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【専門家監修】ああ教育費。低学年のうちに確実に貯める仕組みを作るをプロに聞く

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marchmeena29/gettyimages

子どもの大学費用について、まだまだ先の話と思っているご家庭は少なくないはず。
でも、教育費を上手に貯めるには、子どもが小さいうちに学費の基礎を作るのが大切です。気になる教育費についてのノウハウを、お金のプロ・ファイナンシャルプランナーの畠中雅子先生に聞きました。

教育費の最大の貯めどきは、「赤ちゃん時代」と「小学校低学年」

最初に答えを言いますと、教育費の貯めどきは「小学校低学年まで」です。小学校低学年までは家計が楽な時期なので、教育費がいちばんかかる大学を見据えた準備をしたいところです。
2019年10月からは幼児教育・保育の(3才児から5才児)の無償化が加わり、今までよりも幼稚園代や保育料などの負担が軽くなっています。
家計が楽になった分が習い事代にまわっているご家庭もありそうですが、小学校低学年までが貯めどきと心得て、将来の教育資金を準備しましょう。
 ところが、家計診断をしていると「大学の学費は奨学金を借りるつもり」というママもチラホラ。
「借りている人がたくさんいるから、ウチも」と考えるママもいるようですが、その考え方はおすすめしません。
奨学金の返済そのものに苦しんでいたり、結婚資金やマイホーム資金を貯める際に奨学金の返済が邪魔をするなど、お子さん自身の生活設計を厳しくしている現実を、私は数えきれないくらい見てきているからです。
小学校低学年までの中でも、とくに赤ちゃん時代は最大の貯めどきに当たるので、妊娠中に家計を見直して、最低でも月収の10%は貯蓄ができるように準備しましょう。

児童手当+学資保険で、大学時代の教育資金を貯める

ここからは具体的な貯め方をご紹介します。
教育資金の貯め方として、児童手当には手をつけずに貯めるのが大原則! 
児童手当は、お子さんが生まれた翌月分から支給される子育て手当。所得制限以下の家庭の第1子と第2子は、3 才の誕生月まで月1万5000円が、その後は中学を卒業するまで月1 万円が支給されます。
中学を卒業するまでの支給総額は約200万円になり、手をつけずに貯めたいお金です。
児童手当に加えて、学資保険にも加入しましょう。
学資保険は、大学時代の教育費を貯める目的で加入する保険。契約者に万が一のことがあった場合、以降は保険料を払わずに、学資金が受け取れる保障性もあります。
学資保険では、大学の入学時期に備えて、学資金が合計200万円くらいもらえる設計にするのがおすすめ。10才で払い込みが終わるプランを選択すると、10才以降はそれまで払っていた保険料を、塾代に充てられます。

教育費の貯めどきのポイントをまとめると
1 赤ちゃん時代と小学校低学年のときが教育資金の2 大貯めどき
2 児童手当は全額貯蓄に回し、学資保険で200万円の上乗せを
3 奨学金はできる限り当てにせず、赤ちゃん時代からコツコツ準備する

の3つ。ぜひ検討してみてください。

(文・たまごクラブ編集部)

■掲載の情報は2019年11月時点のものです。以後変更になる場合がありますのでご注意ください。

監修/畠中雅子 先生

初回公開日 2020/01/09

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