【専門家監修】学資保険の選び方のコツ! 非課税になるメリットも!?
わが子の将来を考えて加入する「学資保険」は、比較的時間に余裕がある妊娠中から検討するのがおすすめ。
選ぶポイントになる貯蓄性と払込期間についてお金のプロ・ファイナンシャルプランナーの畠中雅子先生に聞きました。
大学入学費用は 学資保険を活用しましょう
学資保険は、主に大学時代の学費を貯める目的で加入する保険で、月払いや年払いなどで保険料を払うと、18才などから学資金を受け取れます。
満期時期や学資金の受け取り開始時期まで、保険料を支払うのが一般的ですが、子どもが10才や12才までなど、満期よりも早い年齢で払い込みを終えられるタイプもあります。
またどの学資保険も、加入時に一括で保険料を支払うことができます。
学資保険には出産予定日の140日前から加入が可能。産後は忙しくなるので、加入予定なら、ぜひ妊娠中に検討をしましょう。
比較して、できるだけ貯蓄性の高い 学資保険に加入を
学資保険は教育費を貯める目的で加入する保険なので、払った保険料に対して、できるだけ多くの学資金を受け取れる、貯蓄性の高いものが望ましいです。
昨今の低金利で、学資保険の貯蓄性は下がっているものの、預金より貯蓄性が高い学資保険はいくつもあります。つまり、預金より効率的に教育費を貯めることが可能なのです。
たとえば、保険料総額(支払い)が200万円で学資金総額(受け取り)も200万円だとすると、200万円÷200万円=1倍、保険料総額が200万円で学資金総額が220万円であれば、220万円÷200万円=1.1倍。この倍率が高い学資保険を探すのが、ポイントなのです。
ちなみに、各学資保険の資料では、この倍率に100をかけ「返戻率(へんれいりつ)」というパーセンテージで表されていることが多くなっています。
また預金では、利息に20.315%の税金がかかりますが、学資保険は1年間( 1 ~12月)の利益が50万円以下なら、非課税になるメリットも。
この利益とは、受け取った学資金から保険料額を引いた金額のことですが、学資保険だけで課税されることは珍しく、まず非課税になると思っていいでしょう。
また、可能なら、子どもが10才や12才になるまでなどの短期間で保険料の支払いを終えるのがおすすめ。
支払う期間が短いと、月々の保険料は高くなりますが、貯蓄性がアップします。また、塾代などの負担が重くなる前に保険料の支払いが終わる安心感もあります。
そして、保険料を払い終えたあとは、保険料として支払っていた分を月々貯蓄するようにしましょう。
学資保険の選び方のポイントをまとめると以下の3つになります。
1 貯蓄性の高い学資保険を選んで学資金総額200万円を目安に加入
2 学資保険から受け取る学資金は税金がかからないメリットもある
3 10才や12才で払い込みを終えられる短期払いのプランがおすすめ
(文・たまごクラブ編集部)
■掲載の情報は2019年11月時点のものです。以後変更になる場合がありますのでご注意ください。
初回公開日 2020/01/15
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