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実母と義母の“幸せ初孫フィーバー”。2人の母に支えられて感謝でいっぱい!

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kuppa_rock/gettyimages

一人娘をもつ母で、主婦ライターのumeです。妊娠したのは27歳の時です。結婚後、共働きしながら夫婦2人の暮らしを楽しんでいましたが、3年目に入りそろそろ子どもが欲しいと望んで間もなく、妊娠が判明しました。

実母と義母、妊娠を知らせた時のそれぞれの反応は

それぞれの親元に知らせたところ、母たちの反応は異なるものでした。まず実家に電話して「おめでたかも知れない」と告げると、母は「えーっ誰が?」という返事です。仕事が楽しくて残業も苦にならず、結婚後もペースを落とさず働く私を見ていたためか、すぐにはピンと来ないようでした。

一方、孫の誕生を待ち望んでいた義母は、大喜びして俄然張り切り始めました。

泊まり込みで、妊婦健診に毎回付き添ってくれた義母

夫の両親は、電車で二時間ほど離れたところに住んでいました。妊婦健診の際、当時は時間予約の仕組みはなく先着順だったため、待ち時間が長くて大変でした。義母はいつも前日から我が家に来て泊まり、翌朝は5時に起きて一人タクシーで病院へ行き、診察の順番取りをしてくれました。

お陰で私は診察開始時間に行けばよく、診察はいつも1番目か2番目でした。さすがに申し訳なくて、安定期に入ると「一人で行けるから大丈夫です」と言いましたが聞き入れてくれません。

専業主婦の義母にとっては、「きっとうちに来るのが楽しみなんだろうな」と甘えることにしました。義母はというと、同じように順番取りに来る他のおばあちゃんと仲良くなり、おしゃべりしながら待っていてくれました。

また、義母は孫のいるお友だちに聞いて“出産準備リスト”をつくり、ベビー布団やおむつ、新生児用肌着など、当面必要なものを買い揃えてくれました。妊娠中期に入院し、動けない時期もあったので助かりました。

「自分で揃えたかったな」と少し思いましたが、これから赤ちゃんの成長に応じてベビー服など次々買い足すことになるし、最初は任せてしまおうと思いました。

産後は実家に里帰り、働きながら面倒を見てくれた母

実家までは車で20分ほどの距離でした。働いている母は当時、休みは週に1日だけ。その貴重な休日を使って食材を届けてくれたり、安産祈願で有名なお寺に腹帯を貰いに行ってくれたりしました。

出産後は実家に里帰りして、しばらくお世話になりました。夜中のおむつ替えを手伝ってくれていた時のことです。第二弾のうんちが、なんと“母を直撃!”うんちまみれになった母は大爆笑し、私もつられて笑ってしまいました。

布団もシーツも総取り換えする事態になりましたが、明け方までかかって全てを洗濯し干し終えてから、ほとんど寝ずに出勤していく母の姿に頭が下がりました。

産着や雛人形も実家で購入してもらい、母は「この子が災難を逃れ健やかに育つように」という思いを語ってくれました。御所車の柄が美しい産着は、お宮参りの後は3歳の七五三でも着せました。初節句では義両親も招いてお祝いしました。

以来、立春が過ぎると必ず雛人形を出して大事に飾り、ひな祭りをするのが毎年の恒例行事です。

おばあちゃんになる方も、実は不安でいっぱいだった

里帰りして1ヶ月経ち、そろそろ自宅に戻ろうとした時のこと。母の休日に合わせて帰るつもりだったのに、義母は「その日は仏滅だからダメ、大安の日にしなさい」と言い張ります。結局折れて言われた日に戻ると、「ここまで無事にこられて良かった」と、義母は心底ほっとしたようでした。

思えば妊娠途中での入院・手術を経て、予定日を過ぎてやっと生まれた初孫でした。義母もずっと不安だったのでは…。今ならその気持ちも理解できる気がします。

実母と義母は同い年です。社交的で世話好き、段取り上手と共通点の多い2人。「少しは私を信用してほしいのに」と思うこともありましたが、母たちも一生懸命に関わる中で、おばあちゃんになっていったのでしょう。一緒に歩いてくれた2人に感謝しています。

娘も大きくなり、私は当時の母たちと同じ位の年齢になりました。この先もし娘に赤ちゃんができたとしても、果たして自分は実母のように明るくたくましく、義母のように献身的に助けてやれるだろうかと思います。老いて今もなお元気なおばあちゃんたち。初孫が生まれた時の事はよく覚えていて、思い出話をしては笑顔を見せてくれます。

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[ume*プロフィール]
夫と1人娘の3人家族を支える主婦。趣味はテニス・ドライブ・旅行・読書です。猫も大好きで、GWには看板猫のいるペンションに泊まってきました。いつか瀬戸内海の猫島(青島)を訪れて、猫まみれになってみたいと思っています。

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

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