているそうです。
風疹は、空気感染や飛沫感染で、知らない間にうつってしまう恐れのある感染症。妊娠中、20週までに感染すると、赤ちゃんに影響が出る可能性もあります。
妊婦さんはもちろん、妊娠を考えている人とその周囲の人に、知っておいてほしいことを産婦人科医の小川隆吉先生に伺いました。

風疹とは、どんな病気?

風疹(ふうしん)は、「三日ばしか」とも呼ばれるウイルス感染症。子どもは比較的軽症で済みますが、大人がかかると症状が重くなることも珍しくありません。一方、「不顕性感染」といって、目立った症状が現れないケースもあるので注意が必要です。とくに妊娠20週までに感染してしまうと、赤ちゃんに影響する心配があるので、感染予防を徹底してください。

★主な症状  
・発熱
・発疹(大人の場合、ちょっとかゆいことも)
・首のまわりのリンパ腺が腫れる

★妊娠・出産への影響
とくに影響は報告されていません。

★赤ちゃんへの影響
妊娠20週までに感染した場合、先天性風疹症候群といって、心臓疾患や白内障、難聴などの影響が出る可能性があります。ただ、必ず発症するわけではありません。また、20週以降の感染なら、影響する心配はほとんどないでしょう。

★治療法
有効な治療薬はないのが現状です。発症した場合は、症状が治まるまでは安静にして養生を心がけます。感染が疑われたら、まずは電話で産科の主治医に相談しましょう。

風疹ワクチンのすすめ

ここ数年、20~30才で風疹にかかる人が急増しているため、抗体のない妊婦の同居家族(夫や上の子など)は、風疹ワクチンを接種するように厚生労働省からもすすめられています。

最後に、風疹については以下のように言われています。
「妊娠20週頃までの女性が風疹ウイルスに感染すると、胎児にも風疹ウイルスが感染して、眼、耳、心臓に障害をもつ先天性風疹症候群の児が生まれる可能性がある。妊娠中は風疹ワクチンの接種は受けられず、受けた後は 2 か月間妊娠を避ける必要があることから、 女性は妊娠前に 2 回の風疹ワクチンを受けておくこと、妊婦の周囲の者に対するワクチン接種を行うことが重要である。また、30~50 代の男性で風疹に罹ったことがなく、風疹ワクチンを受けていないか、あるいは接種歴が不明の場合は、早めに風疹ワクチンを受けておくことが奨められる。風疹はワクチンで予防可能な感染症である」
国立感染症研究所の報告書から、一部文言変更。

妊婦さんにはもはや、人混みに行かない、外出しない、という自己防衛しかありません。身近に妊娠中の人がいたら、風疹抗体検査や予防接種(風疹ワクチン)を受けるなど、積極的な予防を検討してください。(文・たまごクラブ編集部)

■監修:小川クリニック 院長 小川隆吉先生
日本医科大学卒業。同大学産婦人科講師、都立築地産院産婦人科医長を経て、1995年より現職。セックスカウンセラーセラピスト協会会員、日本不妊学会会員。

■参考:たまひよブックス「いつでもどこでもHAPPY妊娠・出産ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション刊)

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