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自宅トイレで大量出血…。「2度と経験したくない!」私の壮絶な流産体験

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胃の痛みを持つ若い女性が自宅のベッドの上にあります。
Anatoliy Sizov/gettyimages

ライターの“まにゃさん”です。現在、在宅のコールセンターでSV(スーパーバイザー)をしながら、執筆をしています。30歳で第1子を出産しました。35歳で念願の第2子を授かりましたが、流産してしまいました。そんな私の流産体験をお話します。

5年ぶりの妊娠! 「嬉しいけれど複雑…」の理由

結婚してすぐに妊娠し、第1子を出産。当時は、「2、3年後には第2子ができるだろう」と軽く考えていました。しかしその間、予想外のことがいろいろと起きてしまいました。夫の体調不良、休職、一時的な別居などなど。

そしてふと気がつくと、5年がたっていました。まわりのママ友は当たり前のように第2子、第3子を出産。にぎやかになっていく周囲を横目で見ながら、「私は、この先もずっと長男と夫の3人家族なのかな…」と寂しく思っていました。

そんなとき今回の妊娠が発覚。もちろん望んでいた妊娠なのですが、複雑な事情もありました。このころ夫の体調が再び悪化。家庭内の雰囲気は、しばし最悪に…。そんなわけで、妊娠の嬉しさはあっても、どこか気持ちは複雑でした。正直微妙なタイミングでの妊娠発覚だったのです。

心拍確定後、安心していたころにまさかの流産宣告

長男のときは、私の実家近くの病院で出産しました。でも、引っ越ししたこともあり、今回は夫の実家近くの病院での出産を予定していました。さっそく通院を開始すると、2回目の診察で心拍確定。ちょうど夫の体調が落ち着いてきた時期でもあったため、第2子を授かった喜びをかみしめていました。平和な4人家族のイメージ思い描いては、じわじわと幸せを感じる毎日でした。

ところが、妊娠8週目の診察で、医師から思いがけないことを告げられたのです。「心拍停止。赤ちゃんが成長していない」という先生の一言。本当に思いもよらない結果に、診察中、頭が真っ白になりました。

医師からすぐに流産の可能性があるという説明を受け、私は「家族と話をしてから手術の日を決めます」と、必死に涙をこらえて答えるのが精いっぱいでした。ときが止まったまま診察室をあとにした出来事は、いまでも鮮明に覚えています。

手術の日を前にして、自宅トイレにて完全流産

最初の宣告から1週間後、もう1度内診をして流産が確定しました。週末をはさんだ3日後に流産手術予定となりました。「その間に、もしかしたらおなかの激しい痛みや出血があるかもしれないので、そのときはすぐに連絡をしてきてください」とのこと。「ただでさえ、絶望と悲しみでどん底のこの状態で激しい痛みが来たら、果たして耐えられるか?」と、不安でいっぱいになりました。

そんな矢先に、その激痛がやってきてしまったのです! 

まさに手術を次の日迎えようとした夜から、ちくちくしたおなかの痛みが始まり、次第にその痛みが大きくなりました。「これはまさか陣痛のようなものか?」と思うほどの痛みで、何度も何度もトイレにかけこみました。そして大量の出血とともに、気がつけば自宅トイレにて完全流産。

手術予定の日の朝、病院へ直行すると「案の定すでに完全に流れていた」ということでした。おかげで、手術はせずにすみました。しかし心も体もぼろぼろになるくらい、悲しみでいっぱいでした。2度とこのような経験はしたくないです。

待望の第2子をまさかの流産。流産経験のある方は周囲にも少なくはありません。でも、いざ自分が体験してみて初めて、「みんなどれだけつらくどれだけ大変な思いをしていたか」ということを実感しました。一方で、流産の経験はつらいことだけではありませんでした。ママ友や、家族、病院の医師や看護師さん。多くの方々からの、たくさんの励ましの言葉によって、何とか乗り越えられることができたことに感謝しています。「次こそは健康な赤ちゃんを産むんだ!」という意気込みもでてきました。その意味でも「今回の経験は自分にとってプラスの経験になったな」と今は思っています。

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[まにゃさん * プロフィール]
在宅でコールセンターのSVや事務のお仕事をしています。5歳の息子と夫の3人家族。念願の2人目を最近流産してしまい、しばらくブルーでしたが、また立ち直って現在妊活中のワーママです!

■関連:流産の基礎知識。その症状と原因と予防法

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

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