「赤ちゃんの分もしっかり食べなくちゃ!」の罠。油断できない体重管理
現在4歳の長女と生後7ヶ月の長男の子育てに奮闘中のママライター、“はやし なお”です。現在は子育て中心の生活をしながら、空いた時間は在宅ワークで学生の勉強のお手伝いなどをしています。29歳で長女、33歳での長男を出産しました。
1人目の妊娠。健診で体重の増えすぎを指摘される
1人目を妊娠したときは、食べづわりに悩まされました。空腹になると気持ち悪くなってしまうので、空腹にならないよう一日中何かを口にしていました。つわりの間は、1回に食べる量もそう多くはなく、体重の増えすぎを心配することはありませんでした。
でも、つわりが落ち着いてきてからは食欲も増し、同じように食べていると、つい食べすぎてしまうようになりました。
妊娠中期に入ると2週間おきの健診となり、毎回の健診で1kgを目安に体重を増やしていいと言われていました。しかし気づけば1.5kgは余裕で超え、多いときは2週間でkg近く増えるペースに。先生に体重の増えすぎを指摘され、「このペースで増えていったら大変だよ」とお叱りを受けることもしばしばでした。
赤ちゃんの分も食べなさい! という悪魔のささやき
「赤ちゃんがおなかにいるんだから、2人分しっかり食べなさい」という言葉。言われたことがある妊婦さんも多いのではないかと思います。私もその1人でした。
実際に、私は「赤ちゃんには私が栄養を送ってあげないといけないから、しっかり食べなきゃ」と思っていました。でも妊娠が進むにつれて気がついたのは、赤ちゃんのためにとたくさん食べていたけれど、量を食べればよいということではないと気づかされたのです。
体重が増えすぎていた時期、「太りすぎていいことは1つもない」と先生に注意されたことをきっかけに、これまでの自分の食生活を深く反省しました。
それ以降は、バランスのとれた食事で、量には気をつけ、適度な運動をすることに。健康的な妊婦を意識し、最終的には、妊娠時から増えた体重は9.2㎏に抑えることができました。
体重管理に成功! 2人目妊娠から学んだこと
2人目を妊娠したときは、1人目のときの反省が活きました。出産直前の体重は妊娠当初からプラス7kg。先生からも「体重管理できていていいね」と褒められるほど。
1人目のときと比べて違っていることは、まずは食べる量。食べつわりではなかったことも大きいのですが、妊娠前より少し食べる量を増やしただけで、大幅に増やすことはしませんでした。
ただし、栄養管理の面では、1人目のときよりもむしろバランスのとれた食事をしていたと思います。というのも、上の子に合わせた食事をとっていたから。1人目のときは、つわりや不調で食事を作ることをさぼりがち。栄養のバランスなどを意識する余裕がなく食事をしていました。
ですが、2人目はそうはいきません。どんなに不調でも上の子の食事は作らなくてはならないのです。そのため毎日しっかり自炊をして食べていました。それが結果的には「理想の体重増加」、さらに「バランスのとれた食生活」につながったのだと思います。
2人の妊娠、出産を経験して感じることは、妊婦だからといって特別なことは必要ないということ。つわりなどで体調が悪く、いつもどおりの生活を送るのは難しくなるものですが、そんななかでも、なるべく意識してこれまでどおりの生活を続けることが大切だと感じました。
[ はやしなお * プロフィール]
将来の夢は保育士さんになることと言っていたほどの子ども好き。学生時代は教員免許も取得し、塾講師や家庭教師や塾講師といった仕事も長年経験してきました。今は在宅で合間時間に少しずつ仕事をしながら、子育て第一に子供たちとの時間を大切に過ごしています。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。