【専門家監修】「共働きなのに貯まらない」を打破したい ファイナンシャルプランナーに聞く
「共働きなのになぜかお金が貯まらない」という方は少なくないはず。その理由は、実は使途不明金にあった!?
将来に備え、無理なく確実にお金を貯めるノウハウを、お金のプロ・ファイナンシャルプランナーの畠中雅子先生に聞きました。
勤め先に財形貯蓄制度があれば、迷わずに利用しましょう
新しい家族を迎えることで、「ちゃんと貯蓄しなくちゃ!」と思うご家庭は多いはず。そのためには、給与天引きで貯められたり、銀行口座からの自動引き落としで貯められる方法を選択するのがおすすめです。
勤め先に制度があれば、財形貯蓄を利用して貯めてはいかがでしょうか。
財形貯蓄には、使途に制限のない「一般財形貯蓄」のほか、マイホーム取得のために積み立てる「財形住宅貯蓄」、老後資金準備の「財形年金貯蓄」の3 種類があります。
賃貸住まいの方は、一般財形貯蓄と財形住宅貯蓄を併用して行うとよいでしょう。財形住宅貯蓄は550万円になるまでは、利息に課税されずに積み立てられるほか、低金利の住宅融資が受けられるメリットもあります。現在(2019年12月末まで)の金利は0.53、あるいは0.65% と低いうえに、18才以下のお子さんがいると、借り入れ当初5年間は金利を0.2%引き下げてくれます(※) 。マイホームを購入して財形住宅貯蓄を払い出したら、老後のために財形年金貯蓄を始めましょう。
※2020年3月までの申し込みが対象ですが、過去にも制度は更新されているので、今後も更新の見込みあり。
生活口座から資金移動するネット銀行のサービス利用も
会社に財形制度がなかったり、自営業のご家庭では、給与などが振り込まれる銀行口座から、ネット銀行の普通預金口座に資金を移動してくれる「定額自動入金サービス」を利用してはいかがでしょうか。
これは住信SBIネット銀行やソニー銀行、じぶん銀行、ジャパンネット銀行などで行っているサービスで、1万円以上1000円単位の好きな金額を、毎月5日や27日など、自分が指定した日に銀行口座から引き落として、ネット銀行の普通預金口座に自動的に入金してくれます。
一度手続きをすれば、手間をかけずに毎月一定額が貯められます。
またどの銀行も、随時キャンペーンを行っています。普通預金に預けたままにせず、定期預金の金利上乗せキャンペーンのときには、普通預金から預け替えるなど、より有利に貯めましょう。預け替えは、スマホの操作で簡単にできます。
貯まりやすい貯蓄のポイントをまとめると
1 会社に財形制度があれば、一般財形貯蓄+財形住宅貯蓄で貯める
2 財形制度がなければ、ネット銀行の定額自動入金サービスを利用する
3 マイホームを購入するなら、低金利でローンが組める財形住宅貯蓄が便利
少しずつでもぜひはじめてみてくださいね。
(文・たまごクラブ編集部)
■掲載の情報は2019年11月時点のものです。以後変更になる場合がありますのでご注意ください。
初回公開日 2019/12/28
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