【専門家監修】おけいこごとはいつから?どのくらいお金をかける?
出産後、育児に慣れてくると、気になるのが、ほかのおうちの‟おけいこ事“事情。
費用やはじめる時期についての目安・検討事項などを、お金のプロ・ファイナンシャルプランナーの畠中雅子先生に聞きました。
周囲に流されるのではなく楽しんで続けられる、おけいこ事に絞る
最近の傾向として、ベビースイミングや幼児教室などのおけいこ事に、0才から通わせる家庭が増えているようです。
お友だちがおけいこ事に通う姿を目にすると、「うちも始めないと!」と思うかもしれません。でも、あせらないで。
早期教育だけで、お子さんの学力や能力が決まるわけではないからです。
おけいこ事について考える際、大切なのは「子どもが楽しんで続けられるおけいこ事に絞る」こと。
逆に避けたいのは、「みんなが通っているから、うちも… 」と流されること。ママ友に誘われて始めると「辞めづらい」のも問題です。
0〜1才だと、子どもがやりたいのではなく、親がやらせたいおけいこ事を選ぶことに。子どもが楽しんで続けられるおけいこ事を見つけるには、あせらず、2〜3才くらいから始めるのがおすすめです。
ある調査ではおけいこ事の年間費用が 15 万5000円にもなっている!
次はおけいこ事にかかるお金についてです。
アクサダイレクト生命が2018年に発表した「第5回子どものおけいこ事に関する調査」によると、0〜9才の子を持つ家庭がおけいこ事にかけている費用は、年間約15万5000円。
ひと月に直すと約1万3000円で、家計的に楽な負担ではありません。
人気のおけいこ事1位は水泳。2位に英語・英会話・ピアノが続きます。
また、2020年から英語とプログラミングが小学校の必須科目になることに備えて、英語はもちろん、プログラミングの教室に通うお子さんも増えているようです。
とはいえ、おけいこ代は親がコントロールできるお金。
「させる選択」も「させない選択」も親次第なのです。家計を考えると、おけいこ事の費用は月額1万円以内が理想なので、覚えておきましょう。
なお、費用を抑えながらお子さんにいろいろな体験をさせるには、地域のイベントやサークルに参加するのもおすすめ。
自治体の広報誌にはイベント情報や子育てサークルの情報が載っています。また、警察署で空手や柔道などを教えてもらえるケースも。
妊娠中の今から、費用負担の少ないおけいこ事を調べてみるといいでしょう。
おけいこ事のポイントをまとめると
1 おけいこ事は、0 才から始めなくてもOK。2 〜3 才から始めることを検討して
2 おけいこ事費用の平均額は月に1万3000 円程度。家計的には楽ではない負担になっている
3 自治体や警察署などで行っている、
安価なイベントやおけいこ事を探すのも手かもしれません。
(文・たまごクラブ編集部)
■掲載の情報は2019年11月時点のものです。以後変更になる場合がありますのでご注意ください。
初回公開日 2020/01/14
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