通勤で毎日途中下車!ツラすぎた吐き気と食べづわり&においづわり体験
3歳育児中、ライターの宮本真知です。30歳ではじめての妊娠・出産を経験しました。妊娠中つらかったことの1つに、つわりがあります。そして、3年経った今でも、その影響が尾を引いています。
通勤電車を途中下車の毎日! レモン味で切り抜けた
私がつわりを感じたのは、妊娠3ヶ月をピークにその前後トータルで2ヶ月ほどです。突然の吐き気と、いわゆる“食べづわり”で間食が増えました。
困ったのが電車です。なぜか通勤電車に乗ると、吐き気がひどくなりました。たいていは電車が混んでいて座ることができず、揺れるとよけいに気持ち悪くなりました。マタニティマークは付けていましたが、おなかがまだ目立たないので席を譲られることもなく、いつも吐き気に耐えられず途中下車しながら電車に乗っていました。
なぜかレモン味のものを口に入れると吐き気が治まったので、駅のホームでレモン味のドリンクを購入するのが習慣になりました。一口大のビスケットやあめ玉も携帯して、いざというときにはこっそり口に含んでいました。
食べないと気持ち悪い、食べ過ぎても気持ち悪い…
仕事中の“食べづわり”もシビアな問題でした。どんなときでも15時と17時にそれぞれパンを1つずつ食べないと、気持ち悪くなってしまいます。更に、食の好みが変化しました。昼食はカルボナーラしか食べられなくなりました。おやつとしてプルーンが無性に食べたくなり、常にデスクに備えていました。
チーズが異常に好きになり、小分けになっているチーズを1日で全部食べてしまうこともよくありました。しかし、ナチュラルチーズは妊娠中に食べない方が良いという話を聞き、それ以来、チーズはカルボナーラ以外泣く泣く封印しました。
夕飯だけは事情が別で、食べた後必ず吐き気に襲われました。座っているのもつらく、夕食後は横になってうなっていました。
においに敏感で部屋に入れない! においづわりに苦しむ
つわりは鼻にもきました。普段よりも嗅覚が敏感になり、耐えられないにおいが増えました。よく言われるように、私もごはんの炊けるにおいが駄目になってしまい、ごはんをよそうのは夫にお願いしていました。
更に、ものが悪くなったにおいや、カビのにおいにも強く反応するようになりました。ある朝起きると、洗面所に刺激臭が充満していて、一歩も入れなくなったことがありました。夫にそれを訴えても、「別に何のにおいもしない」とのこと。気の乗らない夫をせき立てて、洗面所のあらゆるところを調べてもらうと、一部に水漏れがあり、その下の布製品がカビているのを発見。夫に処分してもらいました。
キッチンでも少し食材が傷んでいると、そのにおいが耐えられず逃げ出してしまうほどでした。家が衛生的になったのだけは良かったです。
食べ過ぎの妊娠生活でしたが、実際に産んでみると、赤ちゃんは39週5日目、2985g、49cmの平均的な大きさでした。
意外なことは、つわりのときの食の好き嫌いが、産後3年経った今でも続いていることです。夕飯はほとんど食べられなくなり、つわりのときにもどしてしまった食品は、今も口にすることができません。「つわりのトラウマ?」と思っていますが、子どもの好き嫌をなくすため、一緒に食育にトライ中です。
■その他のママライター体験談はこちら
[宮本真知*プロフィール]
一児の母。妊娠による退職、妊娠糖尿病、20時間の出産、母乳ノイローゼ、保活に失敗と、つまずきだらけの育児を経験。今は子育てと仕事の両立に悩む日々です。悩んだからこそ、失敗したからこそ学べたことをお伝えします。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。