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子どもの習い事どうやって決める?家計を考えた賢い選び方

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屋内プールで子供の水泳レッスンを与える水の女性コーチ
monkeybusinessimages/gettyimages

入園や入学を機に「子どもに習い事をさせたいけれど、どうやって選んだらいいのかしら?」こんなお悩みを持つママも多いでしょう。特に、周りのママから習い事を始めたという話を聞くと「うちもそろそろ始めなきゃ」と焦る気持ちが出てくるかもしれません。そこで今回は、子どもの習い事を選ぶコツや家計への影響を抑える選び方について、ファイナンシャル・プランナーの前佛 朋子さんに聞きました。

前佛 朋子(ぜんぶつ ともこ)
・ファイナンシャル・プランナー (CFP®認定者)、ライター、整理収納アドバイザー
家計コンサルティングZEN 代表
家計見直しと暮らしの整え方を伝える相談室

ライターとして活動していたが、お金の使い方を整える大切さに気付き、ファイナンシャル・プランナーとなる。お金と暮らしの整え方を伝授して不安を安心に変えるサポートを行っている家計見直し、お金の整理、ライフプラン、遠距離介護などの相談も受けている。

子どもの習い事を選ぶコツ

子どもには楽しく教室へ通ってもらいたい、せっかく始めるのなら長く続けてもらいたいと思うのが親心ですね。習い事をスタートする際におすすめしたいのが、習い事の「体験教室」です。子どもが興味を持ちそうな教室を体験させてみて、そのうえで子どもが「やりたい!」と言えば、習い事として本格的に通い始めるのがいいでしょう。また、親がぜひ習わせたいと思う習い事もあるでしょう。その場合も、まずは体験教室で様子を見てからのほうが長続きするかもしれません。
習い事の体験教室は幼稚園に通い始めるくらいの年齢から増えてくるので、情報をチェックしてみましょう。

もう1つ、習い事を選ぶ際の考え方として、小学校の授業に取り入れられているものを選ぶのもいいでしょう。たとえば、体育で実施される水泳や、小学校で必修化が進む英語やプログラミング教育などです。もちろん小学校の授業だけでも知識はついていきますが、教室へ通って慣れておくことで本人の自信につながるかもしれません。またすでに小学生であれば、授業をきっかけにより興味を持つお子さんも出てくるのではないでしょうか。そうなれば習い事として専門の教室で学ぶのも1つの考え方です。

習い事にはどれくらいの費用をかけたらいい?

「他の家では子どもの習い事にどれくらいのお金をかけているのかしら?」これはとても気になりますよね。そこで、文部科学省が公表している「平成30年度子供の学習費調査」から、習い事にかけている費用の年間平均額を見てみましょう。

5歳と小学1年生を比べると、習い事にかける費用がぐっと増えているのがわかります。つまり、小学校に入学するのを機に習い事を始めるご家庭が多くなるということですね。では、1ヶ月ではどれくらいの費用をかけているのでしょうか。公立の学校へ通う小学1年生の場合で見てみましょう。ピアノなどの芸術関連の習い事では3,206円(年間38,472円)、スポーツ関連の習い事では4,289円(年間51,478円)英会話など教養関連の習い事では3,357円(年間40,289円)となっています。公立と私立でお金のかけ方に差があることから、経済的に余裕があるご家庭では、複数の教室に通うなど習い事にかける費用が増える傾向にあるのですね。

ただし、これらはあくまでも調査結果から見えてきた習い事にかける費用の平均額です。習い事をしなくても、伸び伸びと遊ぶことで体力や知的好奇心を身に付けることもできるでしょう。日頃の子どもの様子を見て伸ばしたい能力があれば、教室に通わせてそのチカラを養ってもあげてもいいのです。できるだけ子どもの好奇心や興味、好きという気持ちを尊重して習い事を選んであげましょう。

家計に無理なく習い事をさせるには

子どもに習い事をさせるとき、忘れてはならないのが家計への影響です。いくつも習い事を掛け持ちすることで家計を圧迫してしまったら元も子もありません。習い事は家計とのバランスを考えて、無理のない範囲内に収めたいものです。そのためにも、子どもに習い事をさせるときは家計の状況を確認して、毎月いくらまでなら習い事にお金をかけられるか予算の上限を見極めましょう。予算内でおさまるようにすれば、金銭的な心配もなく、気持ちに余裕を持って習い事をするお子さんを見守ることができます。

お金をかけずに習い事を楽しむ方法

予算は少ないけれどどうしても習い事をさせてあげたい場合もあるでしょう。そんなとき注目したいのが、公民館や体育館などで開かれる自治体主催の教室です。民間の教室に比べて安く受講できるのがうれしいところ。自治体の広報誌やホームぺージなどで案内をチェックしてみましょう。ほかにも、通っている幼稚園や保育園で教室を開催する場合もありますので、園に聞いてみてもいいですね。

オンライン講座や通信講座も選択肢に入れてみて

また、比較的安い価格で習い事を始められるものに、オンライン教室や通信講座があります。オンライン講座といえば英会話がよく知られていますが、最近ではピアノなど音楽のレッスンやプログラミングにもオンライン講座が出てきています。
通信講座では、毎月テキストや付録が届き、子どもが興味を持ちながら学べるのが特徴です。子どもの発育に合わせた教材が届くので、年齢に応じた能力を伸ばすことができるでしょう。

子どもの習い事は、長く、そして楽しみながら続けられるものを選びたいですね。それには、家計のやりくり力が必要です。習い事も探せば月謝を抑えられる教室がみつかります。広報誌やネットを活用して情報を集めてみてください。

大前提として、家計に無理のない範囲内で習い事をさせることが重要です。いくらまでなら習い事にお金をかけてもいいのか、家計とのバランスをチェックするようにしましょう。今は費用をかけなくてもできる習い事が増えています。常に情報のアンテナを立てて、体験教室なども上手に活用し、家計に優しい習い事を選んでみてはいかがでしょうか。

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