予想外の4年ぶり、4人目の出産! 里帰りなしのドタバタな産後…でも幸せ
男の子3人、女の子1人の4人の子どもを育てながらライターの仕事をしている“あんこ”です。長男の入学や三男の入園という節目を前に、30歳で4年ぶりの、しかも4人目の妊娠が発覚しました。里帰り出産できない状態で、不安もたくさんありましたが、大きな問題もなく順調でホッとひと安心。さらに待望の女の子と分かり、ウキウキした気分で妊娠期間を過ごしました。
夜寝る頃に始まり、朝にはおさまる“前駆陣痛”
7月の終わりに妊娠36週を超えたときは、子どもたちは夏休みまっさかりでした。お盆の帰省もあきらめ、3人の子どもたちを連れての妊婦健診やお母さん教室への参加、入院準備などで大忙しの毎日でした。
そして、お盆を過ぎたころから、夜寝るころになると下腹部がきゅーっと痛むようになってきたのです。
長男より次男の方が、次男より三男の方が予定日より早く生まれているので、「4人目はもっと早いかもしれない」という気持ちが頭のどこかにありました。
「このまま夜中に陣痛が始まってしまうのかも」という不安な気持ちのまま、眠りについていました。しかし、朝にはすっかり痛みがおさまり、残念なようなほっとしたような複雑な気持ち。そんな日が、2~3日続きました。
生まれると思ったのに…。おさまってしまった陣痛
夕方、いつもより早く痛みを感じたため、産院へ電話し相談しました。診察してもらうと子宮口が3cm開いているとのこと。そのまま入院することになり、陣痛室へ。
「もっと痛くなったらナースコールを」と言われ、そのまま痛みが強くなるんだろうと思いながら仮眠…のつもりが朝までぐっすり眠ってしまいました。そして、痛みも引いていたのです。
家族は「もう生まれた?」と聞いてくるし、義母も見に来るといういたたまれない状況に。
先生と相談し、促進剤を飲むことになりました。それでも痛みは強くなるものの強い痛みはこず、あせりがつのる一方。
さらに夜の診察では子宮口4cmで「一旦帰りますか?」と先生に言われる始末。「明日帰ります」と伝え、なんだか悲しい気持ちになりました。
破水そして陣痛が! 始まったらあっという間の出産
その日の夜中の0時。急に目が覚め、おなかに違和感を覚えました。寝返りをうったとき、突然の破水! その後ついに陣痛が…!
それから2時間を過ぎたあたりで5分間隔の陣痛になり、ついに分娩台へ。やっとの思いで分娩台へはい上がり、「もういきみをがまんしなくていいよ」と言われました。
いきみましたが、助産師さんに「反り返ったらだめ、赤ちゃんが苦しいんだよ」と教わり、4年ぶりの出産で、いきみ方もすっかり忘れているんだなと感じました。
次の痛みで体をまるめるようにいきんだ途端、赤ちゃんの頭がでて、無事に生まれました! 助産師さんからも「やっぱり4人目は早いね」と言われたほど。産声を聞いた瞬間、やっと会えた感動で涙がでました。
4人目育児。退院しても休めない日々で過労状態に
黄疸が少し強かったのですが、一緒に退院できることになりました。
里帰り出産ができなかったので、退院したその日から家事をしなくてはいけませんでした。
義母が買い物は手伝ってくれたのですが、料理や掃除など、入院中にためこんだ家事もこなさないといけず…。
赤ちゃんを沐浴させようと下を向くだけで、忙しさと疲れで激しい頭痛が。夜も授乳で何度も起きるので、なかなか休めず、退院3日目で発熱してしまいました。
産後1週間はその状態が続き大変な日々でしたが、夫や子どもの助けもあり、体力も徐々に回復し、元のように動けるようになっていきました。
娘は妊娠39週目のとき、身長46cm、体重2720gで生まれました。お兄ちゃんたちも妹をかわいがってくれ、まるでお姫さまのような扱いです。4人目の出産や、その後の家事・育児は大変でしたが、毎日少しずつ大きくなる子どもたちの姿を見ながら、幸せな気持ちでいっぱいの生活を送っています。
[あんこ * プロフィール]
韓国人の夫と4人の子ども、家族6人で毎日楽しく暮らしています。在宅ワークをしながら、苦手な家事や育児も奮闘中です。今は3歳の末っ子にメロメロ&癒されながら過ごしています。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。