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授乳中だけじゃない!断乳後も要注意の「乳腺炎」の恐怖

更新

Anetlanda/gettyimages

現在、子どもたちは中学生と小学生になるママライターのhinanohimeです。私が第1子を出産したのは、もう10年以上前29歳の時になります。2人の子どもたちは、離乳食が始まるまでほぼ母乳で育ちました。

乳腺炎だという事にも気が付かなかった初めての症状

第1子の育児の際、私にはすでに子育てをしていた先輩ママさんから聞いた程度しか、乳腺炎についての知識がありませんでした。

ある日、実家に帰省した時の事でした。体にダルさを感じたので検温すると発熱していたのですが、風邪の症状は全くありませんでした。おかしいと思い、よく考えて自身の体を観察してみると、片方の胸にゴルフボール大くらいの大きなしこりを発見しました。

しかし、当時はインターネットで気軽に調べられる世の中ではなかったので、確認するためにママ友に連絡して聞いてみると、確実に乳腺炎だということがわかり、教えて貰った通りに母乳を搾り出した後、しこり部分を冷やすと体調は回復しました。

乳腺炎再発の恐怖と、授乳中の旺盛な食欲との闘い

一度、乳腺炎を経験してからは、あの母乳を搾る時の痛みと倦怠感のある発熱の症状が恐怖になりました。ですから、ならないためにはどうしたら良いのかを、当時の余り豊富ではなかったインターネットの情報検索や、雑誌などから調べまくりました。

その結果と普段の自分の体調から、やはり直結するのは食べ物だと思いました。大好きな甘い物や油分を控えていかなければならないと解ったのですが、何せ母乳を与えると、やたらと喉が渇きおなかが空くので、その食欲と闘う事がつらかったです。

定期的に乳房マッサージを受けた、第二子の母乳育児

第1子を出産した際にも、入院中に母乳ケアがあったのですが、第2子を出産した産院には、母乳マッサージをしてくれる助産師さんがいました。1人目で、乳腺炎の痛い思いを経験していたので、施術料は高価でしたが、「あんな思いをするくらいならそれ位の費用はしかたないんじゃない」という夫の快諾を受けて、1ヶ月に一度のペースで乳房マッサージを受けました。

乳房マッサージを受けた後は、カチカチだった胸もフワフワになり、助産師さんに食事や体調面に関しての相談もできたため、費用対効果は十分にあり良かったと思っています。

断乳した後の乳房マッサージが大切!

1人目の断乳は余りにもすんなりと完了し、母乳についての詳しい知識もなかったので、そのまま何もケアをせずに終了しました。けれども2人目の断乳はスムーズにいかず、母乳の出も良かったせいもあり、断乳後胸がパンパンのカチカチな状態になってしまいました。

急遽、乳房マッサージをして頂いていた助産師さんに連絡し、ケアをして頂きました。そして、母乳をやめた後の胸のケアが大事だという事を教えて貰い、その日も溜まった母乳を搾りだす痛みに耐えながら、マッサージを終えたのでした。

母乳育児は、母親の身一つあれば赤ちゃんの食欲を満たす事ができるので、とても便利でメリットも多かったと思います。でもその反面、乳腺炎にならないように食事や体調に気を配り、卒乳・断乳をするまでは、母親が長時間赤ちゃんから離れられないという大変な部分もありました。しかし、その全てを含めて母親の母乳だけで子どもたちが大きくなっていくという摩訶不思議な現象は、私の人生の中においてとても貴重な体験だったと思っています。

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[ hinanohime * プロフィール]
中学生と小学生の子ども二人と夫の4人家族で暮らしています。保育士を8年程務めた後、退職し出産しました。自営業の夫の手伝いをしていましたが、約10年ぶりに本格的にパートに復帰しました。いずれ、保育職に復帰したいと思っている40代のママです。

■関連:頻回授乳や繰り返すおっぱいトラブル...、それって赤ちゃんの浅飲みが原因かも!?

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

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