【第2子出産体験】頑張る長女に感謝! 次女誕生で長女がより愛おしい存在に
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2人姉妹を育てるライターの“愛華”です。私が第2子を妊娠したのは33歳の時、長女は1歳4ヶ月の頃でした。出産は逆子だったので帝王切開手術でした。第1子は普通分娩だったので、初めての帝王切開手術。とても緊張しました。
生まれたての次女と長女の対面は泣く泣く断念
「麻酔の注射がすごく痛い」という口コミを見ていたので、ドキドキしていましたが、全く痛くなく拍子抜けでした。先生に話したら「そういうのは痛いと思っ人だけが書くからね」と笑っていました。麻酔が効けばあっという間。手術中もまったく痛みはなく、気がつけば産声がきこえて、次女が誕生していました。
お産のときは、長女には一時保育へ行ってもらいました。動き回る長女を待合室で待機させるのは酷だと思ったのです。帝王切開手術では、緊急時の対応のため、「家族の誰か1人、必ず待合室に待機するように」と指示を受けていました。
夫は生まれたばかりの次女と長女とを対面させたいと強く願っていましたが、仕方なく断念しました。心残りではありますが、待合室で長時間待つのは無理だったと思うので、やっぱりそれでよかったのだと思います。
一時保育利用で長女はお姉ちゃんになる下準備
出産に伴って、一時保育に長女を預けることができるようになったのですが、それが、長女の成長やお姉ちゃんになる準備を後押ししてくれたと感じています。
もともと保育園志望だったのですが、私の地域は激戦区で、特別な事情がないと一時保育も利用できませんでした。第2子の出産を機に利用できたのは私にとって、願ったり叶ったりのことでした。
一時保育を利用したことで言葉が爆発的に増え、生活習慣が身につき、同年代のお友だちと毎日遊べる環境でグングン成長しました。利用した一時保育では、0~2歳までの子が、一緒の部屋で活動することになっていました。そのこともあって、自分より小さい子が傍にいる環境に、少し慣れてくれたと思います。
赤ちゃんはどんな行動をするのか、どんなお世話が必要なのかを間近で見て、一緒に遊んだり、触れ合ったりできました。おかげで、次女を家に迎えるときも大きな混乱もなく、長女はスムーズに次女を受け入れてくれたのだと感じています。
次女のお世話をするママの傍、自力で努力する長女
次女が生まれてから毎日、長女は自分で自分のことをするように努力しています。きっとママの負担を考えてのこと。そんな長女の姿が愛おしくなります。具体的な行動を例に出すと、
●トイレの椅子を自分で出してのぼる
●自分で靴下や靴を履く
●自分でリュックを背負う
●お風呂上がりに、ママが次女の世話をする間にパジャマを自分で着る
など。
もちろん、まだやろうするけどできない部分もありますが、誰に言われるでもなく、自分からしようとしてくれるのには、本当に頼もしく感じます。次女を抱っこしたまま長女のお世話するのは、精神的にも、身体的にも負担が大きいので、とても助かります。
妹がいるからこそ見せてくれる「優しさ」に日々感動
次女が生まれ、長女が次女に優しくする姿を見られるのは毎日胸キュンな瞬間。次女が生まれたからこそ得られる感動の時間です。
次女が泣いていれば、頭をなでトントンしてくれます。オムツを替える時は、オムツやおしりふきを準備してくれます。長女の優しさを1日に何度も見られるのは次女の存在がなければないことだと思います。
次女が泣いていれば、私に「泣いているよ。だっこしてあげて」と言ってくれます。次女が生まれたとき、長女は2歳0ヶ月。まだまだ自分自身が甘えたい盛りなのに…、健気な姿に申し訳なくなることもあります。
長女の優しさに甘えてしまう部分もあり、ふと長女が我慢しすぎていないか心配にもなります。けれど、こんな新たな一面を毎日見られて、親として、とても嬉しいです。
お姉ちゃんになった長女はイヤイヤ期と赤ちゃん返りとのダブルパンチで大変なとき。長女自身もどうしたらいいのかわからないときや、やきもちをやくときも、もちろんあります。けれど、ママや赤ちゃんのために頑張ろうとする姿は、新生児以上に愛おしく感じます。そんな瞬間を見逃さず、自分自身のイライラも吹き飛ばし、長女への感謝も忘れずに、姉妹を明るく育てていきたいと思います。
[愛華 * プロフィール]
フェイシャルエステティシャンを経て34歳で2人目を出産。出産を機にライターの世界へ足を踏み入れました。日々新しいことにチャレンジしながら子育てと両立、新鮮で楽しい毎日を過ごしています。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。