先輩ママたちは“内祝い”で何にこだわった?何に失敗した?使った総額は?
いただいた出産祝いのお返しとして、また、これからお世話になるご近所の方などへあいさつとして贈る内祝い。
たまごクラブでは、先輩ママ499人にアンケートをとり、内祝いにかかった総額やこだわり、失敗したことなどを調査しました。
みんなが内祝いにかける金額はどのくらい?
産後ママ412人にアンケートをとり、内祝いにかかった総額を調査。以下のような結果になりました。
ボリュームゾーンは“3万円~5万円未満”
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もっとも多かったのが、内祝いに使った総額が“3万円~5万円未満”で、19.4%。次いで、“5万円~7万円未満”が16.0%、“7~10万円未満”が13.8%となりました。中には、総額が20万円以上になった人もいて、内祝いが、産後の大きな出費であることがわかります。
先輩ママたちが、内祝いの品を選ぶ際にこだわったことは?
いただいたお祝いの半額(半返し)が目安になる内祝い。多くのママが、金額だけでなく、「相手に喜んでもらえるものを!」という思いを持って選んでいるもよう。先輩ママたちに、そのこだわりを聞きました。自分が内祝いをもらったときの経験を、いかしている人も多いようです。
贈る人の個性に合わせ品を選び、喜びUP!
●その人に合ったもの、喜びそうなものにしたくて、各人、ものを変えました。父母には、子どもの写真が入った時計、友人にはハンドクリームなどを。(岐阜県26才・産後8カ月)
●友人の好みはよくわかるので、それぞれにあったコスメを選びました。それ以外は、年齢も趣味もバラバラだから、カタログギフトに。(京都府26才・産後10カ月)
●自分が内祝いにいただいたものを、食べなかったり使わなかったりするので、ちょっと大変だけど、一人一人に合わせて、違ったものを贈りました。その結果、すごく喜んでもらうことができました。(東京都32才・産後5カ月)
食品など、“消えもの”が人気
●もらって困らないもので、自分では買わないちょっといいものを! 親せきにはビールやお米、友人や会社関係にはお菓子にしました。(東京都・産後4カ月)
●地方ではなかなか手に入らないものや、自分では食べてみたいけど、高くてなかなか買えないものを選びました。エシレやブルガリなどのスイーツです。(和歌山県・産後9カ月)
●友人への内祝いは、甘いもの好きにはお菓子、コーヒー好きにはスターバックスのカードを。(兵庫県31才・産後6カ月)
●5万円のお祝いをもらった父母には記念になるものをと、子どもの名前が入ったお酒をお返しに。3万円のお祝いをいいただいた親せきには、お米やつくだ煮など、食べて消えるものにしました。(東京都37才・産後1年)
●自分の食べておいしかったお菓子を、内祝いにしました。
(静岡県37才・産後1年5カ月)
もらった相手の気持ちも考える
●デザインに好みがある食器やタオル、香りに好き嫌いがある入浴剤は避けました。(愛知県30才・産後7カ月)
●内祝いは半返し以上。また、次に会ったときにはお菓子などを渡して、とてもうれしかったことを伝えました。ベビー服をいただいた方には、娘が着た写真を送ったりもしました。(青森県36才・産後1年3カ月)
●身内に贈るものは差が出ないように、友人には同じものを贈るなどの配慮をしました。赤ちゃんがいる人には、赤ちゃんが使えるものに。(神奈川県・産後11カ月)
●好き嫌いがあるので、キャラが入っているものは避けました。(東京都・産後5カ月)
●会社の人に渡すものは、みんなが持って帰りやすいものを考えました。(福岡県27才・産後9カ月)
“内祝い”に関する、先輩ママの失敗談を聞きたい!
先輩ママたちが、内祝いを贈る際に、「あ~失敗したな…」と思った体験談を集めました。ぜひ、反面教師にして、これから内祝いを贈る際に役立ててください。
“送料”のことも念頭において!
●内祝いの品だけでなく、送料がバカにならないと思いました。そこまで考えて、買う場所・買うものを選ぶべきです。(東京都32才・産後5カ月)
●直接、手渡ししようと自分の自宅に配送してもらったけど、結局、会えないまま日数が過ぎ、郵送することに。買ったところから送れば、送料無料だったのに…と思うと、ちょっと後悔。(静岡県36才・産後1年2カ月)
内祝いを贈る時期に関する失敗が、意外と多い
●妊娠中にリサーチしてなかったことで、産後手間取ってしまい、お返しをする時期が遅れた。(神奈川県26才・産後11カ月)
●発送されるまでどのくらい日にちがかかるかを確認せずに購入したため、かなりお礼が届くのが遅れてしまいました…。発送日の確認は必要です!(東京都34才・産後1年1カ月)
●手渡ししようと思っていたら、産後は、相手となかなか都合が合わず、渡すのが遅くなってしまいました。(静岡県32才・産後10カ月)
●通販サイトから、お菓子とギフトカタログを1人の人に送ったのですが、配送元が違うらしく、別々に届いたみたい。相手に、2回も受け取りをお願いすることになり、申し訳なかったです。(千葉県31才・産後1年5カ月)
妊娠中には気づきにくい盲点もチェック
●産後、体も回復せず、赤ちゃんとの生活も慣れない大変な時期に手配しなければならないので、私にはとてもつらかったです。妊娠中に何にするかめどをつけておいて、産後はネットの購入ボタンを押すだけにできるよう、準備しておけばよかったです…。(東京都29才・産後5カ月)
●お祝いをいただいたときに、もらったものや金額などのメモをサボると大変! その人の住所も一緒に控えておくとあとが便利です。(北海道28才・産後8カ月)
●産後は毎日が忙しく、お返しをすることができず…。結局、5カ月もたってからお返しをすることになってしまったので、妊娠中にいろいろリサーチをしておくべきでした。(東京都32才・産後1年1カ月)
●夫が、自分の友人や親せきの分は自分で品を選んで送るからと言っていたので任せていたら、ずっとほったらかし…。探そうともしていません。いまだに、お返しできていません。(東京都34才・産後2カ月)
●ネットで注文した品に、紙袋をつけてもらうのを忘れてしまいました。あとでサイズの合った感じのいい紙袋を見つけるのが大変でした…。(千葉県33才・産後9カ月)
●遠縁の親せきに日本酒をお返ししたけど、あとからビール好きと聞いて…。先にリサーチしておけばよかったと後悔しました。(三重県33才・産後1年2カ月)
内祝いに関する、先輩ママたちのリアルな体験談は参考になりましたか? 産後は、慣れない育児で大変になるので、妊娠中の今から、内祝いの品を何にするか?どのようなダンドリで贈るか?などなど、考えておいたほうがよさそうです。(文・たまごクラブ編集部)
■参考:『たまごクラブ』2019年2月号「“出産祝いのお返し”先輩ママは、何を贈った?」